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094⚫️こっちむいて!

うーん、これだけ騒いでも、「あまり屋」は見向きもしないのか。

「北氷屋」の主は腕を組んだ。

散々、花火をあげ挑発したのだ。

店員を鍛えて「やるぞ、やるぞ」と言い続けてきた。

塀を挟んだ隣の「鋳貨地味協和店」は、店の規模も大きい。

鉱山物質も手広く扱っている。

頼ってきたが、反応はいまひとつ。

「北氷屋」の内情は厳しい。給金も十分に払えない。

朝晩の食事も粗末なものである。

しかし、店構えだけは豪華に見せている。

裏にまわれば、ハリボテなのだが。


なに!

「あまり屋」が「いやん屋」に手をだした、だと!

あそこは花火もあげておらんし、花火を持っているとも言ってないぞ!

うちは持ってる!もっと大きいのもある、って吹聴してるのに、

なぜ、こっちを見てくれんのだ?!

うちが「油問屋」ではなく、「氷屋」だからか?!

ひどいぞ!こっちを向け!

「あまり屋」!

あまりといえば、あまりの仕打ちだあ!


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