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バナナを生み出す能力のお陰で私は毎日幸せです!  作者: フレア
冒険、始めました
10/90

危ないぞ!このダンジョン!?

フレアです!以上!

「ふわぁ…」


「あっ、お目覚めですか?ナナ」


「おはよう…っていうかこんばんわ?ナナ!昨日はごめんね!」


ここは…ダンジョンの入り口か…。そうだ確か私はダークウルフを倒し続けて…


「どのくらい寝てたんだ?」


「丸一日寝てたよ。昨日の昼から今日の朝まで」


「あ、あぁすまない…その合間二人で守っていてくれたのか?」


「あ、それはその…」


「?」


「実は、ダンジョンの入り口には魔物が来ないのを忘れてまして…」


「…」


「いやー、あはは」


「…」


―――――今なら、この燃え上がる怒りを形にできる気がする。


「…」


私の手に生み出されたのは真っ赤な赤いバナナ。


「あれ…ナナ…?」


「ちょっ、待って」


そして間髪いれずに二人の口に突っ込む!


「むっ!!辛!!!このバナナ辛!!!!でも美味しい!!!」


「むぅー!!むぅー!!」


バナナを食べながら大声で叫ぶリノアと口を閉じたまま悶絶するミリノ…マナーの差が浮き彫りなるな、おい。


しばらく悶絶する二人を見て満足した私は今回のことを帳消しにしてやることにした。


「次は冷凍バナナ投げるからな」


「は、はひ…」


「もぉ…」


ミリノは飲み込めないなら吐き出せよ…。





気を取り直して!やあ!私はナナ!!!前回このバカ二人のせいで酷い目に遭ったが今回はいよいよ初ダンジョン!正直不安が大きいが…まあなんとかなるだろう


「ううー舌がまだヒリヒリする…」


「うー」


「私はスッキリしたぞ」


岩で出来た道を三人で歩いていく。


「グr」


「死ねッ!!!」


「よ、容赦ない…」


道中、襲いかかってきたダークウルフを瞬殺しつつ、どんどん先に進んでいく。


っと


「ゴォ!!」


新しいモンスターか。


「あれは、ゴーレムですね。」


「固いから気を付けないと!」


「どうせ、これさえあれば瞬殺だろ」


「待って!ここは私に任せて!ここまでナナに任せっきりだったからさ!」


「そういうことなら言葉に甘えるが」


確かにコイツがまともに戦うところも見れてなかったからな


「よし、じゃあ…」


っといいながらリノアはゴーレムの足元まで走る。


「いや何で近づいちゃうんだよ!?魔法使いだろお前!!」


「えーいッ!!!」


ナナの叫びを無視して手にした杖でゴーレムの右足をぶん殴る


「ゴォ!?」


「!?」


心地の良い音が派手に鳴り響き、ゴーレムの足にヒビが入る。


痛覚が存在するのか、それとも単なる防衛機構か…ゴーレムはその岩の手でヒビの入った足を押さえる。


「そしたら、こう!」


そして、その大きな岩の手ごと杖を槍の様に扱い貫く。


元々ひびの入っていた足は崩れ散り、自身の体のバランスが保てなくなったゴーレムは派手にぶっ倒れ、その衝撃で砕け散ってしまう。


「どう!?私もナナのお陰で強くなったみたいだよ!!」


「お前、職業なんだっけ?」


「魔法使いだよ!」


「リノアさんは槍術が得意な魔法使いなん

です…。」


「いやそれ槍使いでいいだろ!!!」


「ま、まあ気を取り直してゴーレムはダンジョンを守護する魔物です。言い換えればここからが本番と言うこと…。罠なども設置されているでしょうから気を付けて…」


「あっ!なんか踏んじゃった!」


「おい、まさか…」


背後から岩が転がってくる。よくあるやつだな畜生!!


「逃げてください!!!」


「覚えてろよ!リノアァァァァァ!!!」


「ごめんなさぁぁぁぁぁい!!」


くっそ!あの岩早え!!どっか!どっか!窪みとか!


カチッ


カチッ?


「ごめんなさぁぁぁい!!!!!」


またお前かぁぁぁぁぁぁ!!!!!!


