主人公サイド 設定 本編に記載してないもの
1月14日 皐月の部分に追記 胸糞っぽい文章追加。なろう受けするかどうか、わからないため本編に記載していない部分です。
本編のイメージが崩れるかもしれませんので、見ない方がいいかもしれません。また苦情があった場合には裏設定の胸糞っぽい部分を削除するかもです。
主人公サイド
真鱈意 皐月 文章中の表記 皐月ではなく彼(このページでは皐月)
年齢20前後
影が薄い。日常の中、皐月を意識しなければ気付かないといった印象の無さ。顔の堀りも浅く、肌が若干白い。人形のような表情のない。目は死んでいるかのような色の無さ。年齢同等の見た目であり、大人として十分通じる程度。
他人に興味があるし、興味をもってもらいたい。されど他人に興味を持ちたくないし、持ってほしくもない。天邪鬼な一面がある。自分さえよければと思いつつ、相手が子供のような無邪気な相手だとその思いが極端に軽減される。
軽減対象に男だとか、女だとか関係はない。相手が美人や可愛いものであっても動くことはない。
無邪気なものや、汚れをしらない存在に対し、とことん感情を向けてしまうほどのもの。されど天邪鬼ゆえに、感情を抑制する癖が強い。他人を拒絶し、他人から拒絶されたい系、無職。
日本で学業卒業後、数年無職を経験。大手は自身の実力を考えて選択外。それから最初は選んでいた、ある程度ましな中小企業に変更したが就職に受からない。正社員ならどこでもいいという考えに方針転換。若いうちに仕事を経験しようと色々な職種に手を出すが何も仕事を得られなかった。正社員という立場だけを狙ってきた結果であるが、工場、スーパーの従業員、コンビニ店員といった営業以外の仕事なら何でも応募した。書類で7割落とされ、面接にこぎつけても聞かれたことをうまく答えられず落とされた。数多くの失敗を経験し、その失敗が自身の会話のできなさと気付くが、ここまで成長しきった性格を直すことはできず、そのまま絶望を味わっていた。
いつもの日課のごとく絶望していると、突然、異世界へといた。
異世界に到着後、無職。金なし。なろうテンプレたるチートなし、最強でもなし。一般人以下の底辺がトゥグストラのみを引き連れてベルクへとたどり着く。そこで出会ったマッケンとなんやかんやで面識を持つ。
そのあと薬草集めという草取りフリーターで生計を立てる。冒険者という使い捨て派遣にはならず、異世界であろうと正社員並みの雇用を探している。営業以外ならば何でもやるという意気込みだけはある。そのあと、テンプレらしき奴隷商の見世物があり、そこで魔物オークとリザードマンの子供を購入する。奴隷に命令を聞かせる刻印があったが、それは解除させた。ただし購入する際、色々問題を起こすが、それらは記載しない。
騎士団のレインに泣き脅され、大会へと出場。大会の予選を地獄絵図にしでかし、評判が最悪となる。第一回選、本作最強のクキ相手に負けそうになるも、観客の妨害によって生じた隙によって勝利する。降参の言葉を吐き出させるのに、色々やらかし更に評判が悪くなる。二回選、エルフと戦う。エルフ相手の心を何もしてないのに脅し掛けて勝利する。これで鬼畜扱いをうける。三回戦、勇者と戦う。大会の決勝戦という金銭が多く動く戦いに、価値が最も低いオークを参戦させる。嫌味と皮肉をいれたわけでもないのに、いれたと勘違いされる。終始、勇者の優勢でおわりかけるが、皐月の素朴な一言によって隙を生ませられ、オークの反撃によって撃退。倒れ伏せた勇者に皐月自身が降伏したいと求めるが、認めない相手に業を煮やしワザと負けようとする。出口間近で勇者としての尊厳をねじふさんばかりの嫌がらせを無自覚でして、勇者は降伏する。このさい、勇者は自分がまけたと宣言。皐月が求めたのは自身の降伏。決して相手の敗北ではない。
王城まで馬車で引き連れられる。その際に寝ていただけだが誤解されるイベントがある。鬼畜、外道、悲鳴が子守歌の怪物として騎士にも有名になる。
