第2話
短くなってしまって申し訳ないですが区切りが良かったので短いままで投稿させてもらいました。
ブックマークしてくれている方がいて感動しました!
これからもがんばります!
俺はまず冒険者になる前に2つやるべきことをするためにとある場所へ向かっていた。
1つ目は両親の墓参りだ。
ここに来る途中で花を買い、お墓を掃除した後その花を飾り、そして俺が決めた意思を両親へ告げる。
「父さん、母さん、昨日は死のうとなんかしてごめんな。2人からもらった大切な命なのに。」
そう言って俺は両親のお墓へと頭を下げる。
多分両親が生きてたらすごく怒られただろうけど最後優しく励ましてくれただろか、などと考える。
2人の愛情への嬉しさと、もうこの世にはいないんだなという悲しさで再び涙が出そうになったが顔を下に向けそれをグッとこらえる。
涙を流して、両親に心配をかけたり、不安にさせたりしないために。
そして顔を上げ笑顔で両親に告げる。
「けどもうそんなことはしない、これからしっかりと生きていこうと思うよ、だから安心してくれ。それと手紙とプレゼントをありがとう。一生大切にするよ、なにせ俺の宝物だからね。てか籠手の付け方これであってるのかな…」
冗談を言っておどけて見せ俺はもう大丈夫だよって言うところを見せる意味もあるのだが純粋に心配でもあった。
刀と首飾りは問題なく装備できたがこの籠手だけは別で普通のものとは少々違った作りとなってる。
問題がないか見回していると段々とつけ方があってるのか少し不安になってきた。
両親の墓に「ちょっとごめんな」といってしっかり装備できてるかを確認する。
動かしてみたところ特に外れたりや、ずれたりするなど問題がないようだったのでひとまずつけられていることに安心し、再び両親の墓の前にしゃがみこむ。
そして1番言おうと思っていたことを告げようと口を開くがどう言葉にしようかと悩んでしまい口を閉ざしてしまう。
目を閉じ考え、口を開けてはまた閉ざすりこれを1、2分くらい続けていたこほだほうか。
はたから見たらお墓の前で口をパクパクさせているような感じになっているだろうなと不意に思いつき。
そんな自分を想像して少し笑ってしまう。
そして目を開き2人のお墓を見据える。
そして両親ならもう気づいてるよなと思いシンプルに告げる。
「父さんと母さんならもうわかってると思うけど、俺は冒険者になろうと思う。俺は今はもう1人だ、誰にも縛られることはないからさ、自由に旅をしてかつて父さんと母さんが見てきたものを俺も見てこようと思うだ。旅に出たら今までのような頻度で墓参りには来れなくなっちゃうのは勘弁してほしい、そのかわり必ずまた来るから!」
そう言って服の胸の部分を右手でギュッと掴む。気のせいかもしれないが2人が応援してくれてるような気がした。
「最後にひとつ…俺のことを生んでくれて、育ててくれて、そして愛してくれてありがと。俺にとって父さんは自慢の父さんだし母さんも俺の自慢の母さんだ。そんな自慢の両親を持たせてくれた2人には感謝してもしきれないよ。」
父さんと母さんに感謝を述べていると自然と涙が出てきたが不思議と安心するような気持ちだった。
「父さん、母さん、見守っててくれ。自慢父さんと自慢の母さんから生まれた2人の自慢の息子のことを…ダメになりそうだったバカな息子だけど、いつかきっと、今よりもっと自慢できるようになるからさ……」
顔を下に向け涙を拭き、そして笑顔で両親に言いたいと決めていた言葉を言う。
「いってきます!」
満足して立ち上がり両親に再び頭を下げて心の中で感謝する。
そして両親の墓から去ろうとした時だった。背中から優しい風が吹いた。
それは偶然だと思うかもしれないが俺はきっと両親が俺の背中を父さんが「いってこいエレン!」母さんが「いってきなさいエレン!」と押してくれたんだと思う。
2人には到底感謝してもしきれないし敵わないな、など考えながら俺は両親のお墓を後にする。
2つ目のやるべきことをやるために、次の目的地へと向かうために……
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