19話
今日一つ目の投稿です!
ー5ヶ月後ー
あれから5ヶ月が経った。
色々なことがあったが、取り敢えず今はクリスマスシーズンだ。
そして組の方に呼ばれているので、今車に乗って向かっている。
ちなみに車は啓も増えたことから大きくなっている。
っていうかこれリムジンじゃない・・?
そんな事を考えている内についていた。
久しぶりに来た組は..やっぱり入り口での挨拶が恥ずかしかった。
そしてそのまま中に入る。
雷夢さんと紗香ちゃんに呼ばれているので部屋に入る。
そして前と同じように抱きついてくる気配があったの今度はさっと避ける。
ここ何ヶ月か、サッカーでの気配察知がうまくなったのかほとんどの気配に反応できるようになっていた。
すると雷夢さんは残念そうに
「律ぅ〜。」
と言ってきた。
そんな顔されると何かこっちが悪い事したみたいな気分になるんだが・・。
そんな感じで話しだし、話題が小学校のことになった。
「律、お前、4月から小学生だよな。ランドセルはまだ買ってないよな?」
ランドセルか・・そういえば小学生だな・・。
「まだです。」
すると紗香ちゃんは少し興奮したように
「そう!そうだと思って、ランドセル職人さんを呼んだのよ。流石に組の方に呼んだら色々あるだろうから、裏の方から繋がってる離れの方に呼んでるのよ。一緒に選びましょう!」
「儂もカッコいいの選んでやるぞ。」
紗香ちゃんはともかく雷夢さんは少し悪い予感がしたが取り敢えず付いていく。
そして今、ランドセルのカタログを見ている。
「律!黒に金糸で縁取りして龍の刺繍をしてもらうのはどうじゃ?」
・・雷夢さんが何か言った気がするが聞こえなかった事にし、紗香ちゃんの方を聞く。
「これなんかどうかしら?律くんはきれいな黒髪だし、キャラメル色のランドセルに深い茶色の縁取りで隅に金糸で鷹の刺繍を小さくしてもらって。あと内側に同じ金糸で名前の刺繍。きっと似合うわ!」
雷夢さんが言っていたやつよりは断然いいし、自分も結構気に入ったので紗香ちゃんが言っていた組み合わせにする。
そんな感じでランドセル選びは終わった。
そして一旦泊まる部屋に夕食まで戻る。
海と啓も来てくれている。
そういえば海の学校の事は前に聞いたが、啓はどうなんだろう?
「啓は学校どうしてるの?」
「海と同じっす。」
以外な答えに驚く。
海って執事の学校でしょ?
啓も・・?
そんな不思議そうな顔をしていると
「俺と海なやっていること大して変わらないでしょ。それに、俺は元々若に仕えることは決まってたから、執事学校がちょうどいいんだよ。それに執事学校だと18歳まで繋がってるから俺ら今、13歳だけど受験とかなくてらくだし。」
「ですがその分一学年で半分くらいは減りますよ。」
えええー。
っていうか二人共めっちゃすごいじゃん。
大して勉強してなくてもそんな競争倍率が高い所で生き残れるなんて・・。
そんな感じで夕食まで時間を潰した。
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