今度は壁が迫ってくる。このままじゃぺしゃんこだ!!


つって、急に止まった?


「あっ、あれ!」


「ん?」


あっ、岩挟まってる!岩挟まってる!!


「こっちに曲がり道あるよ!」


「飛び込めえ!!」


そうして飛び込んだ先で…


「水入ってきてますよ!?」


「ちょっ!入り口しまっちゃった!」


またトラップかぁぁぁぁぁぁ!!!!!!


「この!!」


「よ、よし!あきました!」


だがリノアがドアを壊したことで何とか脱出する!が


ダンジョンを破壊したからか大量のゴーレムが襲いかかってくる。


「ゴーレムゥゥゥ!!」


「あんなに!?」


一難去ってまた一難所の騒ぎじゃないぞくそ!!一難去って十難くらい来てるぞ!!!


「戦闘準備してくださぁい!!!」


くそ!!やっぱり冒険なんてくるんじゃなかったぁ!!!!!!


「くそっ!」


「ちょちょ、ちょっと待ってください、ナナ!!」


「どうした!?」


「ここでそのバナナ投げちゃったらゴーレムが凍って壁になっちゃう!!」


「ここは私とリノアさんに任せてください!!」


「わかった!」


仕方がない、私は休憩させて貰おう。


「はぁ!!!」


リノアは先程のように杖でゴーレムを粉砕していく。


もう魔法いらねえだろアイツ


だが、一方のミリノは剣をもってゴーレムに挑むが


「くっ!!」


「ゴォォォ!!!」


ゴーレムが固すぎて刃が通らないらしい


「あっ!」


そして、ミリノはゴーレムにはね飛ばされてしまう。


「ミリノちゃん!?」


「ミリノ!?」


随分激しく吹っ飛んだが大丈夫か!?


「むぅ!はぁ!」


更にリノアも不味い…ゴーレムの数が多すぎて捌ききれていない。


「こっ…!のっ!!」


って!不味い!!!


「リノア!後ろだ!!」


「!?あっ」


リノアは背後から現れたゴーレムに殴り飛ばされる。


そのまま凄いスピードで私の後ろの壁に激突してしまう。


「うぅ…」


「リノア!!」


不味いな、戦闘不能だ。耐久は普通に魔法使い並みってことか…!!


「ゴォォォ!!!」


っと、最後は私か!不味いぞ、唯一の武器が使えない今、コイツらの相手をするのは…いや、待てよ。


「…」


私は普通のバナナを作り出し、食べる。うん、うまい。


勿論ただ腹を満たしたかった訳ではない!!


その皮を一番前のゴーレム目掛けて投げつける!!


するとゴーレムはその場でひっくり返り、その巨体を勢いよく倒した衝撃で周囲の仲間を巻き込み自壊してしまう。


「私にはこれがあったな!」


冷凍バナナが協力すぎて忘れていたが、今の状況ならばこれも十分武器になりえる。


「さあ!行くぞ?デカブツ共!」


私は走ってゴーレムの大群の中に入り込む。


そして両手にバナナを作り出し、勿体ないがそのまま周囲のゴーレムに投げまくる!


「ゴォォ!?」


「ゴッ!?」


ハハハ!!間抜け共め!どんどん転けるがいい!!


「にしても本当に数が多いな…!!」


前のダークウルフと同じくかなりの長期戦になりそうだ…。


だが、負ける心配は…!?

デザートコーナー!


「バナナ魔法の認識」


これはダンジョンへ歩いている合間の出来事だ。


「そういえば、私の魔法を見てなんか思わないのか?」


「?凄いなぁ…とは思いますけど」


「私も」


「いや、バナナ生み出すってなんか変な魔法だな!とか思わないのか?」


「!?自覚あったんですか…!?」


「自分でも変だと思ってたんですか!?」


「お前らは私のことどう思ってたんだ?」


「正直あの人バナナで戦うとか頭おかしいのかな?戦い舐めてるのかな?と…」


「私はよほどバナナ好きでバナナ魔法を生み出したヤバイ人だったのかなぁ?って…」


「よーし!お前らも食らうか!!」

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