034⚫️いっくぞう! & 035⚫️少年の心
034⚫️いっくぞう!
「よおし! 出撃じゃあ!」
五郎さん、張り切ってるなあ。
まあ、‘地上の恒星’で危機を知らせてくれた4人からの頼みだし、
追っている相手も相当ヤバいやつだ。
ここは我らの‘サブマリン808’が、超かっこよく活躍する名場面ってやつだ!
’サブマリン808’は、アキラたち四人を乗せると、
自前の出港マーチを鳴らしながら急発進した。
カモメが驚き、トビウオが跳ねた。
035⚫️少年の心
「艦長、潜航速度よろしいか?」
「もう30%あげよう! 頼んだぞ、ヤマチャン!」
「イエッサー!」
「ベント全開、出力120%!」
「波浪エンジン、回転数維持!」
「艦内圧力正常、生命維持システムよし!」
「深度2000突破! 外殻水圧、オールグリーン!」
「さらに加速します。ディレクション、OK!」
「なんか・・・すごい老人、いや、ご高齢者たちだよな。」
「そうねアキラ。本格的よね」
「いえ、エイミーさん。設計図を見ましたが、実はほとんど自動運転ですよ。」
「えっ? だって、ジン、みんな専門用語連発で操艦してるじゃないの?」
「エイミーさん、わたし同じマシンだからわかるんですけど・・・この潜水艦、搭載人工知能が、かなりのハイスペックなんです。」
「どういうことだ、ココア?」
「オオガミさん、最初に’だいたいこんな感じで’って音声入力すれば、あとは’808’が最適解を出して運用してくれるんです。」
「じゃあ、あの会話って・・・??」
「みなさん、それぞれ’つもり’になって、言ってるんです。」
「つまり・・・潜水艦ごっこで盛り上がってるってことか?」
「はい。雰囲気を楽しんでおられるんです」
「おい、それって・・・めちゃくちゃ少年の心を刺激するぞ!」
混ざろうとするアキラは、ココアに軽く肩を掴まれて止められ、しょんぼりした。
向かうは深度4000の海底。
’サード・アイ’の秘密基地に逃げ込んだ、ジェーン・スミスの隠れ家である!
くぅー、盛り上がろうぜ!




