272:シナリオ『星の記憶』。考察厨によるわかりやすい(はずの)解説
本編は次回になる予定。
◇シナリオ考察部隊による『特殊ワールドシナリオ』の概要◇
舞台:剣聖物語からプラネットクロニクルまでの空白の期間、そのパラレルワールド
都市:アマツテン・ルクシント・アセンシード・ラクメツ
◇物語としての考察◇
今回の特殊な環境下で行われているワールドシナリオだが、タイトルや、この世界に来る前に我々が耳にした『記憶』という言葉から、恐らく現実ではなく、あくまでも過去にあった何かを再現したものだと思われる。
その証拠に、突然現れた我々を見ても現地のNPCが一切驚くことがなかったのである。彼ら現地のNPCは本編とは違い、我々に関する知識を一部省略されているものと考える。なので今回のシナリオは我々が何らかの目的を達成することがクリア条件になっており、彼ら現地のNPCはそのアシスト、もしくは手助けをしてくれる存在であると考えるのが正しいだろう。だからといって無下にしてしまうと、彼らからの情報やありがたい手助けを受けられない可能性があるため、本来通り、彼らと心を通わせる事も重要であると考える。
◇ワールドシナリオの目的◇
間違いなく今回の目的は四つの街から見える『塔』の攻略であると考える。NPCから得た情報だが、あの塔は『記憶の塔』と呼ばれており、『誰かに試練を与える』時のみ出現する奇妙な等であることがわかっている。塔による被害などは存在しない為、早まった行動を取る必要はないだろう。
まだまだ情報が足りないため攻略は情報が出揃うか、我々が一定以上の強さを得た時に挑むのがベストであると考える。
◇五代目剣聖『アール』に関して◇
今回のシナリオの目玉であり、鍵を握っている人物である。今回はプレイヤーとしての『アール』と五代目剣聖『アール』とを明確に分けるためプレイヤーとしての彼を『アール』、我々の窮地を救う手助けをしてくれる彼を『アール殿』と呼称する。
まず『アール』と『アール殿』に関してだが、恐らく同一人物である。正確に言えば違うかもしれないが、『アール』の可能性の未来、我々が知る『アール』の過去であり未来の存在であると我々は考える。
その証拠として、彼は既に故人であり、我々を強くしてくれているのは、各地に存在する祠に宿る、彼の遺志であるためだ。故人の意志が祠に宿り、次の命を救うというのはおとぎ話や、ファンタジー世界ではよくあることだと思う。
では『アール』は今どこにいるのか、ということであるが、恐らく別の空間、もしくは『アール殿』が『アール』である可能性など、考えれば考えるほど謎は深まるばかりである。最も『アール』と親しいリークに話を聞いたのだが、彼女も『アール』がどこで何をしてるのかは知らないという。だが彼女から興味深いことを教えてもらった。我々が『アール殿』から伝授される受け継いだ技術『月光征流』に関してだ。常日頃から『アール』が得意とする『月光流』を、ほかならぬ彼自身から手ほどきを受けているリークが言うには、月光征流は月光真流の基礎の基礎を、よりわかりやすく、より使いやすくした物だと感じたらしい。つまりこの月光征流は、誰にでも修行さえしっかりと行えば使える流派であるということだ。それを立証するように『アール殿』からも『衰えた我が身でも使え、伝えられる流派としてのカタチ』と口ずさんでいたという報告も受けている。
ここでつながるのが以前の『四腕巨人ゲルゲナート』戦にて現れた謎の剣聖を名乗る者が使っていた『恋爪レオ』である。恐らく彼は生前、複数いたと思われる弟子に己の技術を全て教え、伝えていたのだと思われる。その弟子たちが更に弟子へと伝えていく中で、時代と人の変化によって、武術も変わっていき、現在の彼らに伝わったものであると考える。つまり、彼らは元を辿れば『アール殿』の弟子より手ほどきを受けた月光流の担い手であったと考えられる。
そうだとすれば、あの時に『恋爪レオ』が使えたことにも納得がいく。
◇都市に関する考察◇
舞台となる四つの都市には共通点がある。
・天匠流のテン
・月光真流のシン
・月光滅流のメツ
・桜花戦流のセン
