2章 第九十五話 現実?夢?でも現実
頑張りましたが、今日はここまでの投稿になります。
読んでくれた皆様感謝です。
明日も頑張っていきたいと思います。
今後もよろしくお願いします。
夢を見ました。お兄様ワールドでない、普通の夢。
でも夢ではない現実であった事の夢。
キャトラが私の代わりに消えてしまう夢という現実。
あれだけ嫌っていたのに、私のことは嫌いじゃなかったの?ね、キャトラどうして?どうしてありがとうなんて言うの?
キャトラ、ごめんね、ごめんね。
でも夢の中のキャトラは、優しく言います。
「ワシはちょっと美味しいもの食べに行ってるだけじゃ、すぐに戻ってくるぞ、安心して寝て待ってるがいいぞ」
そうか、待ってるね、キャトラ ありがとう
キャトラが遠くに消えていきます。
何故かお兄様も一緒に消えていきます。
お兄様どこに行くんですか?キャトラを迎えに行くだけですよね。お兄様。
私は目が覚めました。
ここは?宿では無い、いつもの私たちの家です。
お兄様いますよね。
枕を持ち、お兄様の部屋にいきます。
そっとドアを開けるとベットにお兄様が居ました。
もう寝てますよね。
「今日は一緒に寝てください」
聞こえてないと思いますが、お願いします。
そっと布団に入り、お兄様のお胸に顔を埋めます。
安心します。すぐに目が閉じていきます。
“お兄様、キャトラ帰ってきますよね、お兄様もどこにも行きませんよね。”
眠りにつく瞬間にそんな思いが溢れました。
朝だと思います。ベットには私しかいません。
お兄様はきっと朝ごはんを作ってるはずです。
どこにも行ってません。
私は寝巻きのまま、キッチンに向かいます。
料理した後の香りが残ってますがお兄様の姿がありません。
私がお寝坊だから、一回宿に行ったんですね。
ごめんなさい。いつも私が迷惑をかけてますね。
ふと、キッチンの隅に有る猫さんの餌入れ。キャトラのです。
そういえば一度もキャトラのご飯あげたことなかったですね、あんなになっても私の事守ってくれたのに。
また涙が出てきます。
帰ってきたら、美味しいご飯あげるね。だから帰ってきて、キャトラ。
「おはよう、ラファ」
いつもなら気づくはずのお兄様です。頭を優しく撫でながら朝の挨拶してくれますが、いつも通りの挨拶はできません。
でも挨拶は大事です。おはようございます。お兄様
朝ごはんを食べていますが、味が分かりません。ただお口に入れてるだけです。
今日はお兄様はキャトラを迎えに行く準備をするそうです。
私も一緒にと思いますが、あの恐怖が蘇ります。
ダメです。家から出れません。
お兄様には一緒に行けないと告げましたが、お兄様は優しく、家で休んでてと言い、猫さんのぬいぐるみをゴーレム化してくれました。
お兄様は、すぐに家から出て行ってしまいました。
猫さんぬいぐるみのゴーレムは、何やら踊ったり、遊び道具を持ってきたりと私を元気づけようとしてくれてるみたいです。優しいぬいぐるみさんです。
でも、私はずーと、ベットに横になったままです。
ただ、キャトラの事、お兄様の事だけが頭の中でグルグルと回ります。
どれだけたったでしょうか?
玄関のドアが開く音がしました。お兄様が帰って来ました。
キャトラは?キャトラも帰って来ましたか?
私は急いで玄関に向かいます。
おかえりの挨拶もせずにキャトラの事を聞きます。
でも、頭の上にも腕の中にもキャトラの姿はなく、
居ない事がわかりました。
また涙があふれてきます。
「もう少し待って、準備が整ったから、今夜にでも試してみる。だからいい子で待ってて」
お兄様はそっと涙で濡れている頬にチューをしてくれました。
悲しい、嬉しい、でも悲しい。複雑な気持ちのままお兄様の胸でまた泣いてしましました。
お兄様の作ってくれた夕飯を終え、いつも通りに風呂に入りました。
昨日も入ってないですし、お風呂に入れば少し気分が変わるかもと思いましたが、ダメでした。
「今日もお兄様のベットで寝ていいですか?」
私は、お風呂から上がると髪を拭いてくれているお兄様にお願いしました。
「良いよ、ベットでキャトラが帰ってくるのを待ってね」
お兄様はキャトラが帰ってくると言ってくれました。
何もできない私です。
「お兄様、お願いします」
ただお願いすることしか出来ません、
「任せておきな」
お兄様は、そう言って部屋まで一緒に来てくれました。
多分今日は寝れないと思います。
キャトラと一緒に寝るんです。
だから帰ってきてね、キャトラ。お兄様と一緒に。
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