表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』  作者: もんじゃ
『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』
30/251

第28話


 「……先輩、先輩」


 ……ん?あれ……俺は……確か自宅の部屋で蛍と二人で勉強をしていて……少し眠気が出てきたので少し横になって……


 「……すまん、熟睡してしまったのか。どのぐらい寝てたんだ?」


 「……えーと、一時間くらいですかね……」


 なに、そんなに寝てしまったのか?


 「……すまん、蛍、せっかく一緒に勉強してたのに……もう蛍が帰らなきゃいけない時間じゃないか」


 「……いえ、大丈夫ですから……」


 蛍をきちんと送って家に帰ると蛍が忘れていったノートを見つけた。


 「あら、忘れ物……明日学校で渡せば良いかな?」


 パラパラと開いてみると……なんか落書きがあった。寝ているイケメンのイラストが描いてあった。そういや蛍は漫画を描くのが趣味とか言ってたな、確かに俺は寝てたけどこんなイケメンじゃないのでポーズだけ参考にして描いたのかな?

 ……と考えていたら蛍からの電話が鳴って出たら


 『せ、先輩!ノートを忘れたんですけど、絶対に中を見ないでくださいね!?』


 慌てた蛍がそう言うので「もう見ちゃった」とは言えず


 「わかった、見ないから」


 と返事した。思いの外、絵が上手だったからもっと自慢しても良いのになぁと思ったが……そういうのを恥ずかしがる蛍も蛍らしいなと思うので見たことは黙っておこうと決めた。


 


 

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