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陰謀のかほり

今回のは超短いです。

「あの3人は宿を出やした」


「そうか、分かった」


「へへ、旦那。で、金のほうなんだが。」


男が手もみをしながら卑屈な顔を俺に向ける。

気持ちの悪い男だが、金には正直だからなかなか重宝している。


「おぉ、そうだったな。ほら、10万サラス」


「へへ、ありがたく貰うとしやす。」


こいつは、ギザ。あの3人が泊まっていた宿屋の主人だ。

こいつには、あの3人を見張るように伝えていた。


「ところで、旦那。あいつらは何なんですかい?」


「あぁ?なんだ?死にてぇのか?」


「め、めめめ滅相もない!すみませんでした!」


「あぁ、早く散れ!!クソが!」


ギザは泡を食ったように走って部屋から出ていく。

ふぅ、これだから平民は。

野次馬根性だかなんだか知らねぇけど、首を突っ込みたがる。突っ込んだ首が落ちるとも知らないで。


「おい!」


「は!」


影から人が出てくる。


「あいつは殺せ」


「は!」


そして、また影に消えていく。

たった、2言。これで、人の命なんてのは簡単に消える。

それだけの力を俺は持っている。

だが、


「あの3人はなんで死んでねぇんだ!!」


俺はあの失敗を思い出していた。

「火竜」

あれは俺がテイムした魔物だ。

火竜を使って、あの2人──リリカと類だっけ?──を殺そうとしたんだが何故か失敗した。

まさか、失敗するとは思ってなかった俺は、火竜との繋がりがぷつっと切れたことに驚きを隠せなかった。

直ぐに、手下の1人をその場所に向かわせたのだが...

予想の斜め上をいく倒し方であいつらは俺の火竜を殺していた。

あの話を聞いてる時は苛立ちを抑えるのに必死だった。


ただ、あいつらが馬鹿で良かった。

あいつらは気づいてなかったみたいだが竜が突然あんな場所に現れるわけがない。さらに、竜が現れたのに街があんなに落ち着き払ってるわけがない。


まぁ、過ぎたことはもういい。

あの馬鹿共にはカードを渡している。

あれを使っている限り行動範囲を制限することもできるし、さらにどこの街にいるのかなども把握することが出来る。


さらに、さっきギザには魔獣馬車に発信機を付けておけと命じていた。

これで、あいつらがどこにいようと全て把握して殺してやることが出来る。

まぁ、まだ街に近すぎるからな。

ここで殺すと色々面倒なことが起こらないとも限らない。


「あぁ、さっさと殺して報酬を貰いたいものだ。」


そして、男はギルドの一室で高級なワインを片手に星空を見上げ得られるであろう報酬に夢を馳せるのであった。

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