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154:ゴブリン戦記 総力戦Ⅲ

はい次ィ!!



「無事かシロマサ!!」



「当然!!アールさんに認められた俺の防御!!そう簡単には破られませんよ!!」



「だろうな」



シロマサのパーティーは無事みたいでクロスボウの攻撃も止んだため先程よりも動きがいい。



「シロマサさん!!この人があの有名人ですよね!?」



そんな中で敵に素早いラッシュを叩き込みながらシロマサの直衛をしていた男。腰の入ったいい攻撃だが、攻撃力が足りないのかイマイチ瞬間火力にかけている。もったいない。



「そうさ!この人が今話題騒然のアールさん!めちゃくちゃ強いんだぜ?」



「今はなんちゃって阿修羅してますからそれも驚きですけどね!?自分『天サジ』って言います!今はシロマサさんのクランでお世話になってます!」



「アールだ。話はまた今度ゆっくりな!!まだ終わりじゃない!油断してやられないように頑張ろうや!」



「ウッス!!!」



「皆さん一度集まってください!!回復します!!」



「ナイスタイミングほじラテ!!」



「いつも言ってますが略さないで『ほうじ茶✩ラテ』って呼んでくれません?それか『ラテ』でもいいですけど?」



「ラテさんよそ見しないで!!?あぶなぁ!!?」



「あ、ヴァンレイさんごめんなさい」



四人は集まり、回復役のラテと呼ばれていたプレイヤーから回復してもらい、再び戦闘を再開する。遠距離攻撃ジョブがいない近接特化パーティーか。それならあのアシュラには苦戦しても仕方ねぇか。



「やっべぇ・・・剣聖見てると思ったら緊張してきた・・・!!」



「ヴァンレイさん落ち着いて。いつも通りやればいいんですよ」



「ありがとうラテ!よし!!行くぞ『天匠流:鏡雀』!!」



さっきも思ったが最近はステゴロが流行ってるのだろうか。



回避盾とかしているラテの横に飛び出したどこか『剣聖物語』を思い出す名前のヴァンレイが『鏡雀』で敵を切り裂く。ほう、もうスキルベレベル1まで上がった人もいるのか。早いな。



「実はですねアールさん!!ヴァンレイさんはスキル使わないで三流派の再現ができるすごい人なんですよ!!」



ゴブリンを切り裂きながらそれを見ていると自分のことのように結構驚きの事実を話してくれたシロマサ。マジでか。あれUtSじゃなくて自前か。



「ってことはリアルハード出身者か?」



「挫折したみたいですけど相当やりこんだみたいですよ。因みにエクストラ選択者じゃないですよ?」



ほほう。これは是非接触してみたい。なかなかリアルハードの話ができる人いないから苦労したところとか話したい。どこまでクリアしたのかな?ここでエクストラ選択者だったら更に話せたんだけどそれは仕方がない。今はリークがいるし暫くは我慢だ。



「本当にアールさんはこの状態でも随分余裕そうですね」



槍を振りながら時折魔法で攻撃を繰り出している雷華は俺の様子を見てそういった。そりゃそうだ。



「一人で戦っている訳じゃないからな。これだけの人数集まってんだ。負けるわけがねぇよ」



「くぅぅ!!!流石剣聖と呼ばれるアールさん!!その絶対の自信に憧れるゥ!!」



「シロマサさんは空元気ですよね?バレてますからね?」



「雷華さん俺にももう少し優しい言葉をくれない!!?というか俺に当たり強くない!?」



「普通だと思いますけど?」



この二人も結構余裕そうに見えるけどな。おっと忘れるところだった。



「一応アシュラゴブリンに致命傷は与えたが倒しきってない。ラストアタックは貰ってくれ」



「マジで!?あざっす!!おい天サジ君!!アシュラへのラストアタック欲しかったらついてきて!!ラテさんとヴァンレイさんも行きますよ!!」



「オッシャァ!!!あの野郎ぶっ殺す!!」



「アール君!今度剣聖物語について色々と語ろう!!」



「ではまた後で」



四人はそう言って大きく減ったゴブリンの集団をかき分けてアシュラゴブリンにトドメを刺すべく進んでいく。



「甘い人ですね。戦いで手柄を人に譲るなんて、下手をすれば被害を増やすだけですよ? それに倒せる人が倒す。バカみたいなこという人が居ることが私としては考えられません」