王の謁見、国のルールをしらないばかりに恥をかく。ただし恥をかいたと思ったのは皐月だけであり、周囲には権力に歯向かう者として映る。その後、色々あり大会報酬で名誉でもなく、大金でもないものをえる。それらは価値の低い、肉体が欠損したゴブリンとコボルト。
ここで生じたのは大会という価値あるものを侮辱し、貶めたという点。そして手に入れたのは史上最低の報酬。欠損品ましてやゴブリン、コボルトなどといったものを求めたことは嫌がらせとして権力者たちに映る。暗殺者を何度か送り込まれたこともあるが、皐月が知らないところでオークとリザードマンによって殺害されている。それらは本編に記載されていない。だが設定上、皐月は報復を受けている。王城からベルクまでの道のりでは、トゥグストラ一匹で処理されている。色々戦闘があったが疲れはて寝ていた皐月には気づかれていない。これも本編記載していない。
ベルクへの帰宅途中、キャンプを囲う。ゴブリン、コボルトという新規参入者を含めての食事。普段ロクなものを食わされていない新規の魔物にとって、そこで食わされた野菜スープの味が感動的だった。普段食わされていたのは、魔物のゲロ、および腐りかけの残飯。薬物まみれの食べ物もどきといったもの。それらと比べれば、普通の味なのは素晴らしいことといえる。本編には記載してない。胸糞悪くなると判断したため。
その後就寝。ただし、そのあとにも奇襲はあったりする。だが皐月が寝ている間にオークとリザードマンがこれも処理。文章が長くなることを恐れたため、カットされた。トゥグストラと皐月が起きている場面では暗殺者は全滅しているため戦闘は一切ない。
ベルクに戻り時間が立ったあと、一人喫茶店で休もうとするとリザが先回りしている。そこでリザからアラクネを渡される。アラクネは子供らしく無邪気さを振りまいていた。だが皐月はわざとらしさを感じ、若干の距離をとっている。本編にて皐月はアラクネと二人きりで行動していないのは警戒のため。オークとリザードマンやトゥグストラとは二人きりで行動することがたまにあっても、アラクネとは一切していない。
人の悪意にどうでもいいぐらい敏感すぎるため、皐月がアラクネの本心を勝手に予測する。他人拒絶能力、他人観察能力だけは無駄にたけているために、無意識に隠された貶めようとする悪意に警戒をしている。
本編のアラクネ登場シーンの最後にて どうすればいいのかというのは。
この無邪気な振りをした子供を、どう扱えばいいのかという点を含んでいたりする。魔物自体を面倒見るのは大変だが問題はない。ただし、知性が子供異常であり、物を見るような視線を持つアラクネ自体は信用していない。皐月所有の魔物の中で最も信用されていないのがアラクネだったりする。
本編に初めて魔物の名前が出たシーン。アラクネが雲というのは、空に生える綿菓子を掴もうとする場面と他に掴みどころのない厄介さをもつという意味をもつ。雨を降らしたり、日光を奪ったりと色々面倒な雲と悪意まみれのアラクネを同一化させたもの。本編に記載なし。
色々あり、犯罪者アイゼンをどうにかしろと騎士団から圧力をかけられる。アイゼンが刑務所から脱走し、それを手引きしたのが皐月だといちゃもんを付けられたシーン。それを若干の怒りを覚えつつ、言葉の応酬。その中に心の中の第三者が冷めた目でいたため、そこまで暴走していない。いちゃもんを何とかすべく、騎士団の圧力に応じる。
その後グラスフィールの都市にてアイゼンの遺体を見せつけられる。死体を見せられても驚きもしないのは、生きていれば死ぬという感覚があったため。血を見せられても発狂すらしないのは、日本で就職が連続失敗し、皐月が一度自殺未遂をしようと手首を切ったため。ただし手を思いっきり切ったが、死にたいのではなく生きたいという感覚から、傷の手当てをしている。切ったことに後悔はなく、生きていることにも後悔はない。底辺でも無職でも生きようとするのは、死へと迫った点からだったりする。底辺でありながら、色々動けるのは旅の経験が日本であったため。ただし観光するため、経験づくりするためと本編で記載しているが、実際は自殺スポット探しのためでもあったりする。探すだけ探して、見つけたら満足という行為を何度も繰り返している。遺体を見ても死ぬのは一緒というのは、自殺した死体を沢山見てきたからだという点。胸糞っぽくなったため、カットしている。
