31話
今日一つ目の投稿です!
「ただいま戻りました、律様。」
「今、戻った。若!」
二人に会うのは一週間ぶりか。
たった一週間だけど暫く会ってなかった気分になるな。
「おかえり。」
まあ、ここで6歳児らしくはしゃいだりしないけど...。
二人もいつもの俺に慣れてるし、何も言わない。
そして取り敢えずテラスに行く。
海が飲み物を出してくれ啓が昼食を出す。
・・啓って準備とかできたんだ..。
海に劣らない出来栄えだ。
あ、確か海も啓は本当は頭が良いって言ってたっけ。
でもそうならなんで普段は海みたいな感じじゃないんだろう??
海とは正反対で距離が近い感じ。
啓は俺の前に座ったので海は少しためらいながらも座った。
「試験どうだったの??」
「私が2点差で啓に負けて2位でした。」
「俺1位!」
「・・前回は俺が一位だった!」
「でもその時は1点差だろ!
「だが....」
そんな二人の様子を見る。
いつも自分に接する時の硬い感じではなく、啓と言い合う普通の少年だった。
仲が良いんだなと微笑ましく見守る。
考えがおっさんみたいだって?・・だって中身おっさんなんだもん。
何故か二人にジト目で見られる。
べつに続けてくれて良いんだが。
そんな感じで話、お昼休憩が終わり、サッカーの練習をし、そしてジュニアチームに行く時間になる。
「啓、仁に車出してもらって。」
「え、どこに行くの?」
「武蔵さんから聞いてない?サッカーチームに入ったんだよ。」
「「え」」
普段息が合わない二人の息が珍しくあう。
っていうかなんでそんなに驚いてんの?
「なんでお昼の時間に話してくださらなかったんですか?律様がチームに入る日なんてテストなんか受けなくたって行きましたのに。」
「若、変な奴やウザイ奴に絡まれてないか?」
そして二人に質問攻めに会う。
啓は質問しながらも仁に連絡していたみたいで質問は仁がくるまで続いた。
サッカーをやるよりも疲れた気分だった。
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