フィナーレの国
ぽん「なに、あのでっか広い屋敷!」
あれは、フィナーレの国。
住居や娯楽施設等も全て含めて一つの建物で、メインはグランドホールといわれる博識館です。
ぽん「はくしきかん?」
終わりを迎えた国の歴史を曲にして紹介するところです。
曲にする方々はグランドマスターと呼ばれ、彼らの拠点でもあります。
ぽん「ふーん」
ぴょん「降りよう」セタップ
ぽん「勉強するの?」
ぴょん「もちろん」
ぽん「んー。今回は僕も、ぷち興味おありかも」
ぴょん「決まりだな」
ぽん「着陸」
窓ガラスがー!壁がー!庭がー!
ぽん「到着」
もこ「しーらない」にげっ
ぴょん「さ、行こう」ぐいっ
もこ「なんで当たり前に思っちや!おかしいやよ!めちゃくちゃやよ!」
三匹の猪「修繕なら任せてくれていいよ」
ぴょん「ほら大丈夫」
もこ「いやいやいやいや。噴水がドーン!ってなっちや」みてみ
ぴょん「うん」
もこ「…………」じとー
ぽん「そんなことより、はやく行こう」
ギャランドゥ「やあやあ、ようこそ」
ぽん「がおっしゅ!」がおー!
ギャランドゥ「ギャランドゥ!」みてみて!
ぽん「おへそ周りにドーナツ型の毛がある」どんびきー
もこ「きもい」ぞぞっ
ぴょん「ギャランドゥて?」
ギャランドゥ「大人の合言葉です。お気になさらなくて結構ですよ」
ぽん「ふーん」
ギャランドゥ「改めまして。私はグランドマスターの一人、ムッシューギャランドゥ。今日は皆様のご案内役を務めさせていただきます。どうかお見知りギャランドゥ!」
ぽん「お尻ギャランドゥ!」
ぴょん「それはおかしい」
ぽん「そう」
ぴょん「正しくは、お見知りギャランドゥだ」
そんなこと覚えなくて結構です。
さあ、さっそく館内へ。
ぽん「おーキラキラのピカピカ」
ギャランドゥ「様々なプロのギャランドゥが常駐しておりますゆえ」
ぽん「は?」
ギャランドゥ「初めまして。私はウォッシューギャランドゥ」
ぽん「服が違うだけで同じ人だよね」
もこ「見て!」
ぽん「げっ!」
ぴょん「ギャランドゥがいっぱいだ」
ぽん「まあいいか」
もこ「!?」
ぽん「それより、はやく案内して」
ギャランドゥ「では、皆様と縁のある曲を紹介致しましょう」
壁に並ぶたくさんのディスク。
その一枚一枚に、歴史が曲となって秘められています。
ギャランドゥ「もちろん。パネルの方でもわかりやすく説明しております」
ぽん「あ、ぬいぐるみの国だ」
もこ「ぬいぐるみの国?」
ぽん「お姉ちゃんが僕にプレゼントしてくれた国なんだけど、消えちゃって」
もこ「それソニックブームのせいやっち」
ぽん「違います」のんのん
ギャランドゥ「ええ、それは。ぬいぐるみの国に込められていた愛が元の場所へと還った為です」
ぽん「そうだったんだ」
ギャランドゥ「歴史にそっと触れてみてください。心のギャランドゥで音色を聴くことができます」
ぽん「よくわかんないけど」たっち
ぴょん「…………?」
もこ「なーんも起きん」
なのり「聴こえるなのり」たっち
ぴょん「そうか。触れなきゃ聴こえないのか」たっち
もこ「うん聴こえる……いい曲」たっち
ギャランドゥ「あなたのお姉さんの愛です。とても優しいギャランドゥです」にこっ
ぽん「お姉ちゃんのギャランドゥ、こんなに優しいんだ」うっとり
もこ「いいギャランドゥやよ」
ぴょん「それでいいのか……」
ギャランドゥ「隣をギャランドゥ」
ぽん「ミニチュアの国だ」たっち
もこ「楽しいマーチ」たっち
ギャランドゥ「ここには、あなたに関わるギャランドゥが集まっております」
ぴょん「愛がいっぱいだ」
ぽん「あ、崩れたマグマの国だ」たっち
もこ「おお……かなり熱血ソング」たっち
ぴょん「これは愛じゃない。事故だ」
もこ「おまたんが壊したんやない」じとー
ぽん「壊してないよ」
もこ「しっかり書いてっちや。アヒルボートによって埋まりましたって」
ぽん「僕が乗ってるのはスワンボートだよ」
もこ「そっか。ごめん」
ぽん「気にしないで」
もこ「あ!」
ぽん「どうしたの?」
もこ「サイレントの国は、ぽんぽん・チョコラティエがアヒルボートより空想科学」
断界砲を撃ったことで消滅しました。
ぴょん「まさか星をひとつ破壊したのか」
ぽん「まあまあ。続きを見て」
ホラービーストに攻め滅ぼされた国を破壊してくれた彼女は英雄です。
なにより、ビックポンによって音のない国から音が生まれ、それのおかげで、グランドマスターが作曲できたことへの貢献は偉大です。
ぽん「ふふん!」どやあ!
