124:修羅場再び
新しい女です。修羅場ります
最近教祖さんことライーダさんが感想に現れなくてなんか一押し物足りなく感じるのは病気でしょうか?
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「・・・・・」
「僕知ってる。これ修羅場だね」
「しっ・・・静かにな、ルーク。これアールがおもしろ・・・う゛う゛ん、大変な状態だから」
ゴリラテメェ後で覚えてろ。全身の皮剥いだあとに三枚おろしにしてやる!!
「「アール」」
「師匠」
「あ、はい。すんません」
怖っ!?リークレイレイもそうだけどギンも怖っ!!?ハイライト瞳孔開いてるの怖っ!!?
「「アール」」
「師匠」
「ひっ!!?」
「「「無心で座ってて」」」
何も考えるなと!!?
「アール君昔から変わった人に好かれやすかったですけど今生は前よりも変わった人に好かれてますね」
「「「・・・・・」」」
「そんな目で見られても困りますよ?」
現在俺はごうりゅうし
「考えるなって」
「言わなかったっけ?」
「聞こえんかったのかの?」
「・・・・すみません」
一時間後
「そうなんです!!アールってばそういう所あるからいろんな人に好かれるんです!!」
「アタシ達がどれだけ囲んできたかわかりますか!!?取られないように頑張ってたんですよ!!?」
「ずるいのじゃ!!師匠はたらしなのじゃ!!男女問わずたらし込めるから困るのじゃ!!」
「そうですね。アール君そういうところありますから」
「「「わかりますか!!」」」
「えぇ」
酒ってやっぱり人類が考えた最強の飲み物だと思う。あの修羅場がこんな交流会に変わるんだから。
「ちょっとアール!!効いてるの!!?」
「効いてない。聞いてるけど」
「揚げ足取るのメっ!!罰としてアタシに酌しなさい!!」
「レイレイずるいのじゃ!!妾にも酌するのじゃ師匠!!」
「ギンお前俺の弟子だよね?」
「今は無礼講じゃ!!」
「えぇ・・・・」
酒が入ったリーク達は今までのことをぶちまける様に口を開く。
と言うか囲われてたのかよ俺。あと人たらしってなんだ人たらしって。そんなんじゃない・・・・・よね?
「ねぇゴリラさん。これってどういう状況?」
「マー坊な?あれだよ。よくあるハーレムってやつだ。アール(誑し野郎)にしか出来ないことだよ」
「ゴリラさんも誑し込まれたの?」
「・・・・うっせ、お前だって人のこと言えんのか?」
「・・・まぁ、そうだけど」
「「「同性愛だけはダメだからねアール/師匠!!!!」」」
「それだけは絶対にねーよ!!?」
「面白い人たちですね」
12時間後。
「改めて自己紹介を。コヨミと言います。ご存知の通り天匠流第16代目に師範と名乗ることを認められた者です。それと前世ではアールくんに告白して死んだリリカの生まれ変わりでもあります」
「リークです。”アールの恋人”です。こっちメス猫はメス猫で結構ですので」
「レイレイです。”私のアール”を奪った女狐の言葉は気にしないでください」
「第14代目天匠流継承者ギンである。”師匠の弟子”じゃ。よろしくの」
「アール君モテモテですね」
「・・・・胃薬ない?」
なぜだろう。元カノと今カノと恋人未満の女友達と未来から来た娘が目の前で火花を散らしているような感覚だ。仲良くなったと思ったらこれである。ちなみに考えるのは許してもらえた。
いや、元カノも何も付き合ったことあるのリークだけだからね?二股ダメ、絶対。
「な?面白いだろ?」
「くぁ・・・寝て起きたら確かに面白いことになってますね。バカ師匠ざまぁ」
そこの野郎二人覚えてろよ。いつか復讐してやる。
「それでアール?」
「はい!なんでしょうリークさん!」
「いや、もう怯えなくていいよ?この人がギンちゃんの代わりに師範代としてお願い”しようとしてた”人で間違いないよね?」
「・・・・ウッス」
「まぁアタシもその話聞いたら流石にお願いするのは気が引けるかな・・・」
「そうじゃの・・・妾も自分の代わりに頼むつもりじゃったが、そのような経緯があるのでは頼めんのう」
「ごめんなさいね」
流石に前世のトラウマある人に人前に出ろと言うのは無理だ。しかもついさっきそれを掘り返すようなクズ行為があったわけだし。俺と一緒に来てもらうのはもう確実としても一人にするのは気が引ける。
「でも”アイツら”この前潰したばかりなのにまた動き出してたのね」
