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レッスルヒーローズ  作者: バルクルーバー
第四章 魔界軍との対抗試合
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対抗戦の幕開け

対抗戦が幕を開きます!果たしてその結末はどうなるのか!?


後書きの方にお知らせがありますので、そちらも宜しくお願いします。

 レッスルヒーローズとストライクウォリアーズ連合軍と魔界軍との対抗戦が始まりを告げようとしている。宇都宮アリーナの会場は満員御礼となっていて、魔界からの者達も観客として来ていた。


「さあ、いよいよ始まりだ!連合軍と魔界軍の対抗戦!実況はこの俺スリラーと!」


「解説のインパクト!二人揃って……」


「「エンターブラザーズがお送りするぜ!」」


 エンターブラザーズの決めポーズに観客席が盛り上がり始める。


「更にゲスト解説としてドリームバトルズの選手達が出てくるぞ!誰になるかはお楽しみに!」


「さあ、まずは開催宣言だ!」


 インパクトが指を鳴らしたその時、電気が消えて暗くなる。するとスポットライトがリング上に照らされ、スーツを着た男が姿を現した。


「皆、リングアナを務める金蔵平吉だ!今回はお嬢率いる連合軍と魔界軍との戦いが行われるぜ!俺もこの試合を凄く待っていた!皆もそうだよな!」


 平吉の呼びかけに観客達は歓声を挙げる。


「ありがとよ!さて、今回の対抗戦は連合軍が魔界軍と同盟を結ぶ為、この対抗戦をする事になった。試合は全7試合。どれも見どころのある試合ばかりだ!さあ、対戦カード紹介と同時にスタートするぜ!」


 するとスクリーンにプロモーションビデオが映し出され、対抗戦の流れの切欠、選手の意気込みなどが映し出される。そしてオープニングの映像が始まり、平吉が対戦カードを読み始める。


「まずは第一試合、シングルマッチ20分一本勝負。エリザベート VS ラクシュミー・バーイー!魔界出身のエリザベートがインドの女王にどう立ち向かうのかに注目だ!」


 平吉の説明に観客達は納得の表情をする。


「第二試合はタッグマッチ20分一本勝負。HARUKA&澄川ナツミ VS お七&リュドミラ・パヴリチェンコ!HNストライカーズの活躍をご覧あれ!」


 観客席から歓声が起こり、特にファン達は興奮していた。


「第三試合は6人タッグマッチ20分一本勝負!ボニー&キララ&詠春 VS アニー・サンゴール&ジュリアナ・ボンダー&マリアナ・ロドリゲス!獣人達と転生者達の戦い!果たしてそれは吉と出るのか凶と出るのか?」


 平吉の説明に一部の観客達は冷や汗を流してしまう。


「第四試合は10人タッグマッチ30分一本勝負!神風ツバサ&リサ・サンダーマン&三上くるみ&アリアン&パクアリン VS フリーダ&ナタリー&エルベス&ヒューラン&アメリア・イアハート!あの神風ツバサが日本に帰ってきた!彼女の勇姿を見たいかー!」


「「「イェーッ!!」」」


「俺もだぜ!ありがとなー!」


 平吉の叫びに観客達は拍手をしながら歓声を上げていた。


「第五試合は危険な戦い!ハードコアシングルマッチ無制限一本勝負!エヴァ・ベロノゴフ VS イヴリン・ウィリアムズ!ロシアの熊がイギリスのデスマッチファイターに挑むこの試合。血みどろの戦いとなるのか!?」


「エヴァ姉さんは第五試合か……」


「なんだかハラハラするね……」


 イリーナとカリーナはエヴァの試合を楽しみにしていて、ワクワク感が高まり始めていた。


「セミファイナルは8人タッグマッチ30分一本勝負!古川佳乃&ヒヨリ&城山すみれ&アナスタシア VS ゼノヴィア&シャルロット・コルデー&マタ・ハリ&クレオパトラ!偉人達と美女達が多くいる豪華カード!特にお勧めの偉人は絶世の美女クレオパトラだ!」


 観客席からヒューヒューと響き渡り、平吉もうんうんと頷く。


「そしてメインイベント!10人タッグマッチ30分一本勝負!朧丸&優里亜&ジャンヌ&ラン&メリアス VS パンジャス&星野つばめ&春川美香&アミラ&プリヤ・ハーサン!朧丸と優里亜のWリーダーが、魔界の王であるパンジャスに立ち向かう!更には天才格闘少女の星野つばめにも注目だ!」