アイゼンの遺体に違和感を感じた皐月は、埋葬された墓場に深夜に訪れる。そこでも先回りしていたリザと会話後戦闘。皐月がアイゼンを墓から引きずりおとし、死んでいたと思われた遺体が実は生きていたという情報認識。そのあとリザに謝罪し、あとは丸投げした。本編には記載済み。
あとは皐月にあった裏設定は、本編が進み次第書きます。
皐月の料理のレベルは普通。撫でる能力も普通。体力普通以下、精神力も普通。ただし他人拒絶に関する精神、何事も見なかったことにする逃げに関しては一級レベル。また普段から気配がなく影みたいに生きているせいか、誰かの視線には敏感。誰かが隠れていても、面倒ごとから逃げるために日々鍛えた周囲観察能力で気付く。
現代人の底辺よりも皐月は更に上をいく底辺という設定。底辺おぶ底辺。ハーレムはないのは底辺のため。誰かと協力するシーンがないのも底辺のため。
皐月に対する本編の蔑称 知性の怪物
トゥグストラ(牛さん)
年齢不明。
闘牛よりも二回りほど大きくした黒い牛。太い筋肉からなる4足は、敵を見つけると急加速を行う力がある。その速度は狼のごとき加速、巨体からは想像できないほどの俊敏さがある。また巨大な図体は筋肉の塊であり、並大抵の攻撃を通さない頑強さを誇る。頭部に生えた巨大な二本角は、突進の際、相手を串刺しにする鋭さを誇る。肉体の上に生える黒い毛は、ごつごつとした感触があり、それらは防刃の役割を果たす。筋肉だけでも弾くが、その剛毛だけで大抵が事足りる。
皐月が最初に引き入れた生物。異世界では魔物と呼ばれる存在であり、その名はトゥグストラ。平原を我が物顔で闊歩する上級モンスター。魔法耐性も強く、何者にも束縛されたことがない魔物。
皐月に出会う前、死にかけていた。平原にいないはずのオーガと出会い、戦闘。その戦闘のさなかオーガを撃破するも、自身も大怪我を負う。大けがを追い、その場で休息をとろうとしたが、弱ったトゥグストラを狙う魔物たちが観察していたため、ひたすら元気な振りをして立ち去った。その後、限界に達し、倒れたところで皐月と出会う。
皐月に食事、治療をされて復活。その後皐月を主人として、なつく。
ただしそこには以下の設定なるものが原因となる。
皐月が食事として渡した黄金のリンゴ。それは、皐月が異世界に来た時に生じたエネルギー体の塊。そのエネルギーが果実に宿り、皐月の果物のイメージがリンゴだったために、その形になった。その黄金のリンゴを食し、トゥグストラの能力が向上した。しいていうならば再生能力、生存能力が極端に向上した。知性が主に影響を受けている。
黄金のリンゴを食したために、肉体が過剰なエネルギーに耐えられない。そのエネルギーを消費するために過剰な再生能力を発揮する。皐月がその際トゥグストラに付けた薬草は大した効果ではなく、実際は黄金のリンゴによるもの。またリンゴに残った皐月のイメージがトゥグストラの心に強く影響を与える。
誰よりも孤独であり、孤高な皐月の姿。一人はさみしくても、実際はさみしくないという変わり種をエネルギー体から一方的にイメージを与えられたため。だからこそ、誰よりも皐月を誤解しない。誰よりも皐月に執着する。トゥグストラが初めて得た、他人の感情。知識。そして情愛。
皐月一筋なのは、命を救っただけではない。黄金のリンゴもまた強く影響する。
ただし、リンゴがなくても治療した後、ついていくだけの感情はある。だが知性が低く、暴走を行う確率が高い。皐月以外を破壊するほどの暴走をする可能性があるため、日常生活には適さない。
