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『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』  作者: もんじゃ
『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』
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第70話


 10月の頭には衣替えがある。蛍の制服も夏服から冬服に替わるわけで……


 「……先輩、なんで夏服を先輩のお家に持ってきてほしいって仰ったのですか?」


 ジト目で俺を見る蛍に対して言えることは


 「……蛍……これは、男の性なんだ……」


 勿論、クリーニングには俺が出すからと……


 普段は私服の蛍が料理を作ってくれるのだが、今日は制服姿で台所に立っている……これだけで白飯が食えそうなほど良い。


 ……学校ではできないスカートめくりも楽しかった。童心に帰るな!


 今日が最後だからと思う存分に蛍とイチャイチャした……何が最後かと言えばこれからしばらくは受験に専念するために蛍との甘い時間を自粛することにしたのだ。


 「……先輩が我慢できるとは思えません……」


 確かに恋人になってから……その……申し訳ない位……蛍に夢中になっていた。


 「……二人の将来の為だから我慢して頑張るさ」


 甘い時間の最中には普通に「蛍、結婚して?」「はい、先輩……」みたいな戯れ言は口にしてる……蛍はどうかはわからないけど、俺は本気でいつまでも一緒にいたいなと考えているので……


 そこまで偏差値の高い大学ではないし、夏休みも勿論、勉強はしていたけど……これからは本気で追い込むぞ。

 


 

 


 

 


 

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