129:その後どうなったかというと・・・
キンクリして話が飛びます。サクッと行こう。
ごめんなさい予約投稿時間間違えてて昨日の更新早かったです。
「さて、色々とあったけどこれでギンも含めて一緒に進めるな!」
「ねぇバカ師匠」
「どうしたルーク?」
「・・・・動きにくくないの?」
俺の現状を教えよう。ミノムシだ。足は動かせるけど、それ以外は動かせないミノムシだ。
両サイドもとい、両腕をがっしりと固めるリーク&レイレイ、これはいつもどおり。
ハイライトが消えているおまけ付きだ。
そしてギン。引っ付いている訳じゃないが、俺から半径1m以内の場所に陣取っている。瞳孔が開いてる。なぜか『弥生』と『卯月』のハイライトも死んでいる。
「ルーク。男にはやらねばならぬ時がある」
「いやその状況で言われても説得力ないから」
「「「・・・・・・・・・」」」
「いや怖いからお前ら話せやっ!?」
マー坊。気持ちは良くわかる。でもな?久しぶり過ぎて忘れてるかもしれないけど、この状態で二人に声かけたらどうなるかわかるだろうに・・・
「「「 」」」
「ヒィ!?」
気のせいとかじゃなくて、本当に『こいつ、直接脳内にっ』をやってくるのだ。睨むだけでそんな幻覚を実際に感じるほどの眼力なのだ。怖すぎる。なぜかギンまで使い出したから手に負えない。
キスというご褒美&処刑の合図をもらった俺はプレイヤーの悲しき悲鳴と暴動を解決するためにコヨミのことを公開。前世云々の話をするとほぼ全てのプレイヤーが涙を流すという奇跡的状態に発展。
さすがコヨミ・・・いや、リリカである。その人気は今でも衰えていない。そんな訳で暴動が収まり、身の安全は確保できた。
あ?リークたち?こいつらは諦めて両手に装備しとけばいつか許してくれる・・・・・はずだ。ログアウトしたら目の前にいても俺は驚かん。デート代稼ぐのにバイトしようかな・・・・
ともかく、話を戻すのだが、そんなリリカの生まれ変わり、コヨミがエーテリアでギンの代わりに師範代としてプレイヤーに天匠流を教えてくれることになった。ただし一定期間でギンと交代しながらという条件付きである。
まだトラウマが完璧に克服は出来ていないのでギンほど大勢には教えないらしいが、ギンの時以上にプレイヤーは大興奮であった。
リリカの転生後の存在であるコヨミの登場はそれだけプレイヤーの心を掴んだらしい。ちなみに『プラクロ』から始めたプレイヤーは置いて行かれた。仕方ないね。
だがその後に試しに行われた修行だが、さすがリリカの生まれ変わりと名乗るだけはある。
『人に教えるのは久しぶりなのでとりあえず軽くやらせてもらいます。皆さんの実力が見たいのでこれから私は”軽く”振って攻撃するので避けてください』
軽く=超高速
つまり参加した300人規模のプレイヤーが一瞬で地面に沈んだのである。これが木刀じゃなかったら全員首が飛んでいた。これにはギンも驚いたのか目をひん剥いていた。
ちなみにギンの修行で何をやっているか教えると、『そうですか、14代目はとても優しいですね』と一言である。
『それでは14代目になぞってみましょう。私が100数えるまでに100回以上身体の軸を動かさずに剣を振ってください。少しでもぶれたり、100数えた時点で回数が100未満の場合は連帯責任で100追加です』
修行内容がギン<コヨミであった。これにはみんな揃って超ドン引きである。ただルークはケロっとしていた。俺よりも優しいと平然と言っていたあたり大分染まってきた。
当然ながらもう少し優しくして欲しいというプレイヤーがいたのだが、『そうですか、ではあなただけ其の辺で適当にやっていて構いませんよ?どうぞお好きに』とだけ言って放置。
天匠流関連では一切の妥協を許さない彼女らしいやり方である。ちなみに一時間だけだったのだが、ちゃんとやり遂げたプレイヤーはギンの修行に参加した時よりも熟練度が上がったとのこと。
