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13/19

お祭り!!

久しぶりの更新となってしまい、申し訳ありません。

楽しんで読んでいただけたら嬉しいです。

実は今日は近所でお祭りがある!そう、この季節のお祭りといえば…七夕祭り!!イェイ!!いやはや楽しみですな〜。お祭りって言ったら、焼きそばでしょ?あとりんご飴、綿菓子、かき氷、たこ焼き!えへへへ、どれも楽しみすぎてヨダレが…。なんで屋台の食べ物ってあんなに美味しいんだろうね?ちょっと高くてもついつい買っちゃうから不思議だわ。





そうそう、今日のお祭りには公園デビューでゲットした友人の楓と行くんですよ!ついにお友達とお出かけという前世からの夢を果たす時が訪れたわけだよ。もちろん幼児2人だけでは危険だからマイマザーと楓のお母さんも一緒だけど、それでも嬉しい。まさかお友達とお祭りに行くなんてリア充みたいなことが私にもできる日が訪れるとはね…。いやぁ、考え深いですな…。




お祭りに行く私のために母は浴衣を用意してくれた。淡い水色に金魚が描かれている可愛らしいデザイン。帯も金魚をイメージしているのか、尾びれのようにヒラヒラしていて可愛いし、色が赤から黄色にかけたグラデーションでとても綺麗で気に入っている。この浴衣は父が家族全員でお祭りに行くんだ!と張り切って買ってきてくれたものだったりする。でも、まだ父の仕事の都合がつかなくてお祭りには行けてないので今日のお祭りでこの浴衣をおろすこととなった。



私としてはお祭りに浴衣で出かけるというのに前世から憧れを抱いていたので嬉しいんだけど、父は少し残念そうにしていた。やっぱり、浴衣姿の私とお祭りに行きたかったらしい。もちろん、うぬぼれなどではないよ!?いやね、今日父が仕事に行く前に母に何回も絶対に浴衣姿の写真を送るように頼んでいたのを聞いてたし、私にも今度は絶対一緒にお祭りに行こうね!って念押ししてくれたからさ…。





そうそう、兄も一緒にお祭りに行きたがっていたんだけど先に友達とお祭りに行く約束をしていたみたいで、その約束をドタキャンしてまで一緒に行こうとしてくれていた。でも、父にそのことがバレて「先に友達と行く約束をしていたなら破ってはダメだ。それに僕だって雫とお祭りに行けないんだからね?我慢するのは太陽だけじゃないよ。僕も我慢して仕事に行くから。わかったなら、お祭りは最初の予定通り友達と行って楽しんでおいで。今度お祭りがあるときは家族で行こう?」と説得していた。兄も父の言葉に素直に頷いていたから良かったんだけど、父の台詞にちょいちょい自分の気持ちが隠しきれていないのが何とも言えない気持ちにさせられた。父よ、それでいいのか?








と、まぁそういうことで今日は兄とは別行動になったわけです。でも、目的地は一緒なわけだからもしかしたら現地で会う可能性もあるんだけどね!とりあえず、お祭りに行けなくて淋しそうにしていた父にはお土産でも買って帰りたいと思っている。







お祭りに行く時間は本当は夕方から夜くらいが私の希望だったんだけど、さすがに親同伴でも幼児の私がそんな時間にうろちょろしてるのはよろしくないということで、お昼すぎで屋台が少し空いていそうな14時頃に神社の鳥居の近くで待ち合わせをすることになった。





ちなみに、今日のお祭りで買ってもらえるものは3つまでと母に約束させられた。でもそこから私は粘りに粘った。だって食べ物系を3つまでならまだいいけど、ヨーヨーとかも入れて3つなら私が食べたかった物が全然食べることができないから。私はなんとか粘り勝ちをして特別にヨーヨー釣りもオッケーしてもらった。ヨッシャー!!!これでヨーヨーをバインバインできるぞ!お祭りといったらヨーヨーをバインバインして遊ぶのが醍醐味ですからな!!これで心置きなく楽しめるわ〜。いやぁ、よかった。






14時になる10分前に待ち合わせ場所に到着した私たちは楓たちが来るのを待っていた。すると待ち合わせ時間5分前に楓たちはやってきた。楓は今日もまたボーイッシュな服装。一方こちらは、私は浴衣姿。…うん、なんか張り切っちゃった感ハンパないっすね!どうしよう、つい浮かれて浴衣着てきちゃったけどこれって浮くかな?でも、私はまだ幼児だしセーフだよね?もし全然周りに浴衣姿の人がいなくて浮いていても幼児の私はきっと微笑ましくみんな見守ってくれるはず!…だよね?いや、そういうことにしておこう!それが私の心の平穏のためだ…うん。とにかく、楓たちも来たしお祭りを楽しむぞ!!オー!!







それから私と楓は手をつなぎながら屋台を見て回った。ちなみに手を握ってきたのは楓からだったりする。








ぎゅっ。





「どうしたの、かえで?」


「……ひと、おおいから」


「まいごにならないようにってこと?」


「…ん」


「ありがとう!」






何この子!?天使?天使なの?え、めっちゃ可愛くないっすか!?それに私がはぐれないように手をつなぐってイケメンか!でも、心配しなくても大丈夫だよ?私、子供っぽくみられがちだけど中身は一応成人してるから!だからむしろ私が楓のことちゃんと守ってあげるからね!安心していいよ。この手はちょっとやそっとじゃ離さないから!!




