第14話:悩み
放課後
これから校長室に行かなければならない。
あの時は入りますとか言っちゃったけど、今考えるとことわったほうがよかったのかもしれない。
なぜかというと、これは昨日のゲッコを倒した後の話だが、家に帰ると親がいなくなっていた。
それどころか、生活用品など全てがなくなっていた。
なのでこれから金を稼いで暮らして行かなければならない。
なので俺は箱を作り、その中に解決したい悩みごとなどを書いた手紙とお賽銭を入れると本当に解決するらしいという噂を学校に適当に広めて、その箱をグラウンドの端の大きな木の下に置き、その中の依頼を吸血鬼の魔法の力で解決するということを始めた。
もちろんこれが、俺がやっていることもひみつだ。
問題はここだ。
当然、討伐団からしたら、吸血鬼も魔物の一種として退治してこようとするだろう。
これからは、今までの倍は気をつけないといけない。
俺がこうやって考え事をしているとマサキがやってきた。
「深刻な顔してどうしたんだ亮…ルナ」
まだ、ルナと呼ぶのが慣れないらしい。
マサキには、吸血鬼のことも言ってるし、信用できる親友だ。
このことを言っても、だれかに言いふらしたりはしないだろう。
「実はね、両親が突然いなくなったんだ。」
「本当か⁉︎ これからどうするんだ。」
「少しの間は、家にあったお金と自分の金で過ごせるだろうけど、金を稼ぐためにちょっとした商売をしようと思って」
俺は校長室に呼ばれたことや、依頼を受けてそれを解決することなどを全て話した。
「いいんじゃないか」
マサキは賛成してくれた。
「でも、吸血鬼のことを知っているのは校長だけなんだろ。討伐団の奴らには黙っておかなきゃいけないなら、お前が吸血鬼の姿の時に襲われるかもしれないってことだよな。俺もお前をできるだけサポートするからバレないように頑張れよ‼︎」
マサキはいいやつだなぁ〜!
「ありがとう‼︎マサキ。これから頑張るよ。」
それから俺は、校長室に向かった。
扉をノックし、名前をいうと、入りなさいと聞こえた。
俺が校長室に入ると、そこには、3年生の先輩が2人、校長先生と一緒に立っていた。




