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1日6時間の茶番転生劇  作者: 流星さてらいと。
14/19

お馴染みの早朝タイムアタック

「…っ!?」

俺は不意に感じた右頬の痛みで目を覚ます。

「何だよ…寝てたのに……」

さっきのは夢だったのか?そんな淡い期待は右手に付けられている物を見た瞬間に崩れる。そうか、俺……。

「戻ってこれたんだ、この世界に」

「…何言ってんの、大丈夫?主に頭」

そう俺を煽るように、ってかもろに煽ってくるのは俺の妹だ。

「多分大丈夫だ、あ…そうだ」

俺は右腕を妹に突き出す。

「……?」

「この時計外せないんだが、何だと思う?俺的には換金という意味でロレックス製だと嬉しいんだが…」

「…時計?どこ?」

「は?ここにあるだろ」

俺は腕時計を指さす。だが妹は「こいつまじでおかしくなったか?」と目で言っている。

もしかすると、見えないのかな。

「…まぁいい、つーかさ」

俺はさっきの怒りがこみ上げる。

「何故絶賛すやぁ中だった俺を叩き起こした!!?」

「はい、コレ見て?」

そんな俺をあしらうように妹は一枚の紙を差し出す。

「これ、バイトのシフトじゃん…ん?」

なんか、今日の午前にシフト入ってるようだな。今すぐ家出ないと間に合いそうに無い。

「分かった?」

妹はにっこりと俺に笑いかける。

「あぁ、今俺にすべき事が分かったよ」

俺は冷静に言い放つ。

「なんでもっと早く起こしてくれなかったぁぁぁぁぁぁ!!!!」

今回もコンビニまでのタイムアタックが始まりそうだ。

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