とか思ってたけど私の手はアッサリ楓の手から離れた。いや、だって綿菓子とたこ焼きを買ってしまったから両手がですね、塞がってしまったわけでして…。いや、ごめんって!そんな冷たい目で私を見つめないで!!…というか、楓さんはそんな冷たい目をしながらも私が迷子にならないように浴衣の袖を握ってくれているんですね!!…マジ、すいませんでしたっ!!





その後私はすぐに母に食べ物を預けて再び楓と仲良く手をつないだ。今度こそ、ちょっとやそっとじゃ離さないから!いや、マジで。というわけで先へ進もうではないか!








母との約束で食べ物は3つまでということになっていた私は、たこ焼きと綿菓子を買ってもらったからラストは何にしようか悩んでいた。チョコバナナかりんご飴を買おうと思っているんだけど、これは難しい選択だ。両方ともお祭りの定番だし、食べたい。うーん…どうしよう。




私が屋台の前で悩んでいると楓が先に決めたようでチョコバナナを買ってもらっていた。そうか、楓はチョコバナナにしたか。いいよね、チョコバナナ。私もチョコバナナにしようかなー?でも、やっぱりりんご飴も捨てがたい。




私は悩みに悩んで結局、りんご飴を買ってもらった。あのりんごにかかった飴がキラキラ輝いていて美味しそうに見えたからというのが決めてになった。買ってもらったりんご飴を食べていると楓がつないでいた手をツンツンと引っ張った。








「どうかしたの?」


「…これ」


「?…ちょこばなながなに?」


「……半分あげる」


「いいの?」


「ん。」


「ありがとう!じゃあ、わたしもたべかけだけど、りんごあめあげるね!」


「…ん。」








楓とチョコバナナとりんご飴を交換して食べ始めてから気がついたんだけど、もしかして楓は私が屋台の前でどちらにするか悩んで最終的に私がチョコバナナを諦めたのがわかったから半分くれたのではないだろうか?だとしたら、この子すっごくいい子だよね。私は自分がエンジョイすることしか考えてなかったのに、なんて人ができているんだろう。というか、私、中身は成人してるのに幼児に気遣ってもらってるし…。これはまずい!ここは私も楓に何かしてあげなければ!!




そのとき、楓がヨーヨー釣りをしたいと言い出したので私たちは食べかけのりんご飴とチョコバナナを母たちへ預けヨーヨー釣りにチャレンジすることにした。





私は前世で少ないが経験したことがあるためかヨーヨーを2個ゲットした。しかし、楓にはまだ難しかったらしくヨーヨーをゲットすることができなかった。そこで私は先ほど気遣ってもらったこともあり、片方を楓にあげることにした。







「どっちがいい?」


「?」


「さっき、ちょこばななはんぶんくれたでしょ?だからおれい!えらんでいいよ!」


「……こっち。」


「あおいほうね、いいよー。はい、どうぞ!」


「………ありがとう」


「どういたしましてー」








ありがとうとお礼を言ってくれた楓は珍しく微笑んでいた。この子笑うと3割増で可愛さがアップするんだね!普段も可愛らしいお顔してると思ってたけど、やっぱり人間、笑顔が大事ってことですな。笑うとちょっとえくぼができて、すごく可愛らしい。いやぁ、ヨーヨーでこんな可愛らしい笑顔を見せてくれるなら貢ぎがいがあるわぁ。





ヨーヨーを2人でバインバインさせながら最後に母に頼んで父へのお土産として焼きそばを買ってもらった。楓も自分の父へ焼きそばをお土産にしたいとママさんに頼んで買ってもらっていた。





16時30分頃に解散した後は母とそのまま夕飯の買い物をしてから帰宅した。私としては焼きそば買ったから夕飯作らなくてもいいような気がするんだけど、母は焼きそばだけじゃちょっと物足りないと思ったらしい。帰宅してからは私は食べかけだったチョコバナナを食べようとした。そしたら、実はヨーヨー釣りに夢中になっている間に母が食べてしまったらしい。まぁ、そんなような気はしていたよ。でもいいさ、私には綿菓子とたこ焼きがあるから!この2つは1人で食べるにはちょっと多いから母と半分こする。うん、うまうま。やっぱ屋台で買うとより美味しく感じますな〜。










今日のお祭りはすごく楽しむことができた。また楓と遊びに行けたらいいなと思う。というか、もっと楓の笑顔が見れるくらい仲良くなれたらいいなと思う。あんなにいい子と親友と呼べるくらい仲を良くできたら嬉しいので、しばらくは楓と友情を育むことを目標とします!!






もう少し七夕っぽくするはずだったんですが、

普通にお祭り行った話になってしまいました。

ちなみに、雫に焼きそばのお土産をもらった父は大喜びしてくれました。



一部矛盾したところがあったので修正しました。

また何かありましたら、教えていただけるとありがたいです!


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