第四百七十二話『運命にゃん』
第四百七十二話『運命にゃん』
《ジャジャジャの交響曲じゃにゃいのにゃん》
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「ミアン。
アタシは思うの。
生まれてから、
この身に起こった、
ありとあらゆる」
『ぐう然』
「それら一つ一つが重なり合い、
今ここに立ってるのわん、ってね」
《マジ顔で急に、にゃにをいい出すのにゃん?》
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「そう。
これはいわば」
『運命』
「なのわん」
『運命にもてあそばされる』
「宿命から、
逃れられないアタシを、
哀れに思い、
なにか救いの手は、
と」
『運命がめぐり逢わせた』
「お宝。んれこそが」
『この景色』
『この不思議』
『この奇跡』
「なのわん」
《あんた、にゃにいってんのにゃん?》
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「どぉ? ミアン。
そろそろ」
『アタシの真意』
「なるもんが、
読めてきたんじゃない?」
「にゃあんの話にゃん?」
「またまた、とぼけてぇ。
まぁいいわん。
んならこっちから、
あっけらかん、
とタネあかししちゃうけどね」
《手品でもやっていたのにゃん?》
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「これまで、
しつっこいくらい」
『アタシは生きている』
「っていう事実に、
変わりはないのわん。
……なぁんて、
繰り返し繰り返し、
いい続けたのはね」
《にゃんぞわけでもあったのにゃん?》
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「今という時間を、
生きているからこそ、
心の底から」
『うれしい』
「と思わずには、
いられない」
『幸せ』
「にだって、
めぐり逢えるのわん」
《ミーにゃんがまともっぽいおしゃべりをするにゃんて!》
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「っていうのが本音なのわん」
「ミーにゃん……」
「なもんでミアン。
おとなしくアタシと」
「ミーにゃんと?」
『ウォッチング』
「に精を出すのわん!」
「あのにゃあ」
《頭ん中の、キラキラお姫さま像が、一瞬で砕けたのにゃん》
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「——判ってた、
とはいえにゃあ。
『奇跡』
って、
長くは続かにゃいのにゃあ。
んまぁにゃもんで、
『奇跡』
にゃんにゃろうにゃあ——
にゃったらウチ、自分の」
『毛つくろい』
「に精を出すのにゃん」
《にゃもんで一足先に帰らせてもらいますのにゃん》




