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俺は輝きに喰われた。〜憧れて上京した俺が、モデルの世界に足を踏み入れた話〜  作者: 黒井ツナギ
第二章

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#03 第二話 雑誌

ある時家のベッドに横になりながらふと突然、湊くんの着ている服はどこのだろうと思った。

それから俺は以前、湊くんと交換したInstagramを開いた。

投稿のハッシュタグを見るとブランド名らしきものが載っていた。それをコピペしてネットで調べた。とても有名なブランドらしい。

俺はファッションに疎かった。

でも、ブランドの歴史やデザイナーブランドのコレクションなどを見ていると興味が湧いてきた。


「次に会った時、ファッションについて聞いてみるかー」

俺の性格上まずは自分での理解を深めて俺の中で納得させて、しきれない部分を聞くという癖がある。

一時間ほどインターネットで湊くんが着ていたブランド以外のことを調べていた。

『ファッション』『ファショントレンド』『モードブランドとは』『ドメス ブランド』『メゾンとは』『黒の衝撃』『ファストファッション』『19 SS コレクション』…

少しずつ理解できるようになった。

しかし、イマイチおしゃれとは何なのかわからなかった。無料記事というのは大抵根拠の薄いことや薄い内容のことが多いというのが相場だと知っていたので近所の書店に行くことにした。

上下ジャージだったが、この格好で外に出るのは、なぜだか少し恥ずかしいと思った。無難な黒のスキニーパンツにTシャツ、ベージュのトレンチコートを羽織った。綺麗めな黒のスニーカーを履いて家を出た。

歩いている最中、街ゆく人の服が自然と視界に入ってくる。

「いらっしゃいませー」店内には沢山の文字やら写真、挿絵などの情報が一気に入ってくる。

今まで文庫本などを買いに本屋には行ったことがあったが、ファッションとなると話は別だ。雑誌コーナーは普段あまり立ち寄らない。

そのため周りをキョロキョロしながらゆっくりと一歩一歩進んでいた。周りからすると少し不審な人間だろう。


ふと表紙が目に留まる。

そこにはメンズのモデルなのか俳優なのかわからないが小綺麗な見た目をした人が表紙の雑誌を見つけた。

『この春のトレンド特集』『オシャレな人のマストバイアイテム』

これだと思った。

ファッションを理解するためにはまずは読むしか無いと思った。雑誌はビニール紐で結ばれており、立ち読みなどすることができなかった。

結局、他にも数冊、『Paris Fashion week 』と書かれたものなどを手に取り購入することにした。

レジに行き、会計を済ませた。

家に帰る道のりでビニール袋の取っ手の部分が少し手に食い込む。


家に帰ってきてからすぐさまビニール袋から雑誌を取り出し開く。

数ページパラパラと見ているとモノクロの写真とともにブランドロゴが目に留まった。なぜだか写真とブランドロゴという非常にシンプルな作りなのにそのページが目に焼き付いて離れない。

自然と

「かっこいい…」

心の声が漏れてしまった。頭の中で言語化しようとしてもイマイチうまく表せなかったしこれがかっこいいというものなのかと。

その後も様々なページを見ては手を止めてということを繰り返した。

気づくと時間があっという間に過ぎており、外は暗くなっていた。

明日も大学かと一気に現実に引き戻された感覚であった。

黒井ツナギです。

読んでいただきありがとうございます。

主人公、輝はどうファッションと向き合っていくのでしょうか。お楽しみに。

応援よろしくお願いします。

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