第二章 20話 【旅立ち】
第二章始まりました!
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朝起きるといつもの状態になっている。リエラとシルフィが俺の布団に入ってきている。これは言っても聞かないから諦めてはいるのだが、俺自身馴れていないので毎回ドキドキしてしまう。
「これじゃ拓也やカイルと一緒じゃないか…」
俺はロリコンではない。。。それは確かなんだが心がドキドキしてる以上ロリコンであることに変わりはないのだ。なんせ年頃の女の子が俺に密着している…こんなシュチュエーションは人生にあるかないかでいうと無いからだ!
「とりあえず起こすか。」
俺が二人を起こそうとした瞬間…
「果実~!起きろよ~今日から【レモンティーナ】に行くだろ~!寝坊しないように俺様が起こしに来てやったぞ!」
「…カイル…」
「…」
カイルは動かなくなっていた。この後何をされ、何を言われるかなんて子供にだって分かる。
「お、お、お前様はぁぁぁぁ!!!この大事な日に何してんだよぉぉぉぉ!!!ぶっ殺すぞぉ!!!」
ほら。こうなるんだよ。俺は悲しくなってきた。
「しかも、添い寝だとぉぉぉ!!セクハラ変態野郎がぁぁぁ!!」
カイルが俺に向かって殴ろうとしている。どうするか…カウンターで殴りかえすか。蹴りでもいれるか。悩んでいると…
「うっさいわね!このクズ!【神障壁】!」
「ゴベッ!?」
リエラが起きたようだ。まさか魔法まで使うとは。
カイルは見えない壁に激突し吹っ飛んだ。
「り、リエラ…起きたのか?」
「このクズが大きな声出すから起きたのよ!」
「は、はぁ。。」
いつも起こすとき俺も大きな声で呼び掛けてるが?と思ったが追及できなかった。するとシルフィも…
「犯罪者…うるさい…」
うんうん。分かるよシルフィ!でも俺の起こすときの呼び掛けにも応えてくれないか?
「あんたら毎朝これなの?」
ユメリが馬鹿な子供を見るかのような目で質問してきた。
「今日はたまたまだ。カイルが来たせいでこうなった。」
「どうでもいいけど、早くそこの男を助けてあげないと死ぬわよ。」
廊下を覗くとカイルは一階に落ちそうになっていた。
「よし。皆準備はできたか?」
「当たり前よ!」
「…出来た…」
「出来てるわ。」
「ふん!俺様はとっくに出来てるわ!」
うーん。このバラバラした感じ。この先大丈夫か不安だな。
「なら行こう。おばちゃん!そろそろ行くわ!」
「行ってらっしゃいな!気をつけて行くんだよ。【レモンティーナ】までは長いし、魔物も出るんだからね。」
「ありがとです!世話になりました。」
「いいってことよ!いつでも【アップルーテ】に戻ってきてもいいんだからね!」
「ありがとうございます!では!行ってきます!」
俺達はおばちゃんに挨拶を交わし門まで行くと、ギルド長と受付嬢がいた。
「行くのか。」
「あぁ。世話んなったな。」
「別に世話などしておらぬわ!」
「ギルド長。果実さんが行くので寂しいのでしょう?ギルドであれだけ悲しい顔をされてたではないですか。」
「ちょ!お前!いらぬことは言わんでいい!」
「はーい。」
ギルド長。あんたもキャラおかしくなってきてるな。
「果実さん!」
「え?はい?」
「【レモンティーナ】で騒ぎ起こさないで下さいね!私との約束守ってくれますよね?」
「あぁ。分かってる。」
前の晩、リエラと別れた後ギルド長と受付嬢には話しておいたのだ。その時受付嬢とは約束をしたのだ。
「「…」」
若干2名ほど俺を見てる気が…
「果実…あの子と約束って何よ。」
「カジツ…隠し事…無し。」
「いやいや!やましいことなどないぞ!俺が騒ぎをしたらダメなように約束しただけだ!」
「「怪しい…」」
「うっ…と、とりあえず!そろそろ行くぞ!じゃ行ってくるわ!」
「気をつけての。」
「果実さん気をつけて下さいね。」
「よっしゃあ!それじゃ【果物五神】出発するかぁ!」
「「「おぉ~!」」」
「…それ!俺許可してねぇからな!?」
結局、パーティー名は【果物五神】に決まったそうだ。今後パーティーが増えたらその時にまた考えるらしい。
「そうだ。カイルとユメリ。お前達にに言っとかなきゃならんことあるわ!」
「何だよ?急に…」
「何よ?」
「俺の事だよ。」
「「???」」
「実はな、俺千年前の勇者の息子なんだ。」
「「…」」
ん?聞こえなかったのか?
