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003⚫️解脱なのか、執着なのか コーヒーとバーボン
「オレは神も仏も追わん。それは、そうしたいヤツラがすればいいんだ。」
アキラはココアからコーヒーカップを受け取り、一口啜る。
「うまあい!ココア、やっぱりいいな!ありがとう!」
「ブルーマウンテンばかりじゃないの。たまには他のにしたら?」
エイミーの言葉に、アキラは胸を張る。
「いんや、これだあ!オレの心は動かん!この不動心は、あたかも解脱した’目覚めた人’のようなんだよな!」
ジンがすかさず混ぜっ返す。
「そうですね。アキラさんは、ブルーマウンテンとバーボンがお似合いですから。」
「あら、それって、そのふたつに執着してるってことじゃないの?」
「エイミーさん、いいんじゃないですか?わたしは味ってわからないですけど、それが心の安寧に繋がるなら。」
「おお、ココア、よく分かってくれてるじゃないか!」
「ねえ、安寧って・・・静かに横になること、でよかったかしら?」
「エイミーさん、それは安静です。えっと、うちのラボで開発したスマートコンタクトレンズ、使ってみます?同時翻訳もできますよ。」
「ジン、それは便利だけど、いらないわ。己こそ己の寄るべ、だもの。」
「エイミーさん・・・ボキャブラリーに偏りがありませんか?」
その時、指令が届いた。緊急出動だ。
4人が駆け出していく。