全員平均して上がる代わりに数値が低いギン。
個人の出来とやる気で数値が上下するコヨミ。
人によるがこれはこれでありなのだろう。やる気があればあの様子だと一週間も頑張ればレベル1にはなれるんじゃないだろうか。
「・・・・のう?師匠?」
「どうしたギン?と言うかようやく目が元に戻ったな」
少し不安そうな顔をしているギン。何が言いたいのかは大体わかるけど。
「妾は・・・甘いのかの?」
前世を抜きにすればギンの方が長生きだし先輩である。そんなギンの修行の上を行くコヨミの修行。継承者になったギンにとっては思う所が無いわけがない。
「優しくして欲しいか?それとも厳しい方がいいか?」
「・・・・・厳しい方でよい」
「甘い。ハッキリ言えば俺の時代よりも弱い。通用しても伝承でだけだな」
あの地獄を生き抜くためにはこんなものではいけない。リアルハードモード以外ならアレくらいで十分だろう。
でもリアルハードであれでは最初のボス倒すまでに年単位でかかる。とりあえず師範代に修行のレベルを体ぶっ壊すくらいには上げて欲しいと土下座して頼み込まないとダメなくらいには甘い。
「・・・・・・」
「まぁコヨミは俺の時代の記憶と経験持ちだし、その部分は仕方ないと思うぞ?」
「・・・・・うむ・・・」
「言っとくが、お前もあのレベルまで引き上げるから覚悟しとけよ?」
「うむ・・・・・・・・・うにゃっ!!?!!?」
何驚いてやがる。コヨミが向こうにいるお陰でコイツの基礎をぶち壊しても問題なくなったんだ。徹底的にやるつもりだぞ?
そもそも完成しているギンの天匠流。そこに俺の天匠流を叩き込むには根幹をぶち壊すことが必要である。わかりやすく言うとプライドをへし折る。
これまではギンはプレイヤーに天匠流を伝授するという役割があったため、プライドをへし折ってそれに支障があれば不味いと思ったからやらなかっただけだ。ギンの天匠流だって決して悪いわけじゃないし。
でも今回、トラウマがありながらもその役割を引き継ぐとコヨミが名乗り出てくれたのだ。そうなれば当然差が生まれてギンのプライドにキズが入るのはわかりきっていた。
「お前の天匠流を次の次元に叩き上げてやるから信じてついて来い。近くの目標はコヨミ越えだから頑張れよギン」
「う・・・・うむ!!気持ちを一新して頑張るのじゃ!!」
「「・・・・・・たらし」」
ワキ腹を摘むなお前らっ!!?地味に痛いんだぞ!!?
「つーん」
「ふーんだ」
「・・・・・なぁ、どうしたら機嫌直してくれる?」
これ以上は支障をきたすレベルでめんどくさくなりそうだ。いい加減機嫌直して欲しいし、俺もいつもの二人に戻って欲しい。高くつきそうだけど、いつも通りになってくれるなら安いだろう。
「「・・・・・・」」
「むぐ・・・・」
「ちょっ!?マジでか!!?」
「うにゃぁッ!!?」
「ピッ!?」
無言のまま迫ってきた二人、リークはそのまま唇を合わせ、頬に感じるのは柔らかい感覚。時間にして十秒程度、そのままの状態が続き、やがて離れていくと二人は顔を真っ赤にしていた。恥ずかしいなら場所を選べばよかったのに。
「・・・・アールは私のだもん」
「・・・・・あたしのこと捨てないで欲しいの・・・」
『見ろスライム、あれが痴情の縺れというやつだろう』
『ヨーヨ』
流石にこんなところでおっぱじめたりしねぇよ。このゲームR指定にする気はねーよ。
「とりあえず街まで行くか、今日は街についたら解散で」
ログアウトしたら目の前にいるんだろうな・・・・・・・・・・
ログアウトしたら朝まで二人掛りで絞られた。
注意
このゲームでは不純異性行為はできません、させません。
あとは皆さんの想像で補完してください。
本日17時の更新はありません。番外編の更新はあるのでどうぞご覧下さい。
活動報告にて一人一回だけ新規募集します。期限は一週間なので、よろしければどうぞ