「俺千年前の勇者の息子なんだ。」
「「…」」
ん?どしたこいつら?
「おい!?聞いてるのか?」
「「はぁぁぁぁ!?」」
「ちょ!?お前様!?それ本当なのか!?」
「そ、そうよ!?嘘でしょ!?」
「嘘じゃねぇよ。何ならリエラとシルフィにでも聞けよ。俺が勇者の息子だって知ってるぞ。」
「「本当!?」」
「本当よ。」
「…ほんと…」
「「…」」
二人は開いた口が塞がらない状態だった。
「おい?足を止めるな。足を!」
「あ、あぁ。わりぃ。」
「ごめん…」
「でも、それ本当なのか?俺様は長くギルド長に従っていたが、そんな秘密聞いてねぇぞ?」
「いや。知っててもまずお前何かに話さねぇだろ。と言いたいとこだが…そうだろうな。ギルド長は知らないだろうし。現在生きてる人で千年前の勇者に息子がいるなんて誰も知らないだろう。」
「でも、お前様が勇者の息子だという証拠はねぇだろ?疑ってるわけじゃねぇが、勇者の息子を語るには証拠ねぇとこの先、他の仲間になる奴は信じねぇぜ?」
「そうだな。それじゃまずリエラの事から話そうか。」
リエラに関する事をある程度話した。
すると二人は一層顔が険しくなっていた。
「「はぁ!?」」
「リエラちゃん神なのか!?」
「この女が神!?」
「そうよ!二人ともひれ伏しなさい!」
「「まじか…」」
「まてよ?それじゃ勇者の息子の証拠ではねぇだろ?」
「そんなことないぞ。リエラは神だからお前に命令を与えることができる。」
「まじか!?」
「リエラすまんが何か命令出してやってくれ。」
「分かったわよ。【カイル!ひれ伏しなさい。】」
「ん?おわっ!?体が勝手に!?」
「これでリエラが神って分かったところで…次は俺に命令を出させる。ちなみに俺は勇者の息子の加護的な何かでリエラの命令は効かないんだ。」
「まじか!?」
「リエラ…すまんが頼む。」
「分かったわ…【果実!ひれ伏しなさい。】」
「…」
「ほらな?俺は効かないんだ。これが証拠だ。リエラの神の力を受け付けないなんて加護がないとおそらく無理だ。」
「なるほどな。」
「なるほどね。」
「俺様は信じるぜ。」
「うちもよ。これならうちが負けたのも納得いくわ。うちの【無感】も効かないのも納得よ。」
「ありがとな!俺はこの世界の住人じゃねぇから迷惑かけるが…」
「んなこたぁ任せやがれ!お前様と俺様は仲間だから気にすんな!」
「うちもよ。これからカジツのサポートしていくつもりだし。」
「お前ら…」
「あら?果実?まさか泣いてるの?」
「ちょ!?泣いてねぇよ!リエラじゃねぇんだから泣き虫ちゃうわ!」
「何よそれ!?泣き虫じゃないわ!」
「…泣き虫女神…」
「シルフィ!!!あんたは黙ってて!」
「「「「ははは♪」」」」
四人の笑いが森の中を響いた。
とりあえず信じてもらえたから俺はすごく嬉しかった。現実世界では味わった事があまり無かったから新鮮さもあった。
「お!森を抜けたぞ!よし、手配しておいた船もあることだし今から海を渡るか♪」
「なら運転はクズね。」
「犯罪者…運転…」
「あんたしかいないわ。」
「おい!?待てよ(;-ω-)ノ何で俺様だ!?」
「お前冒険者だろ?船ぐらい操縦したことあるだろ?」
「あるけどなぁ…」
「頼むわ!俺はこの世界の船分からねぇし!リエラも当然分からない!シルフィにはまだ早い!ユメリは飛んで生活してたから分からない!残るわお前なんだわ!」
「…しゃあねぇな。」
「…」
「おい!?お前様!?この為に、お前の存在を教えたんじゃねぇだろうな!?」
「…カイル…お前達には本当に聞いてほしかったんだ。ワロチ(笑)」
「てんめぇぇぇぇ!!!!!その顔止めろってんだよぉぉぉ!おいこら待て!?」
「頼むな~」
「後で覚えとけよ~!!!」
【レモンティーナ】への旅立ちが始まった。
旅立ちしたいなぁ…




