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『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』  作者: もんじゃ
『腫れ物扱いの先輩が、私には優しい』
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第20話


 「テスト結果どうだった?」


 学校が始まり中間考査の結果が返却されたので蛍に試験の結果を聞いたら笑顔で


 「……成績上がりました、先輩のお陰です」


 そう蛍が言うので、俺のお陰なんかじゃなく蛍が頑張ったからだよと言っても蛍は「先輩のお陰です」と言って譲らず。


 「……先輩にお礼がしたいです」


 そんなことを言ってくる。お礼なんかいいよって言っても案外頑固なのか譲らないので


 「……お弁当を毎日作ってくれるんだからそれで充分だよ」


 と言ったら、蛍は少し考えて


 「……先輩は一人暮らしなんですよね?お家に伺って料理してもいいですか?」


 「……俺の家で?」


 「……駄目ですか?お弁当に入れられないものを食べていただきたいと思うのですが……」


 蛍が上目遣いで「お願いします、お礼させてください」と言うので「別に構わないけど」と答えるしかなかった。


 「それでは今週末にお邪魔しますね?約束ですよ?」


 と蛍は笑顔で随分と張り切っている。俺は「まぁ、一度くらい良いか」とその時は深く考えていなかった。


 

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