「そうなんだけどな?相手の獲物奪うのは趣味じゃねぇんだよ。場合によるけど」



雷華の言うことはもっともなんだが、獲物とって今後へんな因縁つけられるの嫌なんだよ。



「まぁ、私はそこまで細かいこと考えるの嫌いなので最終的には楽しめればいいんですけどね」



「戦闘狂かよ・・・」



「失礼です。享楽的とおっしゃってください」



それってそんなに意味変わらないのでは?口にしたら大変そうだから言わないけど。



『ヨッヨッヨ』



「んあ?・・・あっちも苦戦してんな・・・雷華どうする?」



「もちろん同行します。あなたと共にしたほうが楽しそうなので」















「邪魔するぜ?」



「おっと遂にこっちにも来たよ剣聖アール!」



その一団は、どこぞの円卓の騎士を彷彿とさせる装備で統一されていて、連携も凄まじいパーティーだった。

正直近くまで来たとき援護いらなくないかとも思ったけど、せっかく来たし顔合わせくらいはと思った訳だ。



雷華は気が付けば敵に突っ込んでいる。やっぱり戦闘狂と何が違うのか俺にはわからん。



「・・・・・・どうも」



「初めましてアールさんお噂はかねがね聞いてます!私たちはクラン『電卓騎士団』です!こっちのぶっきらぼうがマスターの『アルトりす』です。基本無口なのでごめんなさい」



「オルちゃん俺らの紹介もよろぴくー!」



「ブゥゥゥゥメラン!!」



ここもまたキャラが濃い。今のブーメランの発音間違いなくゲッ〇ーだろ。真じゃなくて初代の方だと個人的には大興奮である。もちろん真も大好物だけど。



「あっちのチャラそうなのがMのパチスロットさん。斧を投げ飛ばしてるのは胡座ウェイさんです。私は支援担当の『オルガン』って言います」



「ちょwww俺の紹介ひどすぎないwww」



「いや的確だろ」



「ウェイひでぇwww」



名前も円卓に寄せてんのな。ロールプレイなのかと思えばそうでもないようで結構はっちゃけてる。そんなパチスロット氏だが、言動とは裏腹に率先して壁役になったりほどよく援護に回っている。見た目だけで判断するともったいないタイプみたいだ。



ブーメランの人こと胡座ウェイさんは完全に脳筋である。そのくせに投げ飛ばしたブーメランが手元にちゃんと戻ってくる当たり技術は高い。



ヒーラー担当のオルガンさんも支援のタイミングが抜群だ。阿吽の呼吸とはこのことだ。会話することなく最適のタイミングでの支援。俺も支援ジョブもちとしては目標にするならこんな感じがいいんだろうな。



「おしゃべりもいいけど敵を倒してください!!」



「・・・・!!!」



「アルト君前に出すぎです!!もう少し下がってください!!パチ君はもっと真面目に戦ってください!!」



「目標を狙い撃つわよ!!やぁー!!」



無言のままゴブリンの集団に突っ込んでいくアルトりす。いい笑みを浮かべてるしこれは完全に戦闘狂。ひと振りでゴブリン吹き飛ばしているところを見てもかなり攻撃に振ったビルドしてるんだろう。



そんな吹き飛んだゴブリンをロックオンして弓で打ち抜いてるメガネ女子。しかもかなり激しい動きなのに狙いが的確だ。マジでストラトスしてる緑の人の生まれ変わりなんじゃね?



「あの人はトリスたんさんです。弓の技術なら誰にも負けないですよ?」



「こらー!褒めても何も出ないんだからね!!」



よそ見しててもゴブリンに的確に当てるんだからスゲェわ。



そんな彼らに振り回されている中で戦闘指揮を取っているのは苦労人気質と思われる女性プレイヤー。なんかイライラしてるのが目に見えてわかる。これ近々爆発するんじゃねーか?