もこ「たまには、いいこともするんやね」
逃げた勢いのついでですけどね。
ぴょん「しかし、星を破壊するほどの兵器を持っているなんていけない」
ぽん「兵器じゃないし。もうないよ」
お姉ちゃんの過保護は、ほとんど置いてきました。
もこ「なんかこわっ」
ぴょん「不安だ」
ぽん「大丈夫。滅多に使わないから」
今使ってます。
もこ「窓の外に怪獣が!」びっくり!
あれはマンポコング。
フラれた独身女子達の執念と妄想の集合体です。
ぽん「前に僕がやっつけたのに」
ぴょん「君が?」
ぽん「そう。おっきくなってね、すぺしゃるぽん!」しゅばっ!
もこ「はあ?」
ギャランドゥ「しかし、珍しいこともあるものですね」ギャランドゥかいーの
もこ「ややや!のんきなこと言わんで、大変なことやっち!」
ぽん「よし勝った!」
もこ「はあ!?」
ぴょん「ジェノスピータン強い」
ぽん「頼りになるでしょう」どやあ!
ぴょん「うん。まあ」
ギャランドゥ「さ、これで一件落着。次はあなたのギャランドゥです」
ぴょん「オレはギャランドゥじゃない」
ぴょんちゃんのギャランドゥへ。
ぴょん「オレはギャランドゥじゃない」
もこ「なに壊したん?」じとー
ぴょん「オレは何も壊してない」
ぽん「あった。ぴょんちゃんがコケた、えと」
拍子に倒した。
ぽん「ドミノが、ドミノの国にフィナーレを飾りました。だって」
もこ「壊してるやん」真顔
ぴょん「壊してない」
ぽん「こーわした。こーわした」
ぴょん「うるさい!」髪ぴーん!
もこ「カタコトカタコト、変なメロディー」たっち
ギャランドゥ「それは、倒れた時のジャストギャランドゥですので」
もこ「ほーん」
ぴょん「まさか……はあ……」髪へなー
ぽん「どんまい。誰にだってあることだよ」かたぽん
ぴょん「あっちゃいけない!」
ぽん「だよね。ごめんなさい」
ギャランドゥ「最後にあなたのギャランドゥへと参りましょう」
もこ「ギャランドゥやめっち」
もこちゃんギャランドゥ。
もこ「やめっち!やめっち!」おててぱたぱた
ぽん「どこ?見当たらないよ」
もこ「そりゃ、おちはなんも壊してなんかなっち。見つからなくて当たり前やよ」
ぴょん「じゃあ、どうしてここへ」
ギャランドゥ「ご覧ください。これはアイドルの国」
もこ「アイドルの国?」
ギャランドゥ「ええ。アイドルのギャランドゥです」
もこ「…………」
アイドルの国は、伝説のアイドルののちによって作られた国です。
今では、鳳の国とも呼ばれます。
ぽん「おおとりのくに」
美しい翼を持った魅力的なアイドル達。
彼女達は世界へと羽ばたき、世界中に卵を残して育てました。
ギャランドゥ「あなたがそうです。可愛いアイドルの雛鳥さん」
もこ「おちが雛」
ギャランドゥ「あなたのお母さん。アイマイ・みいさんは、この国で生まれ育ちました」
もこ「そうなん。知らんかった」
もこちゃんがそっとディスクに触れると、懐かしい曲が聴こえました。
もこ「これ、お母さんの子守唄」
ぽん「どれどれ」たっち
ぴょん「アイドルの歌とは思えない。すごく落ち着いたメロディーだ」たっち
もこ「お母さん……」
ぽん「泣かないで。どうしたの」ふきふき
もこ「ううん。別に」ぐしぐし
ギャランドゥ「お母さんのギャランドゥが恋しくなりましたか」
もこ「お母さんがよく歌ってくれて、お父さんはいつも、おちより先に寝てね……」
ぽん「うん?」
もこ「会いたい……会いたいよ!」ぐすっ
ぽん「じゃあ会いに行こう。僕たちとずっと一緒で、家に帰れてないもんね」
ぴょん「そうか。ごめん」
もこ「ううん。どっちにせよ、帰れんち」
ぽん「どうして?」
もこ「どうしても」
ぽん「家族に会いたいんでしょう」
もこ「お母さんは寝込んでるし。お父さんは忙しいからいい」
ぴょん「お母さんはもしかして病気?」
もこ「どやろね」
ぽん「そしたら、やっぱり帰った方が」
もこ「しつこい!いいって言ってっちや!」
ぽん「悩んだり困ってるなら言ってよ!」
もこ「ちょっち寂しくなっただけやっち。それに、おちにはどうしてもやらないけんことがあっちや」
ぽん「でもでも」
もこ「いいの。ありがとう!」にこっ!
ぽん「……うん」
ギャランドゥ「ギャランドゥ触りますか?落ち着きますよ」ほら
もこ「きちゃない」いやいや
ギャランドゥ「ギャランドゥ!!」がーん!
もこ「こっからはのんびり、色んな歴史を見て回ろう」
ぽん「いいよ」
もこ「ごーごー!」たたっ
ぴょん「こら。館内は走っちゃいけない」
もこ「えへへ、ごめんちゃい」くるぺろ
ギャランドゥ「ふっ。彼女達に立派なギャランドゥが生えますように」にこやか
ぽん「普通のバリカン」じょりいぱすてぇあ!
ギャランドゥ「グランドマスターの勲章があああ!!」
ぽん「すっきりぽん!」にこやか




