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『隙と好き』
☆ お題: 文中に『握る』を入れて【知りたい】をイメージした作品
「好きです、付き合ってください!」
何回目の告白だろうか。
俺は幾度となく先輩に告白してきた。
「じゃあ、私にすきを見せなさい」
それは先輩の常套句だった。
隙ってなんだよ……!
先輩の気持ちが分からず、俺は拳を固く握る。
正直言って、もう我慢の限界だった。
俺は癇癪を起こしたように喚く。
子供が駄々をこねるかのように、これでもかと先輩の好きなところを語った。
そうして最後に、小さくボヤく。
「……だから俺は、そんな先輩の気持ちが知りたいです」
頬に手を添えられた。
顔を持ち上げられ――
「よく出来ました」
――唇を塞がれた。
こういった言葉遊びが好きです。
西尾維新先生の本とか良いですよね。




