表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
4/4

4話 初めてのまともな戦闘(ボス)

出来る限り毎回17:00に投稿しようかなって考えてます。

カツンッ!


確かに先ほど矢が当たった場所に再度当たったが、やはり弾かれてしまった。

しかし、確実に、傷は深くなっている...はず。


「明らかに矢でッ...戦う相手じゃないものねぇ。」


再度撃つ。そして当たる。当たるが、また弾かれる。傷が深くなる。

こぶしを避ける。


撃つ。


深くなる。


瓦礫を避ける。


撃...とうとするも殴られ、避け、撃つ。


深くなる。


避ける。


撃つ。


狙いが外れる。


避け...られない!

弾き飛ばされてしまった。


「痛ッ...くはないわ。でも、なんか言っちゃうのよね。しっかーし、当たり所がよかったのかあんまりダメージは食らわなかったはずなんだけど、それでももう半分以上削られてるのよねぇ。次で死に戻りかしら。」


今度は避ける。


撃つ。

分かりやすいほど深くなってきたが、まだだ。まだ出来ない(・・・・・・)


拳を避ける。

また避ける

避ける

避ける

避け


「あーーー!もうっ!攻撃が激しくなってきた!時間かけすぎたからかしら!?不味いわ...まだ出来ないし、回復アイテムとかも買ってない、回復縛りみたいな状況なのよね。こうなったら無茶してでも撃つべきね。幸いにも矢はかなり多めに買ってきてあるから。」


撃つ。

避ける。

避けながら撃つ。

撃つ。

撃つ。

避ける。

撃つ。


避けながら撃つ。

少し掠ってしまってダメージが入る。もう瀕死だ。


撃つ。

撃つ。

避ける。

撃つ避ける。

避ける撃つ避ける。

避ける撃つ避けながら撃つ撃つ避ける。

撃つ避ける避ける撃つ撃つ避ける撃ちながら避ける避ける撃つ避けながら撃つ。


ガッッ!


刺さった。

ロックゴーレムのおよそ中心部に行くほどには撃った。

流石に煩わしいのか、矢を引き抜く。


「へぇ...中に赤いコアみたいなものがあるのね。まあ、ゴーレムといったらコアがあるか、額にאמתの文字があるものよね。流石にאמתを付けるのは簡単すぎるし、逆に知らない人からしたら分かりにくすぎるものね。」


でも、コアはほぼ間違いなく周りより硬いでしょうし、矢では傷一つ付けられないでしょうね。矢なら(・・・)


「私には最大の味方がいる。何よりも頼もしく、時には道を拓き、時には敵を打ち倒す。それは...!」


「黒 色 火 薬 !」


そう。黒色火薬を予め道具屋で買っていたのである。

黒色火薬は火薬と名がついているものの、その反応は燃焼というよりも爆轟、また少しの刺激でも爆発する。

それを細い矢の矢じりに予め小さな生地が薄い袋に入れたものを多く括り付けている。


「これを、奴のコアに...撃つっ!」


カッッ!


「あれ、でもこれ吹き飛んだら瓦礫がと飛んでくるんじゃ」


ドガアアアアアアアン!


********************

[あなたは死亡しました]

ペナルティ:レベルが10未満のため免除されます。

訂正:死亡の寸前にレベルが10以上になったことを確認しました。ペナルティとして所持金を半分没収し、10分間経験値を取得できません

********************



「ほぇ?」




また空。またもや上空である。




「またあああああぁぁぁぁ!?」


なんでまた空から降ってきてるのよもうそのくだりはやったでしょそういえばリスポーン地点について聞いてなかったわねもしかして固定しないとここがリスポーン地点?

なんであの男(ハイト)はその説明をして無かったのよ意味わかんないてか一回経験しても怖いものは怖いのよいい加減にしろおおおおお


「おっ...と。浮いてる。やっぱりここは浮くのが仕様なのぶぇっ」


「よお、お嬢ちゃん。また会ったな。思ったよりここに来るのが早くて驚いたぞ。俺は。」


「さっきぶりですね、ハイトさん。とてつもなく文句を言いたいのですが、理由はお分かりで?」


「復活するのがまた空だったことについてだろ?言い訳をさせてもらうとな、最初に俺が話した冒険者に、そのことを言っておくのを忘れててな。本当は宿屋に金を払って、部屋のベッドに横にならないといけないんだが、それをせずに戦って死んだあいつは、また空から降ってくる羽目になったわけだ。」


「それで他の人にも同じことをしないと不公平だ、と。そこは反省して気を付けるところでしょう。いつか覚悟しておいてくださいね?」


「へいへい。ところで、さっきも言ったが、普通はそんなに早く死なずに帰ってきて、俺のところに来て挨拶してから異世界に帰るんだが、なんでお嬢ちゃんはそんな初日に死ぬようなことをしたんだ?まさか、そんな装備でボーダーボスに挑んだとか、そんなことじゃないよな?」


「ボーダーボスって、町の近くにいたゴーレムのこと?」


「そうだ。ゴーレムってことは早速東に行こうとして返り討ちにされたってところか?」


「挑んだのは間違ってないけれど、相打ちよ?主に自分のせいだけど。」


「その装備で相打ちって、どんな手を使ったんだ?ほかの冒険者にでも助けを求めたか?」


「それは企業秘密よ。それじゃあ、そろそろペナルティも解けたでしょうし、帰るわ。」


「あー、そうかい。わかった。人の秘密は無理には聞かんよ。じゃあな。」


「また会いましょう。さようなら。」


********************

     ログアウトしました。

********************

次回 いざ東の町へ

因みに筆者は7/2から期末考査が始まるので、明日から少し間が開きますが、ご了承ください。


よろしければブックマーク・下部の星から評価を、また感想もよろしくおねがいします!

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 続きが気になります。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