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完結【 だんじょん いん・ざ JK 】 -好きな子がダンジョンにご執心なので私頑張ります-  作者: monaka
第一部:えくすぷろーらーずじぇいけー。

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見下されるJK。


「まぁこれは割といい物だったな」


 割とどころじゃないよとんでもなく素晴らしい装備品でしたよアーニャはもう少し自分とその装備の組み合わせの素晴らしさを理解してくれてもいいと思うんだけれども!


「可愛らしい服ですわね♪」


「あぁ、それが難点だな」


 難点っちゃあ難点でしょうね! 私が気になって気になってしょうがなくなっちゃうからね!


「まぁこれは後で試してみるとしてだ、次はお嬢だぞ。早くさっさとすぐに開けろ」


「な、なんでそんなに急かすの? 自分はちょっと考える時間とってたじゃん」


「残り一つで悩む意味ねぇだろさっさとしろ」


 あぁ私ないがしろにされてる……!


 って興奮してる場合じゃなかった。早くしないとアーニャがもっと怒っちゃう。

 それはそれでちょっといいけど私も宝は気になるしそろそろ開けよう。


「どないやーっ!」


 パカッと宝箱を開けると、相変わらずの光が視界を奪う。


『ぴろりろりーん♪ おめでとうございます! マジカル如意脚立を手に入れました☆』


「……きゃたつ……?」


 私は解説書で詳しく調べてみる事に。

 そしたら私の両脇をアーニャとキャロちゃんが固めてきてもう天にも昇る気持ちだった。


【マジカル如意脚立】

 レア度:☆

 攻撃力:‐

 属性:‐

 追加効果:‐

 耐性:‐


 ◆◆◆◆◆◆◆◆


 冒険者は困っていた。

 山越えをしようと山の中へ分け入って、遭難してしまった。

 そして気が付けば、目の前は崖。橋は見渡す範囲に存在せず、引き返そうにも既に退路は崖崩れで塞がり、向こう岸へなんとかして渡るか、崖下の川へ命がけのダイブをするかの選択を迫られた。

 しかし、どうする事も出来なかった彼はやむを得ず川へ飛び込み、運よく流れ着いた先で一命をとりとめた。

 そして彼はそんな危機的状況の教訓から、一つの便利アイテムを発案する。

 普段はポケットに入れられるくらい小さく、いざとなればいくらでも好きなサイズまで伸ばす事が出来るはしご。

 勿論ただの冒険者である彼にそんな物を作れるはずがなく、そのアイデアを形にしたのはシラガゲンナリである。


 ◆◆◆◆◆◆◆◆



 シラガゲンナリすげぇ。こんな所にも名前が……っていうか発明系アイテムはだいたいこいつなんじゃないの?


「で、はしごじゃなくて脚立って名前なのはどうして?」


『この道具はいくらでも伸びる梯子として作られましたが、そんなものを使うシチュエーションがあまりに限られていて普通に脚立として使われる事が多かったのでこういう名前に変更になりました☆』


「それってさ……ほとんど役に立たないアイテムって事?」


『そーともいいますねっ☆』


 私はナビ子に軽く殺意を抱いた。


「やっぱりお嬢は引きが弱いなぁ」


「いやいやアーニャさん。よく考えてくださいよ残り一つの時点で選ぶ余地ないんだから引きの強さ関係ないでしょう?」


「お前の持ってる運がこの結果を引き寄せたんだよ。つまり全部お嬢のせい。自業自得。諦めろ」


 自分だけいいアイテムゲットしたからってすっごく上から目線でニヤニヤしながら私の事を見下しやがって……。


 見下して……


 くれやがって!


 たまらんやないか!




再登場シラガゲンナリ。

とにかくすごい発明家なのです(笑)

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