070⚫️巨竜ふたたび & 071⚫️発掘戦艦 & 072⚫️出番はまだ
070⚫️巨竜ふたたび
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071⚫️発掘戦艦
ラグナの兵たちが、空を見上げて動きを止める。
なんだあ、あれは?!
聞いたこともない音を響かせながら、
かつて’サラとジム’がカンナ平原の地下から起動させた発掘宇宙戦艦。
パスワードの封印が解かれ、
衛星軌道にいた巨竜が電子音と共に、上空に飛来したのである。
072⚫️出番はまだ
「でもアリス様。マイロードがその気になれば、’ジュピター’とは言わないまでも、’アシュラ級’や通常宇宙戦艦ぐらい、いくらでも呼べるんじゃないですか?わざわざ古いタイプを使わなくてもいいんじゃ・・・。」
レオの疑問に、アリス・ファインは苦笑した。
「お前、ルールを忘れたのだな。」
「そうだぞ、レオ。エンジェルナイト失格だあ!」ガイが肩をすくめる。
「まあまあ、そう言ってやるなよガイ。ルール適用外は’賢者の剣’くらいだろ?俺たちが’世界線をこえる’時に持ち込める武装は、それだけだ。」マギが庇うように言う。
「あの’MK-COCOA-WAKA-4826’、通称ワカナ・ココアでさえ、当該世界線の物質だけで製造されたのだからな。マイロードはルールを遵守されている。」
「なるほど・・・’聖者の剣’と同じなんですね。」
「それもちがうぞ、レオ。ふ〜ん、お前、もう一度養成学校からやり直しだな。」
「アリス様、それだけは!王虎教官の熱血指導はもう十分です!」
「いいかレオ。’賢者の剣’は能力を増幅する媒体だ。だが、アークエンジェル級以上が持つ’聖者の剣’は、真の力を制限する安全装置だ。どの世界線でも、そこでお持ちになる物が、すなわち’聖者の剣’になる。」
「あっ、習いました!思い出しました!」
「だろう? あれがなければ、アークエンジェルの方々もマイロードも歯止めが効かん。自ら定めた’自己規制’の象徴だ。」
4人は公国からヴァルターの戦況をモニターしながら、静かに出番を待っていた。
だが、その時はまだ訪れない。
隕石群’赤い彗星シャー・サバイバル’の初弾が、ゼルド・ファルマ王国の沖合に落ちた。




