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人魔探偵  作者: 葛葉龍玄
運命

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人魔探偵参上!

 地面に這いつくばる不審者。

 しかし、通り過ぎる人たちはまたか、という目で気にも留めない。

「にゃ〜」

 不審者はさらに猫のモノマネまではじめた。

 これはすでに警察案件レベルだが、この男に限っては仕事上仕方ないことないことだ。



──人魔探偵。

 人からも魔物からも等しく依頼を受けて仕事を全うする探偵。

 今日は迷子になったケルベロスの子犬(?)を探していた。

 ここらへんで一番の情報通は町のボス猫。

 この男はある程度の動物となら会話をする事ができる。

 変人がにゃ〜にゃ〜言っていると、垣根から一匹の猫が現れた。件のボス猫だ。



 猫と2、3言話すと、猫が率先して歩き出す。

 男はそれに続いて歩いていく。

 小さな林の中で、大きな犬が子ケルベロスを庇うように寄り添っていた。

 男は今度は犬のような鳴き声で語りかける。

 その子ケルベロスは迷っていること。

 親が探していること。

 これから親の元に帰してあげること。

 それらを伝えると、犬もわかってくれたのか、子ケルベロスを託すように一鳴きすると、その場を去っていった。

「本当にありがとうございますっ」

 親ケルベロスが深々とお辞儀をする。



「いえ、仕事ですから」

 何事もなかったように礼金を貰い受け、去っていく男。

 失せ動物探しは、不幸な事故がない限り成功率100%だ。

「次は山田さんのところのエアコン修理に、モーリーさんの入浴介助に、蜂の巣駆除か」

 およそ探偵の仕事とも思えない仕事も引き受けるのがこの男の主義だった。

 人魔探偵、篝猛(かがりたける)

 そんな男に一つ大きな仕事が舞い込んで来たのは数日後だった。


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