↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
63/63

未来探偵ミツオ(麗しのクーマ その61)おしまい

 エピローグ


 ミツオはロボ・ラビットレースの予想をしている。

「1枠のピーターが新しいアルゴリズムを搭載したという噂が捨てがたい。しかし新しいからといって、いいとも限らない」

「どうぞ」

 エリーがコーヒーをいれてくれた。

「ありがとう」

 ミツオは砂糖とミルクをありったけコーヒーカップに入れる。

「思考には糖分が一番必要」

 ミツオはぶつぶつ言いながら、視線は打ち出した予想からはずさない。

 エリーはミツオが無邪気にはしゃいでいるその姿を見ていた。

 見ながらあの日の出来事を思い出す。

 ミスターグリーンは突然現れたグリーン星人共々、あとかたもなく消え失せた。

 制御室に再び戻ってきたミツオが、エリーに恨みを持つ人物に襲われた話をした。

「山本親分はその後どうなったの?」

 エリーはミツオに聞いた。

「宇宙空間に放り出されたが、あいつはスーツを着ていた。すぐには死なない」

 エリーは思った。山本親分は、私をつけねらうかもしれない。

「山本親分が生きていれば、私が狙われます。ミツオさんに迷惑がかかります。私、ミツオさんの前から少しの間、姿を消したほうがいいかもしれません」

 ミツオはエリーの肩に手をそえる。

「あいつは、俺も狙う。そんなことをしなくても同じことだ。そばにいてくれ」

 その会話を見ていたバッド・チューン博士は、地球に戻った後、クーマ二匹と一緒に姿を消した。


 メディアのフラッシュが、サブをまぶしく照らす。

 クーマの本当の生みの親として脚光を浴びている。

 ミツオがメディアの画面を見ながらタバコに火をつけた後、エリーに言う。

「ジャン親分を押しつぶしていた時限装置つきの罠。ミスターグリーンの消失と同時に解除されてよかった」

「そうですね。ジャン親分も案外、律儀な人で約束どおりサブを表舞台に引き上げてくれましたね」

 ミツオが深く吸い込んだ煙を大量に吐き出す。

「そんなことなら、個人的な成功報酬を盛り込んでおけばよかった」

 ミツオの余計な一言を残して事件は幕を下ろした。



おしまい

挿絵(By みてみん)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。