以上の言葉が入った町であること、『アール殿』の存在を確認したことから彼に何らかの影響を受けた町であることは確かである。顕著なのはアマツテン。『アール』の弟子であるルークによれば、その動きは『天匠流』に通ずるものがあると示唆されたため確信に近いと思われる。しかしこれも仮定の話であり、核心に迫る様な情報が現状存在していないので、あくまでも可能性の話であることを理解して欲しい。
◇この世界がパラレルワールドである可能性◇
『アール殿』の存在から、間違いなく『剣聖物語』から続くものであるが、そのまま『プラネットクロニクル』につながるかといえばそうではない。考察班の記憶のため確証は低いのだが、『プラネットアーク』の世界において上記した四都市は存在していなかったのである。
文献などがこの時空には存在していないため確証はできないのだが、考察部隊の誰一人として聞き覚えなない都市名だったため、そうでないと言い切ることもできない。この件は後日帰還した後調査を進めるものとする。
逆にパラレルワールドであるという証拠ならいくつか出てきた。ラクメツとアセンシード間にて発見した遺跡を調査したところ、興味深い壁画を発見した。壁画には倒れる多くの戦士たちと、剣を打ち合うふたりの剣士が描かれていた。彼ら以外の戦士は全員戦死していると思われる。読み進めていくと、最終的に片方の剣士が勝利し、人々から讃えられている様子が描かれていた。
この壁画がこの時代の過去を正確に示したものだとすれば、この世界は恐らく『剣聖物語の剣聖ルート』より派生した世界であるということになる。意識の中で『五代目剣聖アール』がとある人物たちへ発した『マリアーデをはじめとした自分を慕ってくれた者たちが作った祠』というセリフ。これがもし『リーラ』もしくは『フリル』『シローグ』などの『真剣聖ルートで生存している者』の名前が出てきたのならばこの可能性は浮上しなかったであろう。更に壁画を読み進めていく中で違和感を発見した。『真剣聖ルート』でのみ出現する真のラスボス『邪神ドゥルゲート』へ立ち向かうふたりの剣聖を描く物が発見できなかったことも今回の考察では
大きな意味を持っていた。
以上のことを考えた結果、この世界は『真剣聖ルート』ではなく、『剣聖ルート』の未来。その可能性の世界であるということを我々考察部隊は結論づけた。尚考察のために確保できた時間と人員が不十分だったこともあり、まだまだ検証できる要素はあると思われるが、現状できることは全て行ったつもりである。
◇記憶の塔◇
本日までに集まった情報を改めて整理してみようと思う。記憶の塔はこの世界に存在する誰かに試練を与えるために出現するモノであると言うのは間違いない。そして我々がこの世界にやってきたということは、我々が超えるべき試練がそこにある。もしくはいるということだろう。
NPCからの聞き込みと、過去の遺跡から得られた情報により、記憶の塔内部にはいくつかの超えるべき地点があり、そこで待ち受けるモノを倒し進むことになるという。待ち受けているモノは試練を与えられた者によって異なるらしく、過去の例として、モンスターの群れや、故人たちの残滓であった事もあるという。つまり現れる存在の情報は一切分からない。考察部隊としては恥ずかしいばかりだが、この時まで生き抜いてきた我々ならば必ず超えられると信じている。
追記
ここに記したことは全員にわかりやすく簡潔に記したものである。より詳しい話、もっと詳細な部分を聞きたい人がいれば是非ブックマンの下まで来て欲しい。本当はもっと書きたかったのだが、一部のリーダーに簡潔にまとめろと言われたのでこのような記入となってしまったことが誠に残念である。
関係ない話なのだが、今回の参加者たちに面白い一団がいた。まさかあそこまでRPに徹しているとは、中々面白いアイディアだと思う。しかもアバターまで設定に沿っていたので感動したのである。
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ブックマン『我ながらいいものができた』
チーザー紫『いちいち長い!! もっと簡潔にまとめて来い!!』
考察班一同『そんなぁ(´・ω・`)』
ちなみに原稿用紙にすると10ページほど埋まっていたらしい。多いかどうかはわからないですが、チーザー紫の一言で没になりました。
内容は皆さんの脳内補完でお願いします。