皐月最強の魔物であり、最強の盾と矛を兼任する。また並みのトゥグストラよりも格が上である。
リザードマン(静)
青色のうろこ状の二足歩行のトカゲ。魔物名リザードマン。皐月が所有する魔物において二番目に強い戦闘力を誇る。難しいことや小さなことに気付かないが、いざ行動に起こすと誰よりも丁寧に物事をこなす。剣が上手く、盾との組み合わせにおいてトゥグストラ以外の魔物相手に負けたことが無い。
体が小さいとき、奴隷商人から教育という名の甚振られ方をしたため、酷く人間を恨む。リザードマンの自慢の尾も奴隷商人が誤って切り落とす。その事件から人間を甚振って殺すことを夢見ていた。奴隷という痛みと恐怖、そして飢えに耐えて生きてきた。
奴隷売買の日。光もささない暗い檻の中で聞こえた格上の魔物の雄たけび。その雄たけびの発生源は近く、恐怖に震える中商人に見世物として連れ出された。
奴隷商人がリザードマンを見世物小屋で商品扱いするときに、運命と出会う。無表情、無感情。全てを落とし込める絶望の暗さをもった人間、皐月と其れに操られる、格上の魔物トゥグストラ。誰もが皐月を否定し、恐怖の感情をもって遠目にしている姿。リザードマンがかつて果たそうとした復讐の色が、再び燃えがらんばかりの光景が広がっていた。
誰よりも影が薄いくせに、誰よりも巨大な存在である皐月の前に、リザードマンは服従する。その後、皐月に買われた。ただし皐月が与えた食事が、薄かったためと薬苦さが強かったため投げ捨てた。その際、トゥグストラに半殺しにあったため、二度と皐月の食事を捨てなくなった。皐月が与えた食事は味の薄い野菜スープであるが、そこに怪我を良くする薬草のエキスを少し入れたため苦くなってしまった。だからこそ、慣れないリザードマンは投げ捨てた。決して皐月をないがしろにした行動ではない。
そこから草をとって皐月と生活をする。人間を嫌悪する。皐月を人間としてではなく家族として見ているために嫌悪という感情はない。皐月は弱い、人間としても弱い。それをリザードマンは知っている。だが、誰よりも怒ると恐ろしく、色がない姿をしっている。皐月が動くたびに周囲の人間が恐怖に慄くために、皐月は人間の範囲にいて、人間をやめた闇を抱えると誤解している。
トゥグストラとはよく喧嘩をするが、全部負けている。ただし、トゥグストラが皐月に怒られて震えている場面も見る。皐月がいなければ自由がなかったことを理解してもいる。基本的なことは理解している。
だが、皐月が通常の人間よりも、異常性に秘めた存在であるとも誤解している。闇を招き、毒を散らす。そのような印象を皐月に持つことがある。
オーク(華)
豚が二足歩行しているかのような魔物。身長こそ、人間と対して変わらない。だが盛り上がる全身の筋肉は比べものにならない。皐月所有の魔物の中でトゥグストラの次に肉体的な力が強い。難しいことや、小さいことによく気が付く。だがそれを解決しようとすると実際行動に起こすと平均な結果しか残さない。
小さいことに気が付く観察眼。また皐月の魔物の中で最も頭の回転が早い。何かあった際、皐月の様子から物事を推測し、それを対処しようと行動に移せる。また何か戦闘があった際の司令塔でもある。難しいことではなく、どこどこで問題があった、だから守れという単純な指令である。だがどの魔物もオークの指示に逆らわない。トゥグストラも皐月以外の指示だと、オークの指示だけしか絶対に守らない。
皐月がトゥグストラ以外で最も連れ歩く魔物の一匹。
出会いの場面はリザードマンと一緒で文章にはしない。されど、オークが持つ観察眼は、奴隷商人たちのとこで学んだものだ。理不尽な暴力。ほかの魔物よりも扱いが雑。汚物を見るかの如く、嫌悪。同じ命だというのに与えられる、安いという暴言の数々。奴隷商人が扱う魔物たちは皆、言葉を理解する。体に刻まれた呪縛の刻印が言葉の知識と共に行動を制限させる。刻印は、魔物に知恵を与える代わりに、命に根を張る異常な呪い。
