表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

46/208

45妖精と最高血種との因縁(アリエル)

 

 どうも、アリエルなのです。

 実はですね。自称最高血種とか言っているバンパイヤ、アイギスと妖精族とは、海よりも深く、山よりも高い因縁が昔からあるのです。


 妖精の村はこの大迷宮の中にあった訳なのですが、村だけでは成り立たないので、よく、いろいろと物色しに村の外へ出かけるわけですよ。


 そんで、ある日、大地震が起きたのです。この大迷宮の洞窟が崩れるかけるほどの大地震なのです。

 すると、地上にあったはず城がですね、地殻変動によって、なんと、この大迷宮の地下深くに落ちてきたのです。


 最初は何だ、何だ、とみんなで近くまで行ってみたのです。

 そしたら、城の中には、多数のバンパイヤがいるではないですか。血を吸われたくはないので、それはもう、全力という、全力で逃げて帰ってきたのです。

 触らぬ神に祟りなしです。その後は、そのバンパイヤのいる城には近づかないようにしていたのです。


 そして、月日は経ちます。

 あのバンパイヤのいる城から、バンパイヤの反応が見られなくなったのです。

 あれ?と、思って村の仲間の妖精が様子を見に行ったところ、なんと、多数いたはずのバンパイヤがほぼ全滅しているではないですか。

 唯一、バンパイヤの姫と言われるのが一人残っていたのですが、どうやら、冬眠しているのか、ぐっすり寝てしまっているようなのです。


 なんと!チャンス到来!ということで、鬼の居ぬ間になんとやら、です。

 みんなで、こっそりとバンパイヤの居城に侵入してみたのです。そうすると、どうでしょう。宝物庫には眩しいばかりのたくさんの財宝が山のように積み重なり、倉庫には年代の古いビンテージ物のワインなどがあるではないですか。

 バンパイヤの姫は寝ているので、じゃ、しょうがない、ということで、いただこうと言うことになったのです。


 そして、村の仲間たちと宝物庫の財宝やビンテージ物のワインを運び出そうとしてたいたところで、ある生き物が声をかけてきたのです。


「おい。貴様ら、何をやっている!」


 それは、その者こそ、鬼の形相をしたバンパイヤの姫、アイギス、その者だったのです。寝てしまっていたはずなのですが、こちらの行動に気づいて、起きてきたのです。


 それはもう、一目散で逃げましたよ。

 いや、もちろん、あたし達、妖精は魔術に秀でた者たち。戦おうと思えば、勝てましたよ。でも、戦ったら痛いじゃないですか。


 そして、その一年後に、改めて、城を内部を見ると、吸血の姫はぐっすり寝ているようでしたので、再び、作戦を決行したのです。

 しかし、ですね、


「おい。貴様!」


 と、すぐにバレました。もちろん、速攻で逃げました。


 それからというもの、この城の宝物庫とビンテージ物のワインを漁るというのは、毎年の恒例行事になったのです。今では「バンパイヤチャレンジ」というイベント名まで付いて、いかに、バンパイヤにバレずに財宝を持ち出せるか、という毎年恒例のイベントになったのです。


 バンパイヤの姫アイギス VS 妖精


 この戦いにおいて、未だ、勝敗はついていないのです。

 これこそが、吸血の姫、アイギスと妖精族との長年にわたる因縁なのです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