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『優しい世界』&『誇示欲の末路』
☆ お題: 文中に『傷』を入れて【知りたい】をイメージした作品
「君には分からないよ」
僕はそう拒絶した。
拒絶された彼女は少し寂しそうに、けれど確固たる意志を持って答える。
「うん、貴方のことは分からない」
人は他人を理解できない。
これは心の傷と引き換えに僕が得た真理だ。
「――けれど、だからこそ私は貴方のことが知りたいな」
そう語り掛ける彼女の笑顔は、僕をそっと照らしてくれた。
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☆ お題: 文中に『誰も』を入れて【解って欲しい】をイメージした作品
コンクリートの縁に立つ。
冷たい風が頬を撫で、眼下には人が小さくまばらに動いていた。
「誰も解ってくれなかった」
僕はただ自分のことを知って欲しかっただけなのに……。
それなのに、誰も見向きをしなかった。
けれど、それも終わりだ。
ここから身を投げれば、世界中に僕のことが知れ渡る。
僕は、そっと一歩踏み出した。
サブタイトルは投稿した短編小説を上から順にタイトル付けしていったものです。




