第1話 ただいま転移暴走中
初めての小説投稿です。
よろしくお願いします。
今日はプロローグ一式と本編第1話を投稿予定です。
プロローグー1
「やっと鉄道を敷設できるようになった。まずは全部の都市をつなぐか」
僕は今、高校の入学祝として貰った自分用のPCでゲームを楽しんでいる。
このPCも貰ってからもうすぐ3年になるが、いまだに十分現役で遊べていた。
伯父さんがPCに詳しく、当時のハイゲーミングマシンを選んでくれたおかげかな。
PCゲームをやりたかったので、当時からとても感謝している。
今日は1月3日。
高校の入学祝を貰ってからもうすぐ3年が経過する1月3日。
高校3年生の1月3日。
そう、つまりもうすぐ大学受験が控えている。
しかしこれは仕方がない。
1月1日は親戚のところへ集まった。
お年玉ももらえたけど、1日つぶれた。
昨日はきちんと勉強した。
もうすぐ受験ということはもちろん覚えている。
ただ、たまには息抜きが必要なんだ。
ちょっと昼間遊び始めたらいつの間にか夕方になっていた。
時間泥棒と呼ばれるゲームだけはある。
恐ろしい一日だった。
僕の名前は渡辺 優一。
都立高校に通う3年生の18歳。
父親との二人暮らし。
母親は幼少のころに亡くなっている。
父の年始の休みは今日までということで、なじみの飲み屋に飲みに行っている。
多分帰ってくるのは夜中の2時か3時というところだろう。
明日からの仕事は大丈夫なんだろうか。
PCはそのままの状態で放置し、一人で夕食を食べる。
一人の食事ももう慣れている。
風呂に入ってゲームの続きを。
いや、さすがに受験勉強をしないとまずい。
それならばなぜPCをそのまま放置しているのか。
それでも勉強をしないといけないことはわかっている。
風呂上がりのTシャツに短パン。
今は冬。外は寒い。
しかし暖房の効いた部屋。
温かい体。
そしてそのままベッドに横になる。
これで良いのか受験生。
「ちょっと5分だけ、5分だけ」
自分でも当然わかっているので独り言で言い訳をしておく。
実際は5分で起きるわけがないのだけれど。
体に違和感を感じる。
寝ているところが固い。
ベッドから床の上に落ちてしまったようだ。
目を開けてみると、なぜか真っ白な部屋の中にいた。
寝過ごしたかと思い周りを見渡しても、時計はなかった。
壁には何もかかっていない。
「え?」
どこを見ても白い壁。
壁は4面とも。
そして床も、天井も。
「夢だな、もう一回寝れば」
目をつぶると余計に鮮明になる。
目をつぶっても視界の中に文字が写っている。
まるでゲームのメッセージウィンドウだ。
どっちを向いても視界に表示されていて、目をつぶっていても見える。
「はぁ。まじかー」
もちろん頬をつねっても痛い。
メッセージにはこう書かれている。
『~臨時転移の間(七竜珠の間)~
現在転移が暴走しています。
9918秒後に召喚魔法が使われた世界のどこかに転移します』
カウントは1秒ごとに1づつ減っている。
「まじかー」