「頑張れよ、近藤ー!」


「ランも頑張ってー!」


 杉本達の声援が観客席から響き渡り、平吉は拳を握りしめて左腕を天井に向けて真っ直ぐ突き上げる。


「そのまま対抗戦の始まりだ!さあ、第1試合スタート!」


 平吉の宣言と同時にインドの音楽が鳴り響き、入場口からアジアゾウに乗ったラクシュミーが姿を現した。


「まずは第1試合!おっと、ラクシュミーがゾウに乗りながら姿を現した!」


「しかも、この会場はゾウでも入れるゲートを設置されているとの事。しかし、観客席に襲い掛かってくる事がなければいいけど……」


 ゾウは足音を鳴らしながらリングへと向かい、ラクシュミーはゾウから飛び降りてリング上に着地した。


「青コーナー!魔界軍所属、インドの戦う女王。ラクシュミー・バーイー!」


「私は戦う!誰が相手でも問題ない!」


 ラクシュミーの宣言に歓声が響き渡り、次の音楽が鳴り響く。ミッドナイトの雰囲気と激しいリズム、ギターの音色が響き渡る中、ピンクの霧が姿を現す。


「こ、この霧は……彼女の登場だ!」


 すると霧の中からエリザベートが姿を現し、ゆっくりと歩きながらリングへ向かう。


(この時が来た……私は……負けないから!)


 エリザベートは心の中で決意したと同時に、華麗にジャンプしてゆっくりとリング上に着地する。


「赤コーナー!レッスルヒーローズ所属、美しきヴァンパイア。エリザベート!」


 エリザベートは投げキッスでポーズを取り、観客席からヒューヒュー声が響き渡る。


「男性のファンを虜にするとはいい度胸ね」


 ラクシュミーは呆れながらも戦闘態勢に入り、エリザベートを睨みつける。


「良いじゃないの。さっ、始めるわよ!」


 エリザベートはコーナーに戻って戦闘態勢に入り、コロナが状況を確認し、ゴングが鳴らされる。


「さあ、始まりました!同盟を決める対抗戦!第1試合の解説はサンシャインズのリーダーである館山修司さんです!」


「宜しくお願いします!」


「さて、第1試合はシングルマッチ。ここはどの様になるのか?」


 エリザベートとラクシュミーは円を描く様に移動しつつ、そのまま組合い始める。するとエリザベートがラクシュミーを押し出して前進し、彼女をロープに押し付ける。


「そこ!」


「ぐっ!」


 すかさずエリザベートがラクシュミーの右頬にビンタをぶちかまし、更にはローキックでダメージを与える。


(宣戦布告ね……けど、私も負けられないから!)


 ラクシュミーはすぐにジャンプしてロープ上に登り、スワンダイブ式のラリアットをエリザベートの首に当てた。


「ごほっ!」


 エリザベートはあまりの痛さに倒れてしまい、すかさずラクシュミーがフォールを取る。


「1!」


「ああっ!」


 エリザベートは素早く返し、すぐに起き上がる。


「先制したのはラクシュミー。あの人、スワンダイブを得意とするなんて……」


「エリザベート、しっかり!」


 セコンドに付いている美奈子が冷や汗を流し、ミリアがリングマットを叩きながらエリザベートに声を賭ける。


(あの子……魔界でプロレス経験があるみたいね……でも、私も負けられないから!)


