第15話:祠
「君に紹介しよう」と校長が先輩2人を紹介し始めた。
「まず、わしの隣に立っているのは討伐団の団長の五十嵐拓海。そして、彼の隣に立っているのが君が配属される班の班長の宮原桜だ。」
校長の紹介が終わると団長さんが話し出した。
「夜月瑠奈、君のことは校長から聞いている。これからよろしく。」
次に班長さんが話し始めた。
「瑠奈ちゃん、こんにちは‼︎私がこれからあなたが配属される班のリーダーだから困ったことがあったら遠慮なく言ってね^_^」
それから2人と握手をした。
団長さんはマジメそうな人、班長さんはすごく人の良さそうだ。
ふたりともいい人そうなので安心した。
次に校長が話した。
「君が吸血鬼だということは2人には知らせている」
「えっ⁉︎そうなんですか?」
マジかよ、知ってるのは校長だけじゃなかったのか?
「大丈夫よ。実は私もあなたと一緒で人体実験されて、ある能力を使えるの。でもこれはここだけの秘密よ。」と班長さんは言った。
という感じで、この後もかなり長い話をしていたので簡単にまとめると、班長さんは討伐団の中で最も強く、腕のいい人だということ。
そして、その班には班長さんが選び抜いた腕利きの人たちがいる。ということだ。
つまり、そこに俺を入れれば一番俺の身が安全だということだ。
それから、俺が吸血鬼だということは校長と団長さん、班長さんの秘密だということになった。
「ということがあったんだよ、マサキ。」
「そうか。校長以外も知ってたのか。」
「あっそうだ!ルナ、お前が置いている箱を変えたぞ」
「なんで?」
「あれじゃ〜ただの投票箱みたいであんまり雰囲気が出ないじゃないか。」
「そうかなぁ〜?」
「だから、俺が祠を作って代わりに置いといたぞ。そっちの方が感じが出るだろう。」
それから、俺たちはその祠を見に行った。
「すっごい‼︎よくできてるね。」
「だろ、1日かけて作ったんだからな」
「こっちの方が確かにいいね。」
家に帰る時にはすっかり暗くなっていた。
明日からは忙しくなりそうだな。