・・・チッ、面倒なタイプのゴブリンがきやがった。しゃーねぇ。



「ちょいと失礼。ディア!!」



『ヨヨ!』



「うわわっ!?」



「ひやっ!?」



ディア腕で担ぎ上げて大きく飛び上がる。直後に地中から接近してきたゴブリン達が飛び出してきた。見た感じは通常のゴブリンより一回り小型のタイプ。奇襲を専門にするタイプと見た。敢えて言うならゴブリンローグとかゴブリンシーフだろうか。



腕には穴が掘りやすいようになっているスコップのようなものをつけている。先程までオルガンさんと苦労人がいた場所から飛び出してきたゴブリン達は奇襲が失敗して驚いた顔をしている。それじゃ二流だ。奇襲失敗後の動きまでちゃんと考えてから行動しろ。後ひとつ。



「動くならもっと”静かに”進んでこいや『天津雀』」



『『『『『『『『『グギャギャx』』』』』』』』』



飛び出してきたゴブリンを切り裂いて肉片へと変える。全部始末できたのを確認してディア腕に抱えていたふたりを下ろしつつ、迫るゴブリン達を相手取っていく。



「ちょっと空気揺れるぞ」



「えっ!?まさか!!?」



「『天雷星波ピスケス』!!」



直線上にプレイヤーがいなさそうだったので一回り大きなゴブリンめがけてピスケスを叩き込む。その衝撃は波紋となり周囲に広がり他のゴブリンともども吹き飛ばしていく。



大きなゴブリンは衝撃に耐えられず粉砕し、隣接していた奴らも同じくグチャグチャになって吹き飛んでいく。その吹き飛んだ肉片が弾丸となり他のゴブリン達にも放置できない傷となり襲いかかる。



「すげぇwwww」



「次元が違うじゃねぇか・・・!!!」



『『『『『『『グギャァァ!!!!!!!』』』』』』』



今のを見て恐れたのか、一部のゴブリン達が後退し始めた。ちょうどその先にいた雷華がついでにとぶち殺していた。



「すまんなお二人さん。緊急事態だったから許してくれ」



「い・・・いえいえ!!こんな間近で実力が見れたのでむしろありがとうございます!!」



「うがぁぁぁ!!!やりやがりましたねゴブリン!!もう怒った!!まとめて爆破してやる!!」



「ちょっ!!?マーガリン落ち着いて!!ここで爆破は誤爆する!!?」



「離してくださいトリスたん!!私の怒りが爆破を求めているんです!!!」



苦労人が爆発したみたいだ。巻き込まれそうだから離れとこ。



「なんか大変そうだからこの辺で失礼するわ。またな」



「またなアールっち!!」



パチスロットに何故かあだ名で呼ばれた俺は軽く手を振りその場を後にした。その直後に小規模の爆発が後方から多数聞こえてきた。



〇カレイさん:理論主義者 様


〇ヤイチ:ヤイチ 様


〇山田:yomi 様


〇ぞうもつまる:ぞうもつまる 様


〇アーノレ:pai 様


〇胡瓜:久太郎 様


〇サクラ:只野 草 様


〇しちくい:しちくい 様


〇ツムグリ:Tsumuguri 様


〇シロマサ:シロマサ 様


〇ああああ(シア):REIZA 様


〇Note:Note@syosetu.com 様


〇†魅祈†:魅祈 様


〇レイ:黒龍一刻 様


〇彩華:ほわいと 様


〇ライーダ:感想でたまによく出るルーク教の信者こと『ライーダ』 様



7月29日―追加


〇天サジ:月姫 様


〇ほうじ茶?ラテ:多い粗茶 様


〇ミラファ:i'M 様


〇ハルト:バラランシャ 様


〇ライトニング:ZERO 様


〇ファーズ:変な教祖こと『ライーダ』 様



8月1日追加


〇ヴァンレイ:ルーナ(旧ユー)


〇カトレア:或田依琉


〇PT電卓騎士団

アルトりす

パチスロット

トリスたん

胡座ウェイ

オルガン

マーガリン  アルトリウス


〇忍者

  :Note

〇隠密


〇雷華:kurono Alice


〇蒼牙:蒼牙


〇宇治抹茶風味添え:宇治抹茶風味添え



〇昼行灯

    :気まぐれ屋

〇ラビット


〇弥生

    :黒龍一刻

〇コハク

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