第1話 転生しました。
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頑張って更新してまいりますので、ぜひ最後までハーマインの波乱万丈な(?)奮闘劇をお楽しみいただけますと幸いです!
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俺は、この世界に転生した。
とは言っても、片田舎男爵家の末娘に
現在5才、今日は、鑑定の儀を受ける。ここでこの世界の生きる道が決まる。
鑑定結果は、「*.*SSS」
「*.*(アスタリスク)だと!!」
お父様が、声を上げた。そして、お母様は、
「Fまでしかないのに、さらに、その下のSだなんて、しかも、三つも?」
目頭を押さえている。そして、哀れみの視線を向けたオズワルド司祭様が最後に
「ルード男爵様、このままだと、この子がかわいそうだ。せめて*.*F(アスタリスクF)ということにしておきましょう」
こうして、私は、平民で最低ランクの能力しかないと鑑定されたのだった。
⭐︎⭐︎⭐︎
ルクサール王国の王都ルクサリオンまで馬車で7日はかかる片田舎に我がルード男爵家はある。
男爵家とはいえ、うちは貧乏だった。魔の森も近くにあり、魔物討伐や街道護衛の冒険者ギルドへの応援依頼、農作物の少ない税収でやりくりしているのが現状と思っていたら実は違った。
計算のできない父ゲオルグは、経理を部下に任せているのだから、横領し放題。そこをこの地に唯一支店を出しているバルトロ商会につけいられているのが、横で話を聞いただけでもわかった。
それに対して、お姉様、お兄様方は、とても優秀らしく、王都でルード家よりも上位貴族に婿養子や嫁として嫁ぐことが決まっている。
なので、この領地を継ぐのは、私しかいない。
なんということだ。こんな借金だらけの貧乏男爵家を女の私が、しかも、平民以下の能力しかないわたしが継ぐ?これはクソゲーとしか言いようがない。
実は、わたし、前世は、ゼネコンに勤めていた40代のおっさんだった。
クソ。ほんとに、こんな酷い目に、どんなラノベでもチート能力があるぞ、詰んだ。
無理、絶対に無理。
そう悩んでいると、魔法の師匠であるエルダー爺と剣の師匠であるマー婆さんがやってきた。
「聞いたぞ、アスタリスクだったそうだな」
「はい」
「ところで本当にFだったのか?」
「いえ、SSSでした」
すると二人は頷いた。
「なるほど、それで5歳であの能力か」
「そうね。爺さん」
「婆さんもそうか」
「ええ」
「「心配ないよ。ハーマイン。これから頑張れば道は開ける」」
そう言って、私を励ましてくれたかと思うと
「ところでお願いがあるのじゃ」
「なんですか?」
「5歳になると資金がもらえるはずじゃ。そのお金であることをしてほしいのじゃ」
「何をですか?」
「わしも婆さんも歳をとって神経痛が疼くのじゃ、じゃから、この辺りに温泉の源泉らしきものがあるから、施設を作って欲しいのじゃ。なに、入浴料は徴収するから」
「温泉?あるのですか?」
温泉施設と聞いて、前世の血が騒ぐ。しかし、この世界で資材の確保と労働者の確保はどうすると思っていると
「わかったけど、資材や大工なんかはどうしたら」
「それはわしらに任せろ」
こうして、わたしは、師匠との訓練と称して、源泉付近の測量を始め、一カ月後に、温泉施設を作った。そして、商業ギルドにわたしの商会を作ることも両親から許可をもらい。登録までできた。この時の税率は、領主には10%、商業ギルドに5%、そして、冒険者ギルドには定期的な付近の魔物狩りの依頼をした。
そして、近くに真っ黒な山を見つけた。
「あれは?」
「あれは、ボタ山じゃ、昔はダイヤモンドが出たと聞くがいまは、廃坑となっている。バルトロ商会が持っているはずじゃ」
こうして、5才で温泉施設、宿泊施設の運営を始めた。そして、近くに温泉神社をつくり、賽銭箱を設置した。これはわたしの単なる趣味だったが、まさか、役に立つとは思わなかった。
施設の運用は順調で、温泉の効能が領民たちの話題となり、確実に利益をあげていった。
銅貨一枚、100ゼニーで入浴できる点も良かった点だ。しかし、領民も貧乏だ。冬の間農期に仕事ができた人達は入浴出来るがそれ以外は、入れない。なので、付近の領民を交代で店番をさせて、現金収入を与え、経済効果を上げたのだった。
最後までお読みいただきありがとうございました!
次回、「第2話」は【本日の12時】に更新予定です!
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