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36話

今日1つ目の投稿です!

顔を上げて周りの反応を見ると拍手の音と共に『まだ5歳なのに凄い!』という感じの話し声が聞こえてきた。


緊張していたしいきなりだったので失敗していないか不安だったが大丈夫なようで良かった。


そして司会を務めてる人が次は俺のピアノの演奏だと言った。


え、最初の方なの?!


まあ、何度も練習した曲だし楽譜も完璧に暗記できてるから大丈夫だ。


「鷹司 律様によるパパギーニの超絶技巧練習曲第4番マゼッパです。」


大丈夫だと何度も深呼吸してピアノに向かう。


周りがしーんと静まり返ってる。



よし始めよう。


最初のタッチは繊細にでも力強く、ここはなめらかに、ここは左手が難しい...。


そんな事を考え、スキルを駆使していたらあっという間に演奏は終わった。


席を立って頭を下げると拍手が聞こえてきた。


そのまま真っすぐ降り、お父さんの元へ向かう。


「どうでしたか?」


「・・ああ。まあ、そのだな、...」


「何です?」


「な、何でもない!お前はもうこの後自由行動だ。帰ってもいいしそのまま過ごしてもいい。」


そう残してお父さんは会場の真ん中の方へ戻って行った。



なんか少しショックだった。


パーティー前も普通な感じだったし、もうあまり嫌われてはないかもしれないと思ったが...。


美味しそうな料理が並んでたし食べたら帰ろうかなと思って料理コーナーに向かった。


置いてある料理はどれも美味しそうな物だった。


色々な料理を少しずつとり人混みに疲れたので、会場の外のエリアの方へ行った。


まだ誰も来ていないようで一人だった。


風が冷たくて気持ちよく感じる。


そして料理を食べた。


食べ終わったし帰ろうかと思った所で側に一人の男の人が来た。


なんかこの人見たことがある気がするけど思い出せない。


服装からして来客の人の様なので会釈をする。


すると男が話しかけてきた。


「お前、流星の息子だよな?」


「はい、そうですが?」


「ぶっあ~っはっはっは!」


「どうしたんですか?」


「いや流星とは顔は似てるけど中身は大違い!...やっぱ流星と真凛さんの子なだけあってめちゃくちゃ美形だな!」


いきなり笑いだしたり、どう答えたらいいか分からない質問をしてきたり、この人は誰なんだ?


「・・あの、名前教えてもらってもいいでしょうか?」


「あ、俺か?俺は瀬名 瑳和希(さわき)。」


瀬名...瀬名って言ったら...瀬名プロジェクトの!?


スカウトでしか入れず幻の芸能事務所とも呼ばれてるあの!?


人気俳優や人気アーティスト、人気モデル達が大勢所属してる国内最高峰の芸能事務所・・!


俺が色々慌てて考えている所にさらなる爆弾が落とされた。


「顔も良いし、頭も悪くない。歳の割には落ち着いてるし、合格!・・お前本当はこんな性格じゃないだろ?

もっと無表情な感じじゃない?うちの事務所にはいないタイプだし、子役から育てられるのはいい。俺んとここねぇか?」


は?


子役?


「俺はピアノとサッカーの練習で時間が無いので、遠慮させて頂きます。」


「知名度アップに繋がるぞ?モデルや子役として活動して知名度アップして、お金貰えてラッキーじゃないか?それに売れてきたら、密着取材でもやったらピアニストとしてもサッカー選手としてもファンが増えるし。」


「そもそも売れる保証なんてありませんし。」


「俺がスカウトして売れなかった奴は今までいない。」


そもそも芸能人なんてなる気無いんだが...。


あ、小学4年生になったらブラジルに行くかもしれない事話せば良いんじゃないか...?


「俺、小4からブラジル行くかもしれないので。」


「本当か?! それまでに売れれば一つ番組を持たせて貰って、ブラジルでの日常的な感じのやれるかもしれないぞ! まあ断言する。お前は絶対売れる。うちの事務所に入んないか?」


物凄くしつこいんだけどって思う反面良いかもしれないと思ってる自分がいる。


・・いや、本当に良いかもしれない。


「今、良いかもって思っただろう?もし本当に無理なんだったらやめてもいいから。まあ後日お前の家に行くわ。」


少々強引だったが、また今度話すことになった。







もし「面白い!」と思ってくださったら☆☆☆☆☆を★★★★★に変えてください!!!(❁´ω`❁)


文章が下手だったり、つまらなかったりしたら☆☆☆☆☆を★☆☆☆☆、続きが気になると思ってくださったら★★☆☆☆だったり、ぜひ評価お願いします!!


評価やブックマーク、感想貰うとめちゃくちゃやる気でます! ☆.。.:*(嬉´Д`嬉).。.:*☆

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