3話
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母さん達に着替えさせられた後、検査などを行い家に帰ってきた。病院の先生は母さんの知り合いらしく性別が変わったことは秘密にしておいてくれるらしい。
「検査は特に異常なくて良かったわね。」
「まあね。異状ないからこうなった原因はわからなかったけど。」
「異常がないならいいじゃない。悠が倒れて全然目覚めなかったからすっごい心配したんだから。」
「ごめん、瑞希姉さん。」
「まあ無事目覚めてくれたから良かったわ。お母さん、優の設定とか葬式とかはどうするの?」
「明日お父さんが帰ってくるからその辺の話は明日にしましょう。」
「父さん明日帰ってくるんだ。」
「さすがにこんなことがあれば帰ってくるわよ。さて、優ちゃんはこれから女の子として生きていくんだから、まずは言葉遣いや仕草を直しましょうか。まず、今見たいに足を開いて座らないこと。女の子でそんなに足を開いて座ってる子なんていないわよ。」
母さんに言われてみて気づいたが無意識に足を開いて座っていた。母さんも瑞希姉さんも咲希も足をきちんと閉じて座っているし気を付けた方がよさそうだな。他にも無意識にしてしまう仕草がありそうだから気を付けないとな。
「確かにそうだな。他に俺が無意識にしてることってある?」
「俺じゃなくて私。一人称は気を付けるのよ。他は口調を変えるのと歩き方かしら。口調は私たちの真似をすればいいと思うわ。歩き方と後化粧の仕方とか他にも色々あるからその辺は後でしっかり私たちで叩き込むわから覚悟しておいてね。」
「お手柔らかにお願いします。」
晩御飯を食べた後、自分の部屋で寛いでいたら瑞希姉さんがやってきた。
「優、一緒にお風呂入るわよ。」
「は?何言ってるの瑞希姉さん。俺、男だよ?」
「ワ・タ・シ。女の子は色んなケアが必要だからそれを教えてあげるっていってるの。優の方こそ何言ってるのよ。今の自分の姿を見て自分が男だった言える?」
確かに今の俺は完全に女の子になってしまっているけど瑞希姉さんは俺と一緒に入ってもなんとも思わないのか?
「それは、そうだけど。」
「というわけでお風呂入るわよ。着替えとかも用意してあるから。」
「わかったよ。一緒に入ればいいんだろ。」
「さあ行くわよ。」
「恥ずかしがってないでさっさと服を脱ぎなさい。それとも、私が脱がせてあげようか?」
「わかったから。自分で脱ぐから。」
瑞希姉さんに脱がされる前に自分で脱いでしまおう。脱がせられるのはさすがに嫌だしな。
「今日は私が洗ってあげるから、どんな感じで洗うのかきちんと覚えなさい。」
「今日は?まさか、明日も一緒に入るつもり?」
「優がちゃんと一人で洗えるようになるまで私たちの誰かが毎日優と一緒に入るわ。」
「いや、大丈夫だから。一人で入れるから。」
「一人で入りたいなら早くきちんと洗えるようになることね。まず髪の毛洗うから早く座りなさい。」
「わかったよ。」
どうやら一人で風呂に入るためには自分できちんと洗えるようにならないといけないらしい。今日はおとなしく瑞希姉さんに洗われておこう。
髪の毛を洗われている間に背中に柔らかい感触を感じた。
「あの、瑞希姉さん。当たってるんだけど。」
「んー?何があたってるって?」
姉さんはからかうような声で言いながらさらに押し付けてきた。これ絶対わざと当ててるだろ!
「絶対わざとだろ!なんで当ててるんだよ。」
「それは優に女性の体に慣れてもらうためよ。これから女の子として生きてくのに女性の体に動揺してたらおかしいでしょう?」
「それはそうかもしれないけど。」
「それに姉妹なんだからそんなに気にしないの。」
瑞希姉さんは出るとこは出て引っ込むところは引っ込んでいていい身体をしている。いくら女の子になったからって心は男なんだから気にするなというのは無理だ。
「はい、髪の毛は洗い終わったから顔洗って身体洗うわよ。」
瑞希姉さんに顔を洗われた後に身体も洗われる。
「あっ、くすぐったい。くすぐったいから。」
「くすぐったいのはわかったから、変な声出さないの。」
瑞希姉さんに身体の色々なところを洗われる度に変な声が出てしまう。
瑞希姉さんに身体の隅から隅まで洗われてくたくたになりながら風呂を出る。
「はい、優の着替えはこれね。」
と女性ものの下着とパジャマを渡される。パジャマはともかく女性ものの下着を身に着けるのは嫌だなあ。
「え、それ穿かなきゃだめ?」
「下着はちゃんと身体に合ったものを身につけないとだめよ。諦めなさい。」
瑞希姉さんに逆らえるわけもなく、渋々女性ものの下着とパジャマに着替えた俺は自室に戻って眠りについた。