久し振りに見るリークの本気で嫌な奴を思い出した顔。眉間に皺がより、目も誰かを射殺せるような目だ。
「もしかして『方舟の福音』って前科ある?」
「そうか、アールは最近始めたから知らねぇのか」
マー坊も知っているようだ。その線では有名みたいだな。
「『方舟の福音』はイケメンモドキの集まるギルドなんだけど、やり方が汚いの。NPCを攫って無理やりサブシナリオ発生させたり、あと、情報知ってる人から情報を聞き出すまでしつこく付きまとうとか。あとは自分たち以外の第三者にPK依頼してひたすら瀕死にしたりしてるよ」
「詳しいなルーク」
「いや、バカ師匠の毒殺依頼してきたのそこだし」
「・・・・・・・・・」
そう言えば下手人の処理はリーク達に一任してて俺は全く触れてなかったんだった・・・
「と言うかお前バッチリ覚えてたのかよ。この前の掃討戦の最中に始末終わったって話は聞いたけど、その前に教えてくれればもっと早く動けたんじゃね?ってか俺が直々に潰せたし」
「うぐ・・・」
「「「「・・・・・(ニヤニヤ)」」」」
「お前らはなんでニヤニヤしてんの?」
「ちょっ!!?やめてよ!!?」
ルークの反応的に何かあるのはわかるけど
「実はの師匠」
「うわぁぁぁっぁぁぁぁぁぁ!!!?!?!?!?やめろ狐女!!」
「ルーク君ってば」
「やめろヤンデレ姉ちゃん!!」
「お前の隣に胸張っていたいからってそいつらの前で決意表明と宣戦布告したんだよ」
「やめろゴリラ!!三枚に下ろすぞ!!?」
「しかもそれをアールに褒めてもらいたくてすぐにアールの所に走っていったの」
「うわわぁぁぁぁぁ!?!?!??!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!?!!?!?!!?」
「おっと、逃げるなって」
「放して離して話てぇぇぇ!?!?!?!?!!!!」
かなり錯乱してらっしゃる。と言うかゴリラ相手にだけかなり強気だなルーク。でもそっか・・・褒めて欲しかったのか。
「よしよし、遅くなったけどさすが俺の弟子だよルーク。できればその光景見てみたかったけどな」
「うっさいバカバカバーカ!!!あれはただにょ決意表メッだもん!!別にししょうといっしょにいたかったわけじゃにゃいない!!?」
「そっかそっかー、よーしよしよし!!」
「うにゃぁぁぁぁぁぁああああああ?!?!?!?!!?!?!?!?!?」
30分後
「フシャー!!」
「ハッハッハッ」
腕の中で秘密をバラした四人を睨みつけるルークなのだが、俺の腕におさまっている以上猫にしか見えない。
ちなみにマー坊は本当に三枚おろしにしておいた。弟子の希望を聞くのも師匠の勤めだし。
「テメェ絶対私刑混じってたよな・・・」
「当然」
「うっわ、この野郎覚悟しとけよ?」
「素振り50000回とかやらせてやろうか?」
「・・・・えげつねぇぞコイツ」
「話がだいぶそれたけど、その『方舟の福音』だけど、GMコールとかで対応できねーの?」
やり方はともかく悪意ある行為だから運対してもらえば一発でなんとかなると思うんだけど。
「私もそれは考えた。でもあいつらある意味リュウオウより厄介なの。あいつら手口は悪質だけどプレイヤーに対する行為はしつこい情報収集を除けば全部許容範囲、NPCに関してだけど、そもそもここに私たちがNPCに手を挙げちゃダメっていう法律はないの。頼りの情報収集も最近はどこからか集めてきてるからこっちの線ではGMコールは通用しない」
「つまり自分たちで何とかするしかないか」
ある意味『剣聖物語』の続編らしい作りになっているな。
魔剣聖ルートじゃ資金調達やシナリオの進め方次第ではNPC殺しもあったわけだし、戦争中はなんと言われても人殺しだ。
それにプレイヤー同士のPKという形を新たに追加したのがこの『プラネットクロニクル』って訳だ。いちいちそんな事でGMコールやアカウント停止にはならないってことか。
らしいといえばらしいな。ある意味極悪人ロールもできるわけだし、PK許容だから、やろうと思えば邪神が転生した時代人って言う設定で遊べばそういうこともやれる訳だ。
「ひとつ聞きたいんだけどよ?俺が始めた頃リークとレイレイが情報売買で使ってたやつあるだろ?あれで止められたりしないのか?」
「「っ!!それよ/それだよ!!」」
お酒は成人してからですよ?




