表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
56/78

064⚫️たのんだ!

「おう、ジンにカナタ! よく来たな! はっはあ、元気そうだな!」

ヴァルターは上機嫌にふたりを迎えた。

敵の包囲を突破してきたことに内心驚嘆しつつ、それを顔には出さない。

力強く彼らを抱きしめた。


「ヴァルおじさんこそ、お元気そうで何よりです。少しの間、お邪魔していいですか?」

ジンが明るく言う。

「もちろんだ! だが、ここでは碌なもてなしもできんぞ。包囲されてもう長い。兵糧も尽きかけておる。」

その言葉に偽りはなかった。

ここラベリアの要衝の城で敵の進軍を食い止めていたが、

いくら反撃しても敵の数は減らない。

公国のような’静雷’も’雷牙’も持たない部隊では、伝統的な戦いを続けるしかない。

味方の疲弊は深まるばかりだった。


「じゃあ、ヴァルおじさん。僕が兵糧を運び込みましょう。」

ヴァルターは目を細めた。

この子ならやるかもしれん。

いや、やるだろう。ロイに感じたものと同じ感覚が胸に灯る。


「すまんな、ジン。頼んだ!」


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