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067⚫️’ユキカゼ’がゆく

「では、四十二人目の仲間を紹介する。トーマスだ。もう、ゲストという呼称をつけるのはまどろっこしいから、以後、トーマス中佐でいい。まっ、もうみんなで何度も飲んだから、よく知っていると思うがな。」

マチルダの声にクルーが明るい笑い声をあげる。

「ああ、ゲスト・カーネルも、バーバラ大佐でいいぞ。なお、諸君も知ってのとおり、ボビー副長は二階級特進で、同じく中佐だ。特進と言っても、生きているからな。」

艦内は爆笑に包まれた。


佐官級が四人同乗というのは、前例がない。特例である。

指揮伝達系統のスムーズな運用のため、マチルダは准将に昇格した。


’ユキカゼ’は次の航海に出発する。

白い航跡を残し、黄色い潜水艦が行く。

その前途に広がるのは、やはり赤い酸の海。

だが、化石燃料の使用は激減している。


’ユキカゼ’の四十二人の乗組員の瞳に希望が宿る。

未来は、誰かが作ってくれるものではない。

みんなで力をあわせて作り出すものなのである。

ゆけ、’ユキカゼ’。

未来を切り開くのだ。


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