犬1
「わしゃ、坂田麿。さかたんと呼びな」
なぜ、犬が喋ってるのか疑問しかないが聞いてみた。
「なんで、喋ってるのか?」
「ほんまは人間なんやけど、この世界だと犬やねん」
やはり、別の世界なんだと実感した。
「俺の内なる闘志なんだろ?」
「なに、いってんねん。ほんま、草生えるわ。俺の登場シーンの為に使わしてろうたんや」
「てめぇ、ほんと殺すぞ」
「政宗様、抑えて」
小十郎に言われて冷静になれた。さすがはおれの相棒。
「ほんでな、お前ら一旦試合はお終いや」
「はぁ?」
4人揃った。なかなか、見れないぞ。この状況。
「今から、説明するから待っとけ。長なるけどな。お前らの世界のおよそ500年後。21世紀。えらいことになってんねん」
皆さんは、こんな話をご存知だろうか?
19世紀の蒸気機関の発明、つまり産業革命。
20世紀の核の発明。
この2つの発明は明らかに我々、人類に影響を与えた。
では、今21世紀。何を発明すれば人類に影響を与えるか?
それは、反重力装置。
つまり、物質を浮かせるもの。
車でもなんでも、すべて浮かせる。それが、反重力装置。
では、この反重力装置2つあったらどうなるか?
例えば、鋼鉄があったとしてその端に1つずつ反重力装置をつけたとすればどうなるか?
答えは簡単、真っ二つに割れるのである。
人間であろうと、なんであろうと真っ二つに割ることが出来る、それが反重力装置。
これを何もないところ、空中で行えばどうなるか?
時空が裂け、ビックバンが起こる。
自分だけの世界を作ることができる。
そんな時、地球上になにが残るか?
答えは当然、なにも残らない。
という、話。
「これが現実に起きてしまったんや。それやから、あんたらに助けを求めてるんや」




