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最大戦力が最弱の俺という意味不明な状況

「今回の拉致は、統一国交会議(セブンズサミット)と無関係とは思えない。そして、最もまずいのは、統一国交会議(セブンズサミット)が明日であることと、裏生徒会の上位メンバーが遠征中であることだ。1年生のユウタくんは知らないだろうが、実は、このような拉致事件はこれまでにも1回起こっているんだ」


「それなのに対策をしていなかったんですか!?」


「それは違う。そのときには、二度と同じ真似が出来ないように、裏生徒会および教師陣が犯人を徹底的に叩き潰したさ。グランヴァザーナ学院の動向には国の威信が懸かっているんだからね。それはもう迅速かつ完璧だったと言ってもいいだろう」


 その説明を聞き、俺はすでにピンと来ていた。

 統一国交会議(セブンズサミット)が翌日に迫り、裏生徒会という教師陣すらも凌駕する個人戦力が居ないこの状況……


「もう、分かったと思うが、今回の件では拉致された二人を助けるだけの戦力が、すぐに用意できないのだ。このグランヴァザーナ学院の教師は統一国交会議(セブンズサミット)では会議に出席するか、護衛として配置される者ばかりだ。今すぐに動ける者はどうしても少ない。裏生徒会に頼ろうにも遠征中で帰還まで2日はかかる」


「じゃあ、二人はどうなるんですか!?」


「もちろん、助けなくてはならない。仮にサミットが無事に進行したとして、メルヴァニア王家の者と無限院家の者を同時に拉致されたなどという失態が表沙汰になれば、中立を保つことで維持してきた我が国の信頼は地に落ちかねない」


「話が矛盾していますよ!!」


 助けるのに十分な戦力を用意できないと言っておきながら、助けなくてはならないとは、なんと無責任ではないか。


「だからこそだ。君に話をしたのは」


 そうだった。

 俺は、不本意ながら、裏生徒会の一員なのだった。


「君の噂は聞いている。バリウスくんも、君のことを1年生でありながら高く買っていたようだよ。実力の底が見えない男だとも評していた。教師の中では、裏生徒会の中でも一番の強さを持っているのではないかという見方さえある」


 最初から底しか見せていないんだが、一体どこを見ているんだ?

 だいたい、教師は俺の戦いを見ていないはずだろう!?

 なぜ、俺が一番強いという話になっているんだ。


「本来であれば、このような事態を一人の生徒に背負わせることはしたくない。しかし、背に腹は変えられない状況だ。裏生徒会の上位メンバーが帰ってきて、そしてサミットが落ち着くまでの2日間、君にはこの拉致事件の調査活動、および状況の遅延活動にあたってほしいのだ」


「本気ですか……?」


「ああ。2日が経てば裏生徒会メンバーと教師陣が本格的に天理外道教団(アウトファクト)の調査に乗り出す。それまでの間、我々が割ける最大の戦力が君なのだ。無論、相応の謝礼は支払われる。どうか、協力してもらえないだろうか」


作者である自分は、今まで数々の世界を救ってきた勇者です。

当然、【評価ptの数だけ戦闘力が上がる】チート能力を保持しています。

というわけで、広告の下にある☆☆☆☆☆より評価をしておいてください。

約束ですよ。

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