『行かないで、そばにいて』
木を蹴る
枝を打つ
自分を殴る
空が赤くなった
暗くなった
また明るくなった
僕は膝を抱えた
連れていかれた人たちは
もう
いなかった
竹子も
いなかった
白は
死んでいた
僕の背中の上だったのか
それより前だったのか
わからなかった
場所をひとつ整えて
白を横たえた
少しでも
楽にしてやりたかった
夜
何度も
名前を呼んだ
何度も
揺すった
動かなかった
冷たかった
硬かった
朝
ときどき呼んだ
ときどき揺すった
動かなかった
冷たかった
硬かった
水を探した
野の実も探した
口に押しこんだ
それでも
動かなかった
二度目の夜
僕は眠ってしまった
目が覚めたとき
僕は
白を見ていた
三日目
白を背負って
サービスエリアへ戻った
鉄網の穴のところに
血があった
ひどく荒れていた
それでも
見つけた
白の寝床を
端に巻かれていた
ひどく汚れていた
払って
きれいにして
その上に
寝かせた
白の前に跪いた
涙をこらえた
立ち上がった
探した
いろんなものが
なくなっていた
残っていたのは
割れた電球
散らばった古い道具
干されたままの古着
揺れていた
人影みたいに
壊れたギター
弦に触れた
音はしなかった
僕の毛布
床の血
倒れた鉄鍋
芳兄の化粧箱は
見つからなかった
持っていったんだと
思いたかった
見つかったのは
少しの水だけだった
夜
また少しだけ
白に飲ませた
残りは
僕が飲んだ
また一日
浅い穴を掘った
サービスエリアから
少し離れた場所に
食べるものはなかった
頭は
ずっとふらついていた
止まって
また掘って
また止まって
白
ごめん
もう
掘れない
水を探した
白の顔を洗った
手も
血に染まった白い髪も
抱いて
穴の中に下ろした
裏地の中から
煙草を二本出した
ずっと前に
交換でもらったものだった
水に濡れていた
潰れていた
それを
白の手に置いた
木は硬かった
刃が引っかかった
手も切れた
僕は刻んだ
白
竹子
譚輝
1号
2号
3号
阿健
芳兄
ベラさん
扁子
……
料理番
――
「行かないで、そばにいて」
中国語原文
第34章《「別走」》
踢樹
抽打枝條
捶自己
天紅了
黑了
又亮了
我抱住膝蓋
被抓的人
不在了
竹子
不在了
小白
死了
不知道是在我背上
還是更早
我整理出一個空位
讓小白躺下
想讓他舒服一點
晚上
我喊他很多次
推他很多次
他沒動
很冰
很硬
早上
我時不時喊
時不時推
他沒動
很冰
很硬
找了水
找了野果
塞進他嘴裡
他
沒動
第二晚
我睡著了
醒來時
我看著他
第三天
背上小白
回到服務站
鐵網洞口
有血
很亂
我還是找到了
小白的地鋪
捲在一旁
很髒
拍乾淨
讓他躺在上面
跪在他面前
強忍眼淚
起身
翻找
很多東西不見了
留下的
破碎的燈泡
散落的舊工具
晾著的舊衣服
晃著
像人影
爛吉他
我摸著琴弦
沒有聲音
我的毛毯
地上的血
倒地的鐵鍋
沒找到芳哥的化妝盒
她帶走了
我希望
只找到一些水
晚上
又餵了一點給小白
喝了剩下的
又一天
我挖了個淺坑
離服務站有些距離
沒東西吃
頭一直在暈
停停歇歇
小白
對不起
挖不動了
找了水
洗乾淨小白的臉
手
還有被染紅的白髮
把他抱進坑裡
從內襯翻出兩根菸
很久以前換來的
泡過水
壓扁了
放到小白手裡
木頭很硬
刀口卡住
劃到了手
我刻著
小白
竹子
譚輝
一號
二號
三號
阿健
芳哥
瓜佬
扁子
......
廚子
——
「別走,陪陪我」




