29話
今日一つ目の投稿です!
「んん?武蔵さんおはようございます。」
ここで変に“何のこと?”とか訊き返したりしたら少し不自然だ。
いつも通りという感じで普通に話せばいい。
こんな時でも動揺しない!...前世で培った表情のコントロール力・・(基本無表情だが)。
「いや、朝早くにお出かけになっていたことですよ。」
なんでバレてるんだ?
バレるような行動はしてないだろうし...。
「朝5時頃起床、外出6時40分頃帰宅。裏口を通って外出ですね。律様の方には常に意識を向けていますし、裏口の方と正面玄関の方には安全対策のために防犯カメラを設置していますんで。それに昨日外出の事を訊かれたのも少し不自然なんで。」
「・・・」
もはや黙るしかなかった。
この人を人間をはかる物差しで見ていたのが間違えだった。
スキルとかなしで、離れている人の気配を正確に探れるって...人間じゃないみたい...。
防犯カメラもあるんだしここは認めたがいっか。
っていうか昨日の会話でこんなに察せられるんだ...。
「何をやっていたんですか?」
「サッカー練習です。」
「サッカーですか!ですがここでやればいいのでは?」
「教えてもらっているんです。先輩達に。公園ですしここから近いので。」
「・・・サッカーならばいいでしょう。ですが護衛として私も行きます。」
武蔵さんはサッカーが大好きな人だからサッカーって言えば多少甘く見てくれるとは思ったが、こんな強面のおじさんが来てたら二人共ビビるでしょ...。
それに護衛とかいたら二人共変に思われるだろうし...。
それに近い公園にでさえ一人で行けないと思われるのは嫌だし。
「武蔵さんが来てくれるというのはありがたいけど、武蔵さん顔がね、少しね。」
「・・顔が怖いということですか。・・では護衛の者をつけます。」
「そうではなくて!他に護衛がいる人なんていないので...。」
「・・わかりました。影をつけます。これ以上は譲りません。」
まあ、これなら分からないだろうしいっかと思いうなずく。
そしてそのままランニングをやり朝食を食べピアノを始める。
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「今日はひたすら基本練習です。ピアノの鍵盤を弾く時もっと強く芯の通った音にしてほしいし、柔らかいタッチのところでも芯の通った音が弾けるようにしてほしいです。律さんは小指で弾く時少し甘くなります。ペダルを踏むのもスタッカートにするべきところが変に伸ばされたりしないよう気を付けてください。今日はこれらをふまえてどうぞ!」
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注文多くね?
っていうかこんなに直す所あったんだ...。
頑張らないと!!
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