その呪縛の呪いから伝わる暴言を知り。また理不尽な暴力を避けるために、必死に媚びへつくろった生活。また周りの魔物たちからくるであろう同情の視線も、感じ取れるほどの周囲の情報を取り入れる。
そうした生活から観察眼を手に入れた。奴隷生活以外では、皐月を観察し、反応をもって行動を起こす。基本的にオーク自身はうまく物事を運べないことを理解している。そのため、他の魔物に指示を出す。
リザードマンと同じ出会い方で、同じことをする。そのためそれ以外のことを省く。ただし順番はオークが最初である。見世物にされて、売れなければ絶命。その立場における死への恐怖と、そこにいるだけで恐怖を周囲にばらまく皐月の姿を見て、心をわしづかみにされる。トゥグストラの突然の咆哮に関して恐怖したわけではなく、その後の精神弾圧の姿を見た結果によって屈服を果たした。
皐月の幹部級の魔物の中で一番弱い。
アラクネ (雲)
年齢不詳
王国南部の森林に生息する魔物の一族。その森林は王国の2割の領地を木々で浸食するほどのもの。名前などはなく、ただそこで取られる木材や魔物の素材は首都にまで運ばれる。周辺町はサルタ。サルタに関しては本編に登場していないため情報は省く。
王国南部の森林の奥深くに拠点を構える魔物であったが、奴隷商人と冒険者の奇襲にあって敗北。ただし、アラクネ自体は点々とバラバラに生活している。そのため、アラクネ種族を絶滅させたわけではない。弱小種族などではなく一匹一匹が魔物上級クラス。下手な軍隊でも蹂躙されることはないが、さすがに冒険者1000人と奴隷商人が率いる傭兵100人の奇襲と戦闘行為には負けた。その拠点において生活を営んでいたのは140匹あまり。多くの冒険者と傭兵を損失しながら、虐殺はなされた。
生存個体は一匹の子供。
残された一匹の子供が皐月と共に行動する雲である。
虐殺行為を目にして、何も思っていない。仲間が必死に殺されて、敵を殺していく姿を眺めていた。敵、味方問わず、命落ちそうな個体。助かろうとする生命体を木の棒で突き刺して殺してもいた。その戦闘自体は半日程度だったが、拠点にいたどのアラクネよりも、多くの命を奪っている。戦闘が終わり、拠点が破壊された時点で、木の棒を捨てた。そして、隠れ潜みながら心の弱そうな人間を探した。優しそうで優柔不断そうな人間に、子供らしく笑みを見せてその場で寝転がって無抵抗を示す。
その無抵抗の子供の魔物を殺せない人間によって命を手に入れた。その弱い人間が、雲を殺そうとする傭兵、冒険者仲間を説得し、殺されることはなくなった。ただし、奴隷商人預かりとして封印して売買を条件としたもの。その奴隷商人の黒幕がハリングルッズである。ただし上級クラスの魔物、非道で残酷なアラクネを扱うことは難しく、売れることなく在庫。その在庫処分として皐月へと渡された。しいていうならば彼の試練を企んだという点でもある。非道であり外道、残酷すぎる魔物を制御できるかどうかという試練。
殺害計画に近い。
喫茶店でのアラクネ売買事件。アラクネを利用した在庫処分と、殺害計画もどき。礼と称した擦り付けによって物事は幕を引くかと思われた。
ただし皐月の無感情、人形感、隙を見せていて、他者への感情関係の隙のなさ。鉄壁の孤独を選ぶ底辺をまえにして、初めて欲しい玩具をみた感覚を覚えた雲によって、皐月は命を取り留める。それは喫茶店での一瞬の出来事と思考である。喫茶店から出て、皐月の魔物たちを紹介されたときに生じた驚愕。雲は皐月を誰よりも理解している。雑魚と。見下す対象が、オーク、リザードマン、トゥグストラといった強大な魔物を引き連れて、支配している。その歪さに玩具としての欲求がさらに増大。
以降、彼のいう事を聞くようになった。玩具の心を雲自身に向かせようと子供らしさをアピール。されど決して許さない鉄壁の孤独ぼっち精神の前には敗北中。皐月が本当の意味で信頼を寄せるのはオークとリザードマン、そしてトゥグストラのみだと理解している。
グラスフィールの暴行未遂犯殺害においては、暴走ではない。また、皐月を直接害する気は一切ない。