 エリザベートは素早くラクシュミーにタックルをぶちかまし、ボディスラムの態勢に入る。


「あれはもしや!?」


「ノーザンライトボム!」


 するとエリザベートはラクシュミーが垂直になったところから、彼女を頭から一気にマットに突き刺した。


「がはっ!」


「ノーザンライトボム炸裂!これはキツい!」


「今の攻撃は流石に耐え切れるかどうかですね」


 すかさずエリザベートはフォールを仕掛け始める。


「フォール!」


「1、2!」


「あーっ!!」


「あーっと!ノーザンライトボムが決まったが、カウント2で返した!」


 ラクシュミーは叫びながら返し、すぐに起き上がってエリザベートの腹に蹴りを入れる。


「ぐっ!」


 エリザベートが怯んだその時、ラクシュミーは強烈なビンタ打撃を彼女に次々と当てまくる。


「ここでラクシュミーがビンタ打撃を繰り出した!そしてロープに向かってダッシュだ!」


 ラクシュミーはロープに向かってダッシュして反転。ロープの反動を利用して強烈な膝蹴りをエリザベートの顎に直撃させた。


「あグッ!?」


「ここでラクシュミーの技、ストライクブレイクが炸裂した!」


「ラクシュミーはインド古武術を取得していますからね。甘く見ていると痛い目に遭いますよ!」


「世界には凄い強敵がいると実感しますが、特にラクシュミーか現代世界に来るのは凄いと実感しますね」


 エリザベートはその衝撃でバランスを崩してしまうが、すぐに片手をリングマットに着けてスピンキックでラクシュミーの膝に蹴りを入れる。


「ッ!」


 痛みを感じたラクシュミーが怯んだ直後、エリザベートはすぐにラクシュミーを肩車し、そのままリングロープの上に登る。


「お、おい。何をする気だ!?」


「はっ!」


 なんとそのままリングロープからジャンプし、ラクシュミーの背中をリングマットに打ち付けた。


「ここで強烈な技が炸裂!なんだ今の技は!?」


「1、2!」


「うあーっ!」


 カウントが進むが、ラクシュミーはすぐに返す。しかし、ダメージは大きく立つのも難しい状態だ。


(今の技であるナイトメアブレイクも駄目なら……あの技しかないわ!)


 エリザベートは心の中で思いながら、すかさずラクシュミーを起き上がらせる。そのまま彼女の腰を掴み、空高くジャンプした。


「あれはまさか!?空中落下!?」


「エリザベートの十八番だ!」


 そしてラクシュミーをパイルドライバーの態勢にし、落下しようとしたその時だった。



「この瞬間を待っていた!」


「!?」



 なんとラクシュミーが目を見開き、身体を起き上がらせて強烈な拳骨をエリザベートに浴びせる。


「グッ!?」


 エリザベートが怯んだ直後、ラクシュミーはすかさず彼女の足を掴み、そのまま逆さまにして急降下し始める。


「これが私の技!ムガルの陥落よ!」


 そのままエリザベートはリングマットに頭をぶつけてしまい、すかさずラクシュミーがフォールを取る。


「1、2!」


「あーっ!」


 なんとエリザベートは返してしまい、この光景に拍手が響く。


「なら、今度は……」


 ラクシュミーがすかさずエリザベートを持ち上げようとするが、逆に彼女にパワーボムの態勢で持ち上げられてしまう。


「はっ!」


 そのままパワーボムが炸裂し、フォールを取る。


「1、2、3!」


 そのままスリーカウント。ゴングの音が鳴り響いた。


「決まったー!スリーカウント!先手を取ったのは連合軍だ!」


「大技を決められても立ち上がる姿は見事です!」


「エリザベート。彼女は今後のプロレス界に旋風を巻き起こしそうですね」


 エリザベートは立ち上がったと同時に、観客達の声援に笑顔で応える。


(私だってやる時はやるんだから!パンジャス、私を舐めないでよね!)


 エリザベートが心の中で思う中、ラクシュミーが立ち上がってフラフラと彼女に近付く。


「やられたわ。ムガルの陥落を決めても倒れないなんて」


「最後まで諦めずに立ち向かったからこそ、今の私がいるからね。もう、あの頃の私じゃないから」


「そう……」


 するとラクシュミーはエリザベートに対して手を差し伸べる。


「次は負けないから」


「返り討ちにしてあげるけどね」


 エリザベートとラクシュミーは握手を交わし、拍手と歓声が会場中に響き渡った。





「まさかエリザベートが勝つとは……あいつ、成長したな」


 控室では会場の様子をテレビで見ていたパンジャスが、うんうんと頷きながら見ていた。


「彼女が魔界を去ってからレッスルヒーローズに入り、そこで強くなりましたね」


「ああ。彼女が成長した事は認めるとしよう。さて、次はお七とリュドミラだったな」


 パンジャスが横の方に視線を移すと、お七とリュドミラが既に戦闘態勢に入っていた。


「相手はHARUKAとナツミのHNストライカーズですが、相手が誰であろうとも負けません!」


「必ず勝利を掴み取ります!」


「よし!精一杯暴れてこい!」


「「はい!」」


 お七とリュドミラはそのまま回れ右をして入場ゲートの方へ向かい出した。





 対抗戦は連合軍が見事先手を取ったが、油断は禁物。戦いはまだ始まったばかりだ。

先勝したのは連合軍!エリザベートの活躍で勝利しました。


しかし、油断は禁物!今後どうなるのかに注目です!


そしてお知らせですが、4月に行われる新作の為、更新頻度を下げる事にしました。


一旦お休みしますが、再開時期は5月の毎週日曜日となります!


ご迷惑をお掛けしますが、宜しくお願い致します!

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― 新着の感想 ―
[良い点] エリザベートとラクシュミーの対決、互いに大技を掛け合っていて臨場感がありました。 お互いに一歩も譲らず、いい勝負になりましたね。 ラクシュミーの登場シーンで、象に乗って出てきたのはよか…
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