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041●なぜ、だれが
「そう・・・ジョンは・・・。」
ジェーンは、頬を伝う涙をぬぐうこともできず、ただ肩を震わせた。
「ジェーン・・・。あなたが生み育てた、あの子たちも・・・。残念だけど。」
まだ一歳にも満たない子もいた。
彼女が代理母となり、自ら乳を与え、抱きしめ、
眠りにつくまで寄り添った子どもたち。
最年長でも、まだ五歳。
「いったい・・・なぜ。だれに・・・。」
「それが、よくわからないそうよ。ただ、直前にあの国の、セキュリティ・コアの職員がジョン・スミス現役代表に面会に来たらしいの。・・・そいつらかもしれない。」
その瞬間、ジェーンの胸の奥で、何かが弾けた。
「年端もいかぬ子どもまで手にかける連中に、正義なんてあるものか!わたしが、ジョン様方の遺志を継ぐ!この非道、決して許さない!!」
泣き叫ぶジェーン。
その瞳には、哀しみと憎悪が入り混じった、決意の黒い炎が宿っていた。
・・・犯行がブリッツの仕業だとは、彼女は知る由もなかった。




