表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
33/76

32話:天使再び

ズズズズズズッ……


ブラックホールが徐々に、こちらに近づいてきた!

あんなの喰らったら……

流石に死ぬ!!!


「梨花さん……私、また、あの力を使います……!」


イヴちゃん…

まさか……


「でも、あれは世界の魔力の1%使うから、連発できないって……!」

「2%減ったぐらいでは、世界は崩壊しないと思います。それに、ここで全員が死ぬよりはマシです!」

「それはそうだけど……でも、あれはイヴちゃんにも相当な負荷が!」

「いいんです……。梨花さん、私を信じてください!」

「わかった……」


イヴちゃんが詠唱し始めた!


「この身…魔力と共にあり……」

「あ!あの力は使わせないよ♪」


まずい!ラブがムチでイヴちゃんを攻撃しようとしてる!


「ウィンドスラッシュ!!!」


私はギリギリでイヴちゃんを守った!


「イヴちゃん!!!」

「この身を魔力とし…魔力の輪廻に…全てを捧げよう……!」


強い光が周りを包み込んだ!


「イヴ…また私を呼び出したのですね……」

「あなたは……」

「ああ、あなた達には自己紹介が遅れましたね。私は魔力の天使マリネファス……」

「あなたなら、あのブラックホールを止めることができるの?」

「ええ……ただ、あれを止めることは出来ます。ただ…イヴが捧げてくれた魔力の量が少なかったので……あれを止めて、あの2人に一回だけダメージを与えたら、私は力尽きます。」

「一回だけ……」

「いいですか、梨花、にゃも助……チャンスは一回だけ……。この一回で、あの2人を同時にやりましょう。」

「はい!」

「はいニャ!」


ブラックホールが、もうすぐ落ちてきそう!


「召喚魔法:天ノ盾」


ドゴォォォン!!!


私達の前に巨大な光の盾がたった!


ブゥゥゥゥゥゥゥン……


盾とブラックホールがぶつかり合った!


「梨花!剣に最大の魔力をためなさい!」

「はい!」

「にゃも助!今、あなたが持っている全ての魔力で、光属性魔法を!」

「ニャ!」


パリッン……

光の盾とブラックホールが同時に消滅した!


「今です!!!」

「エクリプス・ブレード!!!!!!!!」

「ライト・パニッシャー!!!!!!!!ニャ!」


ドゴォォォォォォォォン!!!!

同時に攻撃が当たった!!!


「マリネファスさん!!!」

「最終:残光ノ超新星(エンド・バース)!!!!!!」




ヒュン…………

一瞬……世界が暗転した。




「っ…!」


え……?

今の一瞬で何が起きたの?

気づけば……

森の半分が更地になっていた。


「にゃも助!!!無事!?」

「ニャ…なんか光の壁に守られてて無事だったニャ…」

「イヴちゃんと、アリアさんは!?」


私はイヴちゃんと、アリアさんを探した。


2人は光の壁で守られていた…


よかった…

無事だった……


「よくも…やってくれましたね……」

「梨花ちゃん…流石に許せないかも……」


………!

あれほどの攻撃を喰らっても、まだ生きてるの!?


「しぶとい!!!」

「こうなったら…ラブ!」

「うん…バグお姉ちゃん!」


バリ…バリバリバリッ……


「は?」

まさか…


「我が名は…魔人エラー……。バグとラブの集合体……」


合体した!?


「あんた達……合体できたの!?」

「もとより我は2人で一つ……」


そういうことか…

同時殺しが必要な理由は…

そもそも、あの2人は元々1人の魔人だからか……


「梨花…お前は許さない……」


シュ……


グサッ…!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