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セフィロトの書〜賢者は賢者と知らない  作者: 華音 楓
プロローグ
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第2話SS モンスター・パニック〜冒険者サイド〜⑤

 モンスター・パニック発生からだいぶ時間が経過していた。ライルも戻りポーションの補充にめどがついたものの、モンスターの数が徐々に減少はしていった。しかし、倒しても倒しても後方から次々に補充されていく。冒険者にも疲労の色が濃くなりつつあった。


「助太刀する!!」


 戦場の後方より一人の青年が駆けてくる。そして剣を抜くや否や、その一払いで前方のモンスターが蹴散らされていく。さらに青年は目にもとまらぬ速さで戦場を駆け抜け、モンスターを殲滅していく。青年の介入により戦場の状況は一変していき、静寂が訪れた。


「あんたは…アルフレッドか?!勇者様がなんでこんなとこに?!」


 その青年の正体に気が付いたデリスは慌てて声をかけた。


「せい…の!!っと。」


 デリスに声を掛けられたアルフレッドは、デリスに向き直り一瞬モンスターから目を離した。そのすきを狙ったかの如く、大型の人型モンスターがアルフレッドへと切りかかる。アルフレッドは気にする様子もなく、体を一回転させると同時に迫りくるモンスターを一刀両断したのだった。そのひと振りで最後のモンスターも討伐されたのだった。


「ふう。ひと段落かな?やあ、ギルマス元気してた?」

「元気してたってお前なぁ。こんなとこいていい時期じゃないだろう?だが助かった。礼を言う。」


 剣に付いた血を振り払いながら、何事もなかったかのごとくふるまうアルフレッド。その態度に呆れつつも、デリスはアルフレッドに礼を述べた。


「いいのいいの気にしないで。こっちにはレイアスに会いに来ただけだたらたまたまだよ。」


 アルフレッドは少し困った顔で、自分の用事のついでである旨を伝えた。


「そうか、だが若いやつの命が助かったんだやはり礼を言わせてくれ。」

「じゃあ、いただいておくよ。」


 それでも神妙な面持ちで頭を下げるデリスに、これ以上断るといけないと感じたアルフレッドはその礼を受け取った。その表情は少し困惑気味であった。


「それにしても、ここでモンスター・パニックが起こるなんて珍しいね?前に起きたのって100年近く前のことなんでしょ?」

「だな。記録だとそうなるが…どうした?」


 アルフレッドは素朴な疑問をデリスに投げかける。デリスもその疑問にそれがどうしたと思いながら答えたが、アルフレッドの顔色に変化が見られた。


「いやな空気がする…みんなを下げてもらっていい?」


 アルフレッドは違和感を感じ、デリスに冒険者を下がらせるようお願いする。


「まて、まだ前線が処理終わってないから下げられんぞ?」


 アルフレッドの提案に驚いたデリスは、すぐに対応できないと告げる。

 しかしアルフレッドは、デリスの対応が間に合わないと判断し、叫びながら一足飛びでダンジョン入り口に向かった。


「急いで!!…来る!!」

ここまでお読みいただきありがとうございます。


意味深なキャラ登場!!

はい、ご都合主義で勇者の登場です。

ちゃんと理由はありますよ?


誤字・脱字等ございましたらご報告いただけると幸いです。


感想・評価・ブクマいただけると作者は頑張れます。


では、次回をお楽しみください。


※ほかにもちょい読みシリーズ他作品掲載中です。頑張って毎日掲載しています。

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