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097⚫️ため息
「航海はどうだった?」
「はい。無事に、というわけにはいきませんでしたが、乗員も艦も帰還できました。詳細は提出したデータをご覧ください。」
「マチルダ准将・・・わたしは長文を読むのが苦手なのだ。老人にはキツイ。かいつまんで話してもらえんか。」
「司令、それは少し虫がよすぎます。労を惜しめば任はなりませんぞ。」
「そう固いことを言うな。ザックリでよい。小難しい用語も噛み砕いて頼む。」
「ふぅ〜。お義父様、前々から申し上げようと思っていたのですが・・・。」
「ドキッ。なんだ、改まって。いや、あなたがお義父様というのは、いつもわたしに落ち度がある時だ。ここは穏便に願いたいな。」
「あなたは司令!司令なんですから、もっと責任感を持ってください!文書は自分でちゃんと読む!当たり前のことです!もうっ!」
「わ、わかった、わかったから、そんなに声を荒げんでも・・・穏やかに、な。」
「わたしの気持ちは顔に出るんでしょう?!察してください!」
「了解したあ!・・・で、今度はいつ、うちに来てくれる? 孫、連れて。」
マチルダはため息をついた。しょうがないなあ。
このタヌキ親父め。