皐月が何もしていないのに暴行犯が怯えている姿に興奮を覚えたためでもない。その時には、皐月の左目には無数の悪意が存在していた。それを雲だけが気付いたため。悪意は悪意を呼ぶ。アラクネたる雲が赤目なのは悪意を呼びつけた結果による副産物。呪いの魔眼ともいえる。
それが数千人の規模で皐月の左目に押し込められていることに、グラスフィールにて気付いた。切っ掛けは皐月が大商人に碌に会えず、就職に失敗したと思ったときの絶望の色のとき。皐月に漂う一瞬の殺意、その隙を見た雲の目が、秘められた悪意を気付いたため。皐月が選ばれたわけではなく、皐月が無意識に行ってきた出来事全てから生み出された小さな悪意の群れ。数万の悪意から生じた小さい悪意。それが数百人の魂規模の悪意となって変換されたもの。
個人では抑えきれない悪意を、徹底的な個人主義、自分主義、天邪鬼主義、ぼっち主義、他人廃絶主義によって容易にふさぎ込む底辺オブ底辺。その防壁を塗り替えて、悪意に飲み込ませてやろうと思ったためである。その悪意で塗り替える方法は、ゲームでいう経験地稼ぎのように、悪意を生み出して稼ぐこと。それを皐月へとなすりつけること。
ただし雲の行動は無意味。さらに膨れ上がった悪意も簡単に防いでしまう皐月に恍惚を覚える。グラスフィールの少女護衛を引き受け、隣町にいった仕事。その仕事のさなか、住人皆殺し事件が発生。町ひとつの住人が幻惑魔法によって隣人を殺しあう事件。犯人は、雲が殺した暴行犯の親。その町に住む、2100の住人の魂を皐月の左目に潜む悪意が引き寄せて、合体。左目が熱くなっていたのは合体の熱。本来であれば、その熱は魂を焦がすほどの激痛であるが、歪に強大になった精神構造の前にはダメージすら発生はない。
その異常さ、目の変化。皐月の左目の悪意の集大成を見つめ、さすがに雲も怖気付く。ここまでしないと変化しない皐月の精神構造、人間として無意味なほどの弱者が果たせるわけのない狂人さ。雲が両目にある真紅の魔眼。それも悪意の変化であるが、それを遥かに超える濃度でありながら、片目しか変化してない現状において降伏を選択した。以降、皐月を玩具としてではなく、自身の物へという執着を見せつける。その証が64話にて一緒に寝ているシーン。
隣に雲がベットで寝ているシーン。それは、自身の臭いを皐月に擦り付けようとしていること、また自身に皐月の臭いをつけようとしている所。そこらへんから皐月は自分の物にしようとしている精神変化を表現したつもり。
ゴブリン、コボルト。
欠損魔物。両足は無事。負傷している点は耳や、コボルトでいう尻尾。また生殖器の破損。子孫を残すことが出来ない欠陥品。王国の首都で皐月が、王と謁見した際に交渉して手に入れたもの。
奴隷商人たちが扱うよりも雑な扱いを受けてきた存在。ゴブリン3匹、コボルト二匹。
人間に恨みはあるが、復讐よりも関わりたくないという気持ちの方が強い。ゴブリンに関しては誰よりも草を採るのが上手く、皐月の魔物軍団の中で最も稼ぎが良かったりする。サボらず、小柄であり人間の大人程度の腕力がある。人間は怖いが、皐月はさらに怖いと思っている。幹部級の魔物たちは親切であるが、皐月関連となると、別人、別物?になるためだ。
よく草を採ると皐月が頭をしつこく撫でてくる。無表情であり、撫でられる心地も普通。されど受けた事がない恩恵をもたらす皐月には敬服している。畏怖の方が強いが、敬服している。
コボルトも同様。ゴブリンと違い、皐月に対して畏怖はない。されど敬服だけしている。
コボルトは寝ている振りをして、皐月が寝るのをまつ。その確認後、そのベットに潜り込む癖がある。皐月の魔物軍団の中で最も鼻と耳がよい。外敵、および異常が発生した際において、優れた索敵能力を皐月につかわれる。耳を破損していても、備わった聴覚は若干の陰りしか見せていない。
本編に記してない設定です。基本的に主人公とアラクネの闇が深いです。




