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婚約破棄から始まる恋愛コーデ日記  作者: おうぎまちこ@3/13「犬猿の仲の幼馴染」書籍化!


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26/30

第26話 3/25 トドロキ

3/25(水)


 


 昨日のトウヤ君からの告白は保留にしてしまった。

 なんだろう、若くて可愛いけどかっこよくて、しかも自分の事を好きでいてくれる彼に不満などないはずなのに。

 なぜか即答できなかったのだ。


 昨晩はあまりの衝撃で、いつものコーデを呟くのさえ忘れてしまっていた。

 

 ちなみに今日は、ネイビーのツインニットにベージュのパンツを合わせている。

 ネイビーは私の悩みも全て包んでくれるわ……。


 そうこうしていると、もうすぐ退社という頃に、課長から声をかけられた。


「定時で上がれそうだから、帰り一緒に飯食いに行かないか?」


「おごりですか?」


「おごりだよ」


 私は、おごりという言葉にとにかく弱い。

 二つ返事で頷いた。


 課長も昨年、自分と同じ婚約破棄にあっていたという。


(課長は浮気されてだから、状況は違うけれども……)


 なんとなく親近感がわいてしまっていた。

 

 退社時間になったので、スマホを取り出し、なんとなくラインの通知を見た。


「あれ? これって珍しい、トドロキ君じゃない?」


 二十六木と書いて、トドロキ君。珍しい名前だったからよく覚えている。


 そして何気なくラインの中身を見る。


「ふんふん。……って、え?」


 私は書いてある内容にびっくりしてしまい、そこで固まってしまった。

 課長に覗きこまれる。


 そこに書いてあった内容は――。


『ユーイチ先輩、俺の元カノと、三月に入って結婚したんですよ。俺てっきりマドカ先輩と結婚するんだと思ってたんですけど』


「え、え~~~~?!!!!」



 会社の中だったけど、私は大声で叫んでしまったのだった。





 

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