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アイリ、成果を報告する

みんな仲良しベルチェ家。

ブックマーク嬉しいです。ありがとうございます♪

 

 ──ベルチェ家 食事の間



 「──ふふっ、そうか、可愛いドレスに決まったんだね。陛下もお喜びになるだろう」

 「セドリックにも、たくさんのガラスビーズやパーツを持ってきてもらって……! アルベルティーヌ様と、エミリーと相談して素敵なデザインになりました。出来上がるのが今から楽しみです!」


 お父様にドレス作りの報告をすると、楽しそうに目を細めて微笑んでいた。


 「三週間後の婚約の儀に間に合うと良いが……あまり時間も無いしね。ガーデンパーティで見れることを楽しみにするよ」

 「あの、お父様……凝ってしまった分、お値段が……ごめんなさい……」


 ドレスを思い浮かべて頬を緩めたが、金額を思い一気に申し訳ない気持ちになる。

 絶対あのドレス……お値段張ると思うのよね……!



 「あぁ、アイリーンがデビュタントできるとは思ってなかったからね。嬉しいよ。

 しかも、ベルチェのガラスの宣伝も兼ねるんだ。エミリー、アイリーン、よく考えてくれたね。だから、宣伝費だと思ってお金のことは気にせずにね」


 お父様は本当に嬉しそうに微笑んでいた。

 中身は本当の娘じゃないのに、良い人だなぁ……


 「それに、可愛い娘の一生に一度のデビュタントと婚約のお披露目なんだ! 出し惜しみはしないよ!」

 「お父様……ありがとうございます。宣伝頑張ります!」


 「──そうだ。夜会やお茶会も増えるだろうし、そのうちドレスをいくつか新調するといい。オジエ夫人も喜ぶだろう。」


 お父様は、ふふっとまた嬉しそうに笑った。

 エミリーにもドレスの新調を勧められていたけど、なんとなく言いづらくて言えなかった。

 きっと、お父様には筒抜けだったのかな……?



 「──そういえば、父上。アイリーンの魔法行使力は鍛錬初日とは思えないものでした」


 「──ほう。アルベールが認めるとはすごいな」

 「ええ、あれくらい、鍛錬初日で魔法を使えるなら……ある程度であれば、エミリーとアイリーンで身を守れるのではないかと思います」

 「私はあまり武の方は強くはないが、そのうち手合わせしてみたいものだな」


 お父様はどんな魔法を使うのかな!? 魔力は赤いから火魔法の使い手だと思うのだけど。


 「月曜からは自主練になります!

 エミリーとジェスパーが鍛錬に付き合って下さるそうなので、自分を守れるように技を磨いていこうと思いますわ! お父様も、お手隙の際にお願い致しますね!」


 「ああ、分かった。楽しみにしているよ。

 一応、魔法が使えるなら心配はないが、対人戦闘の受け身や躱しなんかも少しやっておいたほうが安心だろう」


 「──父上、そうですね。使用人たちに頼みます」


 「それがいいだろう。暗器と体術は、エミリーとセドリック、庭師長のセザールも得意だ。

 それぞれの予定を合わせて、一通り手合わせをしてみるといいだろう。人によって違うからね、パターンをいくつか学んでおくということは、いざとなった時に自らを冷静にさせてくれる」


 ──エミリーのお父様で庭師長のセザール!

 まだ会ったことは無いけれど、お願いしに行ってみよう……!



 「明後日からはレッスンも始まりますので、合間に鍛錬も欠かさずに行いますね!」


 令嬢としてのマナーのおさらい、体力作りも兼ねてダンスと鍛錬、領に関すること──歴史や経済などを学ぶのだ!


 国に関することは、婚約の儀の後、週に2~3回王城に出向き文官の方たちから教わることになった。

 これは王妃になるための準備ということで、陛下の意向だそうだ。


 「まぁ、理由をつけて陛下が会いたいだけだろうな……。陛下直々に教える! と今日も言っていたし……」


 そう言うお父様と隣のお兄様は、渋い表情を見せる。



 ──来週から楽しみだなぁ〜!

 頭も体も動かして、ご飯が美味しいしっっ!

 部屋で筋トレとかした方がいいかな……?

 いや? 令嬢がムキムキだとダメ? でも、少しは筋肉つけたいな〜!




護身術的なのやったことがないので!イメージで書きます!!

というか全部ご都合主義なので、この世界ではこうなんだ〜。くらいで楽しんでもらえるとありがたいです(ちきんでごめんなさい)

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